2017/11/28 のログ
レア > 連日様々な催しが組まれ多くの人が訪れる闘技場。カジノと並びダイラスの華とも言えるその場所の地下にて女は魔導機械とのにらめっこに追われていた。

「ここは…良いわね。あぁもう檻の方うるさいわね、なんとかならないのかしら」


彼女が呼ばれたのは選手としてではない。1つは大会が終了し、次にアリーナが解放されるまでの間に先日納入を行った各種の機械に不具合がないかの確認のため。
もう1つは開催者の貴族の要望に沿った新たな魔導機械を導入するため。

猛獣達が檻の中で猛り、試合を待つ選手達が血気を滾らせる中を駆け回るその姿は場違いな格好で

レア > もし今度自らが試合に出るようなことがあれば真っ先にたおしてしまおう、などと吠え猛る獣へ恨めしそうに視線を送るが、今獣へ殺気を送ったところでどうなる訳でもない。
獣用のせり上げリフトの点検を終えれば次は選手用の控え室の隣、スタッフ用の部屋へと選手達の合間を縫うようにして駆け足で進む。

「えっとここは…次の大会に向けたフィールドと撮影機の調整だったかしら…」

部屋の端、壁際に設置された大層な操作用の端末を前にしてどこから始めるか思案を巡らせて。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にサーリットさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からサーリットさんが去りました。