2020/05/05 のログ
ヴォルフ > やがて…。
少年の対面の扉もまた、重い音と共に上げられてゆく。

暗く淀んだその闇の中から、今宵血の饗宴を共にする者が現れる。

少年は、どこか物憂げな視線を巡らせながら、告げられる戦士の名乗りと、開戦の銅鑼の音を聞いた。

そして…その口許から、猛々しい狼の遠吠えのような、若い咆哮が迸る…。

血の饗宴の、それが始まりの狼煙だった…。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からヴォルフさんが去りました。