2021/07/07 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にタマモさんが現れました。
タマモ > 港湾都市ダイラス、そこに存在するアケローン闘技場。
色んな試合形式で行われ、色んな目的を持った者達が闘い合う。
真っ当なものから、そうでないものまで、幅広くだ。

そんな闘技場、今回の試合は、後者。
そして、主催者の招待で、少女はこの舞台に立っていた。
本日、最後を飾る試合。
その対戦相手を、まともに闘うのではなく、嬲る事を条件で、多額の報酬を受け取る手筈になっているのだ。
時間は無制限、場外に落ちるか、降参を口にした時点で試合終了。
と、あるものの、それもまた、飾りのようなもの。
この少女に掛かれば、どちらも封じられると、それを主催者は分かっている。
その上での、今回の招待となっているのだから。

賑わう観客席を横目に、ぐっ、と軽く伸びをしたりと、体を解す少女。
相手側からの、対戦相手の登場を待つ。
こんな試合だ、相手は、それに見合う相手が選ばれる事だろう。
強さに関しては、どんな相手だろうと、問題はない。
こうした試合ならば、この少女が負ける事は、ほぼないと言えるのだ。

タマモ > さて、それから、もう少し立った頃か。
ぴくん、と少女の耳が揺れる。
この闘技場へ、近付く足音が聞こえたからだ。
まぁ、相手をする以外、こちらへとやって来る理由も無い。
音の主は、間違いなく対戦相手だろう。

「いやはや、さすがに、誰も来ずに終わり…なんて事には、ならなかったな?
良かった良かった、ならば…遊ぶとするかのぅ」

軽く、視線を相手が出て来るだろう、方へと向ける。
これから、どうなるかは…

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からタマモさんが去りました。