2020/12/14 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にエレン・ローズマリーさんが現れました。
エレン・ローズマリー > 港湾都市ダイラスの中でも最大の見世物の一つ
海原が様々な船を魅せるのなら、陸地はこのアケローンこそが代名詞だろう
立場は搾取される弱者ではなく、受ける立場の強者ながら
その小柄な体と幾つかの店を担う貴族の妾腹では最初は戸惑われた

しかし、されるもするも自由と権力だけが左右する
こうして武舞台の上まで、ブーツの音色を固く響かせながら進んでいく
周囲は満員御礼
小柄な少女体躯が支える剣はグレートソードのような感覚で背中に下げられている。

『今夜は意外な人物の登場です!
 観客にいたほうがいいのではないしょうか!?
 ハイブラゼール内で数店のオーナーを務めるエレン・ローズマリーが参加しました!
 挑戦する者にもチャンスが与えられそうです!
 さぁベッドベッド! オッズはいまだ変動していますよ!』

紹介され、観客に向かってゴシックドレスのスカートを両手の端でつまむ
清く貴族の一礼をしながら、爪先を交差させ、片方の先端を舞台の上に。
普段の猛者や、見世物にされる奴隷や食い物とは違う相手に鮮度があるのだろうか

廻りは小柄な少女という逞しい翼をもった剣使いに金を積んでいく
そして挑戦者はエレンにも知らされていない
果たしてエレンというやや異質な相手に対し、ここの主はどんな相手を見繕うのだろうか

エレン・ローズマリー > そうして向かい合う相手にすらも一例するのなら始まるだろう見世物試合
別に周囲に対し、行為も見られてもかまわない
故に背中の剣がその手の中で握られる

剣身に雷を纏い、夜という武舞台で赤い瞳が相手にはどう見えるだろうか
濡れるように光ったそれと挑戦者が見つめ合い
翼の枠が広がればミシリと音を立てて力みが入った

そうして始まる飛び交った結末は、やや時間をかけて横たわる挑戦者
白濁にまみれ空いた相手に対し、まだ物足りなさげに帰り戻るエレン

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からエレン・ローズマリーさんが去りました。