2023/01/29 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にエレン・ローズマリーさんが現れました。
■エレン・ローズマリー > アケローン闘技場
逃げられない仕様の武舞台と観覧席
金網での舞台や八百長無しの殺し合いとは違い、舞台は随分と品があるように感じる。
その席の一角で、エレンは頬杖を付いて冬用に誂えた白いケープコートを纏うまま場を眺めている。
中央を覗けるようにされた段々の席の一角
一般席とは違い貴族らが観る為の場は区分けされなければ、諍いも絶えない。
エレンは其処で、幼げな中で鬼葉を覗かせる笑みで眺め、時折通りかかる席を探す御人と挨拶を。
又は隣り合う者らとは、一介のショーを開いてもこれでは集まらないと困り笑みを浮かべる中年。
同意をするエレンは、先に遊んできた後なのか 剣が傍に立てかけられている。
足を組む姿勢で寛ぐエレンの背中 其処には囚われの雌エルフが一匹。
気温差か多少震えながらも膝を曲げて腰を下ろしており、チンピラ座りにも似た姿勢は周囲の眼を惹いた。
エレンの両側に伸ばされた露わな太ももは肘掛に使われ、時折エレンがグローブをはめたまま撫でている。
背中には二つのクッション 頭部は頬が自然と寄り添い合ってしまうようになる
エルフの両腕は、自らを支え温めるように腹部に手を回して交差して抱きしめる。
言わば“上品な人間椅子”がそこにはあった。
負けた相手を犯す時間に使うよりも、暖かい椅子に使うという結末
それは、つまらないと言われる一方で、やってみたいという者もいる。
再び鑑賞するそこで見世物にされつづけながら、エルフは赤くも青くもならない
感謝か 耐えか 黙って椅子にされなければいけない。
「ああ、暖かい。 エルフは肉も食べるというけれど獣臭もないし。」
そんな人間貴族椅子で腰を下ろしながら、小柄ではない
体格のいいゴブリン共に口と両孔を使われている女戦士を見つめている。
カードが違えば椅子になっていたエルフがあそこにいたかもしれないと思うと
それはそれで、素敵だろうとエレンは笑みを浮かべている。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からエレン・ローズマリーさんが去りました。