2017/07/07 のログ
■アルテア > 「……はぁッ!」
アルテアは腰だめの杖を横一文字に振り抜く。杖先に宿った光は瞬間的に飛びかからんとする魔物達まで間合いを伸ばし、大きく開いた口の上顎下顎を身体もろとも両断して。
血飛沫と共に一振りにて全ての魔物が息絶えたことを確認すると構えを解いて深く息を吐いた。
「…ふぅ、やっぱり乱入参加もいいものね。」
女がこの場に身を投じた理由は唯一。金でも賞品でもなく、デスクワークでなまりがちな腕を錆びさせない為の腕試し。
それ故にどういった大会でどういった人が集まっているのかをあえて確認することなくエントリーを行い、予選とも言える魔物相手の戦いをこなしのであって。
「さてっと、次はどうなるのかしらね?」
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からアルテアさんが去りました。