2018/11/14 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にヒナさんが現れました。
ヒナ > 「んー。十分可愛いじゃないですか。ほら、クマさんみたいで。」

彼女にとっては実にどうでも良い話題に敢えて乗り時間を稼ぐ。
そして天才ギャンブラーは生来の頭脳で思考を加速して状況を整理していく。



原因が分からなければ枯渇した魔力の代替案が打てないんですよねぇ、何でここまでの魔力消耗が起きたのか。
いや、考えるべきはこの状態からどう動くかでしょうか?
使いたくは無いですが切り札を切ってしまうのも手でしょうか、しかしあれは秘中の秘。誰に見られているか分からない状況で切るにはリスクが高すぎますね、あくまで最終手段ですかね。


依然原因には辿り着けない。だが幸い思考はクリアだ。状況に応じて最善手を打つのがギャンブラーとしての彼女の常、しかし否応無く彼女の置かれている状況は変化していく。

「これは気付かれましたね。はぁ、厄介なことこの上無いです。」

うってかわって逃げ腰に転じた相手、見え透いた挑発に自身の魔力枯渇が看破されたことは理解した。そして相手が投げつけてきたディルドの軌道を眺めこう話し掛けた。

「分かりやすい挑発は相手に冷静さを取り戻させてしまうんですよ?魔力枯渇に気付いたならもう少し上手に立ち回るべきでした...ね!」

籠手に伝う魔力の供給を遮断し付与されている爆破の効果を切る。そして飛んできたそれを渾身の力で背を見せたクレスへと打ち返す。その様はさながら球技に於けるスマッシュの様にクレスの側に着弾し呆気なく粉々になるだろう。

「さぁ、デスマッチの始まりですよ?」

一歩、また一歩と追い詰めるようにクレスに向かい歩いていく。彼女は意図していないが魔力の循環を止めたことで魔力の放出が止まり突然変身が解除されるという事態は防がれた様だ。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からヒナさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。