2017/10/29 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にイゾルデさんが現れました。
イゾルデ >  
「いけー!殺れー!ジェノサイドー!!!」

白昼、行われる闘技の舞台を囲む観客席
その一角に妙に熱狂を見せる一人の少女の姿があった

「あっ!惜しい!そこです!やれです!まっぷたつ!!!!」

小さな拳をきゅっと握り、前傾姿勢で食い入るように
苛烈を極める戦いの行方をその瞳が追う

舞台では今まさに大剣を構える女奴隷戦士が、屈強な魔物を斬り伏せんとしているところであった

イゾルデ >  
「あ、あ~………」

勝負を焦った女戦士の剣が弾かれ、舞う
少女の反応とはちぐはぐに、観客席は大いに湧いた
当然のように大多数の客の興味は敗北のシーンなのだった

「ちぇー、番狂わせはなかったですか。
 たまには逆の展開があってもいーかと思うんですけど」

やれやれっと小さく肩を上げると、ぴょんっと客席の仕切から半身が出るよう乗り上がる
元々背伸びしないと見えないのでこんな観戦の仕方もなれたものである

「まー、やっぱしこれはこれで…♡」

舞台上で衣服を引き剥がされ、組み伏せられようとしている女戦士をうっとりした瞳で眺め始めるのだった

イゾルデ >  
さて女戦士の犯される様子を愉しもう………という頃合い
どうも様子がおかしいというか、なんというか……

「(あっ、あの女もしかして初めてですか)」

顔面蒼白の、必死の形相
金切り声のような悲鳴

「あー…ダメダメ、そゆのは本筋の方(?)には受けるですけどライト層の人はドン引きです…」

自分としてもどちらかといえば淫靡に乱れ狂ってくれたほうが面白い
何より濃密な精気をつまみ食いすることが出来る

「(しょーがないデスね)」

実はしょうがなくも何もなく、やりたくてしょうがなかったのだけど
ちらちらっと辺りを見回してから、再び舞台上の女へと視線を定める

少女の両眼が妖しく赤い輝きを灯すと、徐々に女戦士の様子が変化してゆく───

「(そうそう…ソレはとっても気持ち良いものデス…♡
  恐いデスけど怖くないデス…痛いのもだーんだん、気持ちよくなるデスー…♪)」

イゾルデ > じわじわと、魔物に犯される女奴隷の様子が変わってゆく
それは一般の観客程度ならまず気づかないぐらいに自然に、自然に……

むしろ魔物の苛烈な攻めにより、強張っていった女の様子が少しずつ懐柔されてゆく様子に
周囲の観客達は満足げな笑みすらも見せる

「ちょろいもんですね、ふふ」

浮いた足をぱたぱたとさせながら、舞台上で行われる凌辱劇を愉しげに眺める
結局いつもの闘技場のパターンになってしまっているが、これはこれで良いものなのである

イゾルデ >  
闇更ける時間まで享楽は続き───いつしか少女はその場から姿をこつ然と消していた

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からイゾルデさんが去りました。