2021/10/10 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にタマモさんが現れました。
タマモ > 港湾都市ダイラス、その都市に存在するアケローン闘技場。
良し悪し問わぬ、様々な試合が行われ。
ある者は名誉、ある者は賞金や賞品、ある者は自由を得て。
その逆に、すべてを失う者も現れる場所だ。

そんな場所で、本日行われている試合。
それは、ある一定の連勝数に達すれば、それに見合う、高額の賞金を手に出来る試合だった。
ただし、敗れればそれまで、積み上げた賞金を失う、らしい。
金額を聞けば、なかなかのものだ…とも思うのだが、己には別段、そこまで興味は無い。
普段ならば、そんな試合には、気紛れにしか現れない少女。
…が、今回は、開催側の依頼で居た。
それなりの連勝をし、かなりの高額報酬の約束された相手。
そんな相手の、最後の相手として、出て欲しいと言うものだった。
本来は、相手は参加者から、適当に選別される。
だが、この最後の一戦だけは、相手が確定されている…と知るのは、開催者のみで。

「まぁ、敗北宣言か、場外か、それで終わり。
逆に、それがなければ、何をしても良いか。
最後に最後に妾とは…まったく、酷い主催者ってのも、居るものじゃのぅ」

等と言いながらも、それを受けているのだから、お互いさま、とも言えるのだが。
少女からすれば、楽しめれば良い、と言うものだ。
偶然勝てたにせよ、それなりの実力者であったにせよ。
己を前にすれば、その結果は…それは、この闘技場の常連ならば、良く知る事だろう。

そんな事を呟き、考えながら、のんびりと寛ぐ。
そんな少女の元に、関係者からの声が掛かる。
どうやら、なかなかの結果を出した者が、現れたらしい。
ひらり、応えるように手を振れば、よいせ、と立ち上がり。
少女は、案内を受け、戦いの場へと赴くのだ。

タマモ > 向かう先の舞台、その相手が誰なのか。
そして、その結果がどうなったのか。
それは、その場に居た者達にしか分からない。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からタマモさんが去りました。