2020/02/14 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にタマモさんが現れました。
タマモ > 港湾都市ダイラスにある、アケローン闘技場。
今日もまた、何らかの試合が開催されていた。

参加費はそれなりにするが、その参加者によっては、己を賭ける事で、それを無料に出来る。
十人抜きを行えば、相応の賞金が手に入るが、負ければそれまで。
特にこれといった制限は無く、場外と降参はあり、その程度のものだ。

「………とは言え、その穴を突けば、やりたい放題じゃがのぅ」

今、そんな試合の舞台の上に居るのは、一人の少女。
ふむ、と頷きながら、誰に言うでもなく、そんな呟きを漏らしていた。

何人抜きをしていたっけか、忘れたが、そろそろ十人目…のはずだ。
手にした扇子を、ぱたぱたと扇ぎながら、のんびりと寛いでいる。
少女の試合、その流れは、普段と変わらぬ気紛れだ。
さっさと倒したければ倒す、嬲りたければ嬲る、遊びたければ遊ぶ、そんな感じ。
それを決めるのは、己が前に立つ、対戦相手によりけり。

さて、次の相手は、どんな相手だろうか?
そんな事を考えながら、視線を、相手側の扉へと向けていた。

タマモ > そんな事を考えてはいるが、食指が…と言う問題もある。
結局のところ、そうした相手が現れなければ、さっさと終わらせるからだ。
…まぁ、時に、それなりに、ちゃんと相手をする時もある。
それが、どんな相手だからか…とかは、あえて伏せておこう。

よく参加していた時は、相手が現れなければ、それで終わり賞金を、と言った感じだった。
が、今回は、十人抜きが条件となっている、開催側も、それなりに相手を準備しているものだろう。
我こそは、と言う者が居なければ、きっと哀れな犠牲者が、借り出されるのだろうが。

くぁ…暇そうに、軽く欠伸を噛み殺す。
伸びをしたり、体を解したり、そんな姿から、そろそろ待つのも飽きてきた、っぽい感じに受け取れるか。

タマモ > しばらくすれば、新たな挑戦者が現れるだろう。
その相手に対し、少女がどのような動きを見せるのか。
そして、その結果はどうなったのか。

それは、この闘技場に居る者達の知る事となろう。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からタマモさんが去りました。