2015/10/10 のログ
■クラリーチェ > 男の後についていく少女の足取りは目に見えて軽やかにステップを踏んでいる。
目元を緩ませてウキウキと笑いながら頷いた瞬間、少女の手持ちが一瞬で溶けていきそうな高倍率のゲームに承諾したとも知らず……。
椅子に腰掛けると周囲から見て不揃いの高さに有る頭が興味深げにルーレットを覗き込み、ただ転がされているだけの球を拾ってしげしげと眺める。
「あちらのルーレットよりも小さいけれど、球は同じなのですね。
なんだかコチラの方が沢山当たりそう♪」
その球を特定の人間が投げるという事の危険性にも気付かない気楽な発言。
しっかりと結果を見据えようと栗色の髪を掻き上げれば、空気に触れた頬はカジノに入ってきた時よりも微かに色づき、ゲームに対する高揚感は少女の中ですでに始まっていた。
一際大きく頷いてから手元にあった球をルーレット上に戻し、手の平を差し出す仕草でGoサインを伝える。
他の男達にも座ったまま軽い会釈をすれば、柔らかい頬を少しだけ膨らませて細く息を吐き出してチップの半分をテーブルに置き……興奮のうちに地獄への階段を降り始める。
■アダン・フェリサ > 少女の頷きを見て、頷く。
「では準備はよろしいですね……それでは、始めましょう」
恭しく礼などして見せる。
既に卓にはクラリーチェを含む数人の客が座っていた。
バカな娘だ、とアダンは心中でほくそ笑む。
この不安定な政情の中、身を守る術を身に着けていないのだから。
そんな貴族の娘がどうなるか、今から身を以て教えてやろうと、ルーレットを回す。
球が転がり始めた。
……
………
「……クラリーチェ様? もしかすると、もうチップが?」
球はことごとく少女の指定した番号の場所から外れて行った。
当然、仕掛けがあるのだ。
そして、男が告げた額は、少女の手持ちのチップが一瞬で溶ける額。
さらに言えば、それよりも上の額であった。即ち、借金だ。
■クラリーチェ > 先程の楽しそうな笑顔とは打って変わって、眉を寄せた渋い表情が少女の顔に貼り付いていた。
外す度に掛け金よりも多く取られていくので置くチップを徐々に減らしていたにもかかわらず、今まさに少女の指先に摘まれた1枚のチップが取られた。
当然、目の前に積まれた数十枚のチップに相当する負け分は支払えていない。
「え、えぇ……こんなにすぐ終わってしまうものなのですね。」
完全にマイナスを考えていない、1ゲーム負けたという様子で溜息を一つ漏らす。
取られた最後のチップを指で弾いて大きなチップの山に飛ばせば、お尻を滑らすように椅子から降りて相手のそばに駆け寄る。
そこにある別のチップの山を見ながら、まるで別の楽しい話題を探すように相手の顔を覗き込んで言う。
「私はもう参加できなくなったようです。
エドワズ様は弱いと仰られるわりにまだ沢山チップをお持ちですから、どうやって勝たれるのか眺めてますわ」
人を見ている場合ではないとは、一向に気がついていない。
■アダン・フェリサ > 「……これだから良い所のお嬢さんは困りますね」
ため息をついて首を横に振る。
少女はきちんと状況を認識していない。男が詳しく説明していなかったのもあるだろうが。
少女は負けが込んだ。負けた分のチップを払えていない。
「説明しましょう。クラリーチェ様。貴女は今、そんなことを言っている場合ではないのですよ。
貴女の負けはゴルドに換算すれば……貴方がチップを買う時に払った5倍にはなりますね。
ここのカジノは高レート……まさか知らなかった、とでも?」
指で自分の近くにあったチップの山を倒す。
バラバラとそれは崩れ去っていく。まるで少女の未来を暗示するかのようだ。
次々と、少女の絶望的な状況を説明していく。
「……お支払いになられますか? ちなみにここのルールは即金払い。後払いなど認めれば、いくらでも逃げられますからね。
それが出来なければ……体で支払うのがここのルールです。
それとも、お父上のブロンディ様に連絡したほうがよろしいですかな?
ああ、いい忘れておりましたが、私はここの支配人の代理でもありましてね」
父親の名前を出す。実際のところは知己でもないのだが。
支配人の代理でもない。一部のカジノに金を回して好きにしているだけである。
それと同時に、少女の体に手を伸ばし、エプロンドレスの上から尻を掴もうとする。
出入り口は店員たちでふさがれ始める。
男はカジノの奥にある舞台に目をやる。既に、そこでは準備が始められていた。
■クラリーチェ > 説明を受けながら小首を傾げて数瞬後、ゲームが終わって敗者退場…では終わらないことに気付いて目を素早く瞬かせた。
山が崩れ去った音にビクッと首をすくめ、慌ててポケットを探るも全て空っぽ。
ちょっと遊ぶつもりで来た少女がまとまったお金など持っている筈はなく、スカートを握りしめたまま黙り込んでしまう。
支払うかと問われて必死に首を縦に振り、一瞬身体で支払う意味が分からずに呆けてしまうが、すぐに顔色が青白くなっていく。
「そんなっ、支配人様でしたらお話を通して頂ければ……ちゃんとお支払いするとお約束できます!
ミラ、証明書を書い……ミラ?」
振り返ったそこに見知ったメイドの姿はなく、ゲームをしている間に控室へ案内された当のメイドには声も届かない。
少女の喉が飲み込んだ唾で音を鳴らす。
フリルのボリュームを通してもはっきり感じ取れるお尻の感触に身体を固くし、咄嗟に払いのけようと後ろに手を回す。
しかし、店が封鎖されていく様子を見て手が触れ合う前に止まり、力なく下ろされる。
瞳孔の小さく萎んだ丸い目で振り返る。
その顔には言葉にならない理解と絶望の色が浮かんでいた。
■アダン・フェリサ > 証明書を書く、などという言葉に首を横に振る。
既にここは治外法権のようなものだ。
「そんなものは信用できませんよ。明日、貴女の家が没落せんとも限らんのですからね。
メイドなら別の部屋で休まれておりますよ。まあ、お呼びしても構いませんよ。そのメイドも貴女と同じく見世物になってもらうだけですがね。
それとも、貴族の娘がカジノなどに来て大敗した……などという話をお父上にお伝えしたいので?」
本性を現したかのように、隠すことなく下卑た笑いをクラリーチェに向ける。
尻をそのまま揉み続け、言葉をかけていく。時折軽く尻を叩いて見せる。
「……ご理解いただけましたかな。普通ならば金も持たずにカジノなど、すぐに衛兵に突き出すところ。
もしくは地下の調教施設で躾けてあげてもよいのですよ。奴隷に落ちても仕方ないですな。
それをしないで、ただ体で払えと言っているだけなのですから、むしろ良心的ですな」
ハハハ、と笑う。もう少女は逃げられないのだ。
「それでは参りましょうか……来い」
口調が変わる。既にそれは獲物に対する口調だった。
少女の手を掴むと、カジノ奥の舞台へと歩きはじめる。観客などもわらわらとその後に続く。
「さて、ではここで服を脱いでもらおうか。
もちろん、隠すことなどしてはならぬことは、わかるな?」
少女に言う。要はこの舞台の上でストリップをしろというのだ。
男は少女のスカートを掴んで捲りあげようとしながら、観客に言う。
「それでは皆様、このクラリーチェ嬢への仕置きにどうかお付き合いください」
■クラリーチェ > 腕が震えて握りこぶしに入る力が増していく。
大事なドレスには意図しない折れ目が少女の手によって刻まれるが、今は肩の力を抜いて居住まいを正す余裕すらない。
名誉とか義務とか幼い頃より植え付けられた精神が本能的に漏洩を拒絶し、ゆるゆると首を振ってなんとか意思表明をするも、それが正しいのかパニック寸前の頭ではよく分からなかった。
「ひっ!?します、言うとおりにしますから!!」
叩かれた事よりも精神的な衝撃が強くて思わず悲鳴が漏れ、肩をいからせて完全に強張った身体を振り向かせて従うことを明白に口にする。
奴隷などと言われても少女に想像出来るものではなかったが、想像を絶する事であるという理解だけで新たな恐怖が心に刻まれるには十分すぎた。
キツイ命令口調に講義する言葉など一言も出てこない。
怯えた様子で観客の視線を避けるように、ただでさえ小柄な身体を一層小さく縮こまらせて付き従うのみだ。
舞台の上で二度素早く頷いて、スカートを押さえようと出しかけた手を慌てて引っ込める。
「はっはいっ、わかります!」
スカートが捲りあげられて顕になる太腿は目に見えて震えていた。
後ろ手に強く両手を組んで耐え忍び、それでもパンストに透けた可愛らしい縁取りのレースショーツに向けた観客の視線が目に入ると、途端に顔を伏せてしまう。
押し黙ったまま泣き出しそうなのを堪え、腰元や肩に結ばれた紐を震える指で解いていく…。
■アダン・フェリサ > 「そうだ、言うとおりにしていればいい。そうしていれば悪いようにはせん」
悪いようにはしない、というものの、そんなものは方便であるのは明らかであろう。
観客たち、主に男が舞台の下に集まり、その様子を下卑た顔で眺めている。
中には、「クラリーチェ? ブロンディ家の娘か?」などと口走っている男もいた。
まさか本当に貴族の娘がこのような状況になっているとは、まだ信じていないだろうが。
「ほう、なかなか可愛らしい下着をしているんだな。
まあ、それも全て脱いでもらうがね」
わざわざ覗き込むようにして言いながら、彼女のストリップを眺めていく。
パンスト越しに、秘所の部分を指で何度か擦る。
「いいか、しっかり見せていくんだぞ、その尻も何もかもな。
足も開けよ。さて……」
そんなことを言いながら、スパンスパンと尻を何度か叩いていく。
力はほとんど入っていない。屈辱やゆさぶりをかけるための行いだ。
男はクラリーチェから離れると、舞台袖の箱から何かを探し始めた。
それは踊り子のような衣装だ。とはいえ、布面積は少なく、僅かにある部分さえその布は透けてしまうようなものだ。
秘所の部分は、さらに生地が薄いものだった。
「これを着て、自慰をしてもらおうか……意味はわかるだろう?」
■クラリーチェ > 「きゃあっ!?ちゃ、ちゃんとしますからぁ」
もはや涙声になって悲鳴と変わらない上ずり具合で告げる。
息遣いが激しくてそんな声を上手く戻すことも出来ない様子である。
観客にもバレているように、大した地位でなくとも貴族は貴族、少女とて安物の衣服を身にまとう身分とは一線を画している。
柔らかな素材で出来たパンストとショーツは男の指に追従するように伸び縮みし、秘所の膨らんだ恥丘の丸みを微かに指の形にくぼませる。
エプロンの一本一本の紐も単に結われた細い紐ではなく綺麗に織り込まれたリボンからなり、指を通して解く度に布ズレの音が響き渡る。
少女が白い肌を全てむき出しにするまで、まるで無防備になっていく事をいちいち強調しているかのように音は続く。
「も、もう、これで………っ!?」
さり気なく手を当てていた細やかな胸の膨らみは、手のひら大のつきたての餅を潰したらそうなるだろうと言うような柔らかさをもって緊張と羞恥からくる震えにしたがって波打つ。
無毛の割れ目もまた、足を開く時に歪む様子でその弾力を想像できるかも知れない。
過剰な飾りと酷く頼りない布が一緒くたになった衣装を手に取ると、硬い表情を一層固くして手足を通し…それでおしまい。
涙目になって男を振り返り、持ち上げかけた手をわなわなと震わせて視線で許しを請い願う。
■アダン・フェリサ > 普通の身分では買えないような値段の服が、このような場所で脱がされていく。
脱がれた下着やパンストなどは舞台のどこかに投げ捨てておく。
その装飾からして、高価なものであるのはだれの目にも明らかだったが、放りだされた衣服に興味を示す者はいない。
ただ、明らかに高貴な身分であるということだけは、観客にも伝わっていく。
観客の熱気や興奮がカジノを包んでいく。
「ほう、毛も生えていないのか。
……それに、言うことを聞かないか。まあ、わかっていたことだ。
たっぷり仕置きをしてほしいということだな、雌ガキめ」」
観客も同じようなことを、アダンと共に指摘する。
無毛の割れ目のようすは、皆にしっかりと見られていた。
卑猥な衣装に手足を通せば、全裸よりも羞恥心を煽るようなものであることが実感できるだろう。
男は前に回り、その秘所に手を触れ、指で開いていく。そしてこねまわすように、その恥丘を弄ぶ。
「許すと思うかね? お嬢さん、今のこの国はそんなに甘くはない。
それで許されるなら、この国もここまで荒れてはいなかっただろうがね。
……いいだろう、徹底的に教え込んでやろう」
そう笑うと、少女の後ろに再び回る。
手のひら大の柔らかい胸を激しく揉みはじめ、その先端の乳首をも指で弄ぶ。
さらに片方の手で足をしっかりと開かせ、股を覆う布を弄れば、それが外れて秘所が観客の眼前に露わになる。
秘所の弾力を味わうようにしながら、秘所をこねまわし、時折指で大きく開いて観客へとサービスする。
男は少女の尻に背後から体を押し付ける。ズボン越しに、隆起した肉棒を少女に押し付けて。
観客たちは口々に卑猥な言葉を投げかけていく。
■クラリーチェ > 少女はあられもない姿で弱々しく首を振って後ずさる。
男の腕を握ってみるも、無理に引き剥がそうとすればどうなるのかが怖くて縋りつくに留まる。
割り開かれた秘所に薄い布地が食い込んでくる。
思わず腰を退いて逃げようとするが、もとより駆け出す勇気もないのだから一時凌ぎはすぐに終わりを告げ、乳首が弄ばれて徐々に固くなっていくことに下唇を噛みしめて耐える。
自衛本能でおヘソの下辺りが熱くなり、弄られて繰り返し開かれて覗くピンク色の粘膜は数回目で潤いを見せ始めた。
男の指にべたつくものが垂れてしまうのも時間の問題と分かっていながら黙って腰を逃がすくらいしか少女に残された抵抗はなくなっていた。
後ろから小ぶりなお尻を凹ませる硬いものがぶつかると、思わずアピールするかのように腰を突き出して、浴びせかけられる卑猥な言葉にうめき声が漏れる。
「う…うぅ、ごめんなさい、許してください、私が悪い子だったから……」
涙ぐんだ目を何度も瞬かせ、辛うじて涙を流すこと無く恐る恐る下を見る。
いやらしい視線を向けてくる観客、自分の破廉恥な姿、そしてもう少し下げて後ろを見れば自分の倍ありそうな腰がぶつかってくる現実に直面してお尻が固く引き締まった。
■アダン・フェリサ > 「他にも色々恥ずかしいことをさせてもいいんだぞ。
股で綱渡りさせたり、客に尻を叩かせたり、躍らせたり。
……外に連れ出すのもいいな。肉便器にさせるのもいい」
空恐ろしいことを次々と述べていく。
実際に外に連れ出したりを今行うつもりはないが、要は少女を恐れさせ、恥辱を与えるような想像をさせればいいというだけだ。
「乳首が立ってきたな。貴族のお嬢様が淫乱なことだ。
……クク、見てみろ。自分のこれを。
それに、もっと見られたいらしいな? 自分から腰を突きだすとはな」
乳首が徐々に固くなってきていることを、わざわざ指摘し、その先端をこりこりと意地悪く摘まみ、弄ぶ。
秘所から熱い何かが垂れてくると、それを指で絡め取り、逃げようとする秘所に向かってぐちゅ、と音を立てながら再び手で覆う。
そして、敢えて音を立てるようにいやらしく指を動かし、膣穴にまで指を出し入れし、クリトリスも親指で弾いていく。
愛液の絡んだ指をクラリーチェに見せつけつつ、腰をさらに動かして、腰を突きださせる。
その様子を見た観客はさらに興奮し、メスだの淫乱だのと口々に好き放題言葉を投げかける。
「ああ、許してやろう。このショーをきちんと終えられたらな」
慈悲の無い言葉をかけて、いよいよ男は自分のズボンを降し、肉棒を露出する。
それは巨大な肉棒だった。少女には大きすぎるかもしれないほどに。
準備とばかりに、秘所への指の責めを激しくし、胸から手を離して軽く尻を何度か叩いた後、少女の片足を脚を持ち上げる。
そうすれば、濡れた秘所が観客席に晒されることとなる。
「貴族の娘のセックスショーだ。今日の事をしっかり覚えておけよ」
そういうと、その巨大な肉棒を秘所に当てがい、一気に押し込んでいく。
■クラリーチェ > 青ざめた顔色が唇まで侵食して色を失わせ、言葉を紡ぐのも難しいほどに震わせる。
「あっ……や………」
裏返った声が激しい息遣いに混じって漏れ聞こえ、より激しく首を振る。
ボリュームのある波打つ髪が舞い上がって肌を打てば、それは乱された少女を表すように滅多矢鱈に肌に貼り付いた。
もはや自分ではどうしようもない身体の反応が愛液だけではなく火照り始めた全身から汗を噴出させ、少女の身体が奏でる嫌らしい音を補完するかのように視覚的にも水気を感じさせる。
首を竦めて濡れた男の指から目を逸らすが、それでなくなる訳ではなく強い刺激に見舞われる度に腰が独りでに痙攣して内太腿を濡らし、卑猥な言葉の数々に真実味を与えていた。
股を弄られ続けて力の入らない足は大した抵抗もなく高々と持ち上げられ、あられもなく緩んだ割れ目の奥が観客に披露される。
歯を食いしばっても隙間からは悲痛な息が漏れる。
まともな声にもならず、喉の奥から抜けるように絞り出された高い笛の音のような呼吸音が響き………同時に、ぐじゅっと果実が潰れたような音を立てて、肉棒を突き立てられた割れ目から愛液が迸る。
少し遅れて、呆けたような少女の目が焦点を結び始めた頃、真っ赤な鮮血が肉棒に沿って滴り落ちていく。
■アダン・フェリサ > 肉棒を押し進め、一気に少女の秘所を貫いていく。
男の肉棒は、女を犯すためにあると言わんばかりに凶悪なものだった。
それを以て、容赦なく処女の純潔を奪っていく。
そして、ワッと観客たちから歓声が起こる。
「処女だ」という叫びが。
「ほう、やはり処女だったか。
みなさん、よくご覧ください。今、このクラリーチェ・ブロンディ嬢の純潔は、たった今奪われました。
次は種付けをお見せしましょう。
……このような場所で処女を奪われ、さらにそれを人に見られるとは。
ハハ、全くいい時代になったものだ。
入れられて愛液を噴きだすような女だ。これからもしっかり躾けてやろう。
魔術映像記録にでも残してやろうか?」
太ももに垂れる赤い破瓜の血を見て、酷薄に笑う。肉棒はますます大きくなり、奥を突く。
処女を奪われたばかりの少女にはあまりに非道な仕打ちであった。
呆けた様子のクラリーチェに囁き、気つけとばかりに尻を何度か叩き、胸を弄る。処女を奪ったばかりにも関わらず腰を動かし始める。
足をさらに高く上げさせ、結合の様子が見えるようにしていく。
ぐちゅ、ぐちゅと卑猥な音が高く高く響き、それに合わせて男は手を秘所に伸ばし、クリトリスを強く摘まむ。
観客たちは舞台に乗り上げながら、その様子を眺める。
■クラリーチェ > 「いっ…!!かはぁ、やめっ……えぁ、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
助けを乞う無駄に気付いたのか、或いは後悔の念が膨らみすぎたのか、謝罪の繰り返しとなって小声で口から溢れ出す。
そう囁く合間にも突き立てられた肉棒が奥へ奥へと埋没していくにつれて、一層血を滴らせて太腿に二つの血の筋が作られる。
そこで、肉体的な痛みと交互につきつけられる耳からの痛々しい喜びの声に純然たる疑問が湧いた。
辛い記憶を断片化して発狂を避ける自己防衛だったのかも知れないが、時折冷静になると少女だけがお腹の奥から引き裂かれる音を聞くハメになる。
人々に処女喪失の瞬間を晒し者にされ、目元に溜まった涙がポロポロと溢れ始めてからは、もう止めることも出来なくなって頬を流れ続けた。
「くひゃっ、あっ、ひぅあっ………痛ゥ!あっ、あうぁ……」
お尻を打たれて勝手に締め付けてしまった膣も痛かったが、無理矢理に刺激を与えられて継続的にリズミカルに締め付けると、下腹部に鈍痛が溜まったように重く伸し掛かる。
やがてそれは麻痺しかかって鋭い痛みを弱めてくれたが、少女の意志に反して痛みの和らいだ秘所が快楽を上乗せしようと痙攣して愛液の分泌量を増やす。
ピンク色の襞がめくれ、その穴の小ささも手伝って隙間なく吸い付いた媚肉は小刻みな痙攣を止めず、観客の目の前でいやらしくも勝手に肉棒をきつく締め付けている。
■アダン・フェリサ > ぐちゅん、ぐちゅんと高い音を立てて、犯し続ける。
どうやら今犯している少女は、後悔に苛まれすぎたのか、延々と謝り続けていた。
見るだけでは抑えきれなくなったのか、幾人の観客が舞台上に登り、少女を囲んで自らの肉棒を扱き始めた。
「よく覚えておけよ、クラリーチェ。
貴族だろうがなんだろうが、もうこの国に生きる限り、いつこうなってもおかしくないってことをな」
涙にぬれる姿を嗤い、破瓜の血が流れるのを見ながら、角度を変えて膣内を突きあげ続ける。
狭い膣故に、押し上げる音はさらに激しくなり、分泌されていく愛液をさらに強くかき混ぜていく。
膣肉の痙攣や、その肉棒を締め付ける動きにより、いよいよその時が訪れる。
「……ッ、いい具合だ。よし、そろそろ出すぞ……しっかり覚えておけよ。
この時のことを、なッ!」
そういうと、肉棒が一気に膨らみ、そのまま大量の白濁液を少女の膣へと流し込んでいく。
それと同時に、舞台上の男たちも一気に少女に向けて射精し、その体を白く染め上げていく。
破瓜の血や愛液、精液で濡れた秘所から、ずるりと肉棒が引き抜かれた。
「今日の事を言いたければ言っておくがいい。
俺の真の名はアダン・フェリサ……父親にでも聞けばわかるかもな」
射精の後、そう少女に囁いたのだっつあ。
■クラリーチェ > 涙に濡れそぼっているのに光を失って反射の鈍い少女の双眸が、周囲で弾けた欲望を素通りしてどこか遠くを見つめている。
ジェル状の液体が飛び散る嫌な音と共に生暖かく身体が濡らされる不快な感触は、言われなくても一生少女の心に付き纏うだろう。
麻痺しかかった膣内は濃厚な精液を受け止めた感触こそ薄かったものの、生暖かいそれがドロドロと垂れていく感触は強引な愛撫で鋭敏化していた太腿に残存する。
肉棒が引き抜かれた後のしばらく開きっぱなしになった穴から外気が入ると、お尻を引き締めて痙攣し、充分に力を込められなかった両足の方が耐え切れずにペチャリと水音を立てて座り込む。
『………おじょうさまぁ!!』
この世の終わりを感じさせる悲鳴が観客の後ろから轟き、引き倒す勢いで観客を掻き分けようとする細腕が舞台の下でちらほらと目に留まる。
そろそろカジノに飽きてきたんじゃないかと予想して控室から様子を見に来たメイドだ。
駆けつけたメイドは地獄絵図の中心で泣きじゃくる少女を胸に抱き、その少女が名前を聞いてもまだ思い至らなかった相手を顔を上げて視界に入れた一瞬で認識し、怒声を舌に乗せて開きかけた口を急いで閉じた。
数時間後、少女からの懇願で隠蔽のために湯浴みの準備を進めるメイドは、当然雇い主の大事な一人娘に首を縦にふるしかなかったわけだ。
■アダン・フェリサ > 「……後の事は頼みますよ、メイドさん。
かなりお嬢様はお疲れのようですのでね」
精液まみれになった少女を手放し、座り込む様子を眺める。
そして、すぐに彼女のメイドが駆け寄ってきた。そのメイドに、わざわざ男は声をかけた。
「それではまた王都で会うこともあるでしょうな。
それまで、お大事に」
下卑た笑い、嘲笑うような笑みを浮かべた後に、男は二人を見下ろした。
そしてそのまま、まだ会おうと手を振り、カジノを去って行った。
今日もまた、この男の餌食に、一人の少女がなってしまったのだった。
ご案内:「カジノ施設内」からクラリーチェさんが去りました。
ご案内:「カジノ施設内」からアダン・フェリサさんが去りました。