2017/03/23 のログ
リーシャ > 眼下に行われる凌辱。その盛り上がりは一入で。
趣味の悪い喧騒に辟易しながら、少女はそっと人ごみに紛れて――。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からリーシャさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にリーシャさんが現れました。
リーシャ > 貴族の護衛から一夜。昨夜は見ていただけの闘技場――その中心に少女はいた。
と言うのも、雇用主であった貴族が賭けに襤褸負けしたらしく、あろう事か、護衛の少女を担保に借金までする始末。
そして得た袋いっぱいの金貨も瞬く間に使い切り、そのまま夜逃げのように逃げ去ってしまったのである。
総額、金貨500枚――少女には過ぎた借金だが、寝起きを抑えられては逃げる手段などあるわけもなく。

「……それで、こうして闘技大会に出る羽目になる訳だ。正直、勝たせる気なさそうなんだよねぇ」

服を取り上げられた少女に、代わりとして着せられた衣装は露出度の高いビキニ風の革鎧だった。
その表面には、精緻な文様が刻まれている。その詳細は、対戦相手にしか知らされないとのことで。
その上には、剥ぎ取るために着せられた様な、心許ない丈のスカート。これだけは確かにかわいらしいもの。
胸元も同様の皮鎧で支えられており、首元には闘技大会の参加者であることを示す細身のチョーカーが巻き付いている。
手元には、愛刀とは程遠い鈍ら刀。これで勝てと言うのだから、なかなか難儀なものである。

やがて、司会を名乗る優男が現れると、律儀に今回の試合を詳しく解説し始めた。

一つ、観客は少女と対戦相手のどちらが勝利するか、の賭けに興じることができる。
一つ、賭けの賞金は、手数料として一定の割合を引いた後、勝利側に賭けた者達の間で、掛け金の比率に応じて分配される。
一つ、少女が戦いに勝利した場合、借金を帳消しにした上で賞金に金貨100枚を贈与する。
一つ、少女が敗北した場合、少女に賭けていた金額が最も多い者に、少女自身を贈与する。
一つ、少女の鎧に仕込まれる魔法は、観客と対戦相手が好きに決定してよいが、効果が高いほど得られる賞金が少なくなる。

その他にも、対戦相手の報酬等の説明が混ざったが、それらは客の歓声に掻き消える。
少女は、やっぱりか、と苦虫を噛み潰した表情になりながら、対戦相手の登場を待っていた。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクラリッサさんが現れました。
クラリッサ > 正面の入場口から一人の女性が歩いてくる

乳首と秘所のみを隠すビキニアーマーだけを着た金髪の女性が闘技場に降りたつと大きな歓声が上がる

「あら、リーシャさんじゃないですかお久しぶり~」
対戦相手は知っていた、だから素性を隠して対戦相手に名乗り出たのだ。
賭けの内容も承知の上、リーシャのことはとても気にっている。
だからこんな風に虐めてみたくなる。

「あ、私いっぱいお金かけましたから私が勝ったらリーシャさんは私のってことでよろしくです~」

リーシャ > やがて対戦相手の入場コール。なんでも相手は女性なのだとか。
珍しいなぁ、と対面を眺めていた少女だが、やってきたのが見知った顔だと流石に目を丸くする。

「あ、あはは、お久しぶり。元気にしてたー?」

触手を多数携えた、官能的な慈母。そんな印象の彼女が、己と同じかそれ以上に面積の少ない鎧を纏っている。
これでは今までの緊張感も一瞬にして崩れてしまうが、周囲の熱狂だけは勝手にボルテージを上げていく。
少なくとも中途半端は許されなさそうだが、同時に目の前の彼女に、今の装備では勝てないことも明白で。

「んー、ルールだから構わないけど、クラリッサにこの刀じゃまず勝てないから確定だなぁ。
 いつも通りの苗床コースか、それとも、デートのお誘いでも受け付けるよ、うん。
 ただ、この前君を産み直しちゃってから妙に庇護欲強くて、傷つけるのは抵抗あるなぁ」

どーする?と首を傾げつつ、少しだけ考えてから、刀にとりあえず手を掛けるだけかけて。

「それじゃ、いつもは仲良く話し合って苗床にされちゃうけど、今回は敵と味方って感じでやってみよっか。じゃないと、観客に殺されそうだし。
 まぁ、この刀じゃ全力で踏み込んでも傷一つが精いっぱいだろうけど……クラリッサを殺そうとする冒険者としては、それなりだと思うよ?」

んじゃ、いくよー、と密かに声をかけてから、一瞬で前に跳躍し、疾駆。
勝利と敗北を無数に重ねた、強力無比な一閃を、全力で一度だけ叩き込む。
どうせ刀は彼女を切ろうが防がれようが、この一撃で折れるのだ。
ただ一刀、彼女との間柄を意識せぬよう気を付けながら、渾身の居合を放つ。

クラリッサ > 「はい、元気にしてましたよ~」
手を振って答えて

「はい、じゃあすぐに終わらせてリーシャさんといっぱいエッチなことしますね」
リーシャをたっぷり置かせるかともうと秘所がすぐに濡れてしまいつつ、リーシャの攻撃を待つ。

踏みこみも早い、剣筋も思った以上に良い。
娼婦としてのリーシャしか知らなかったせいか思わずびっくりする。

「あら、以外といい太刀筋…ですね」

けどそれはあくまで普通のレベルでの話。
一応魔王だ、この程度なら簡単に受けることもできる
リーシャの刀を持った腕を掴んでそのまま払い腰の要領で地面に投げつけて。

一応勝負がついたように見せないといけないのと。
可愛い可愛いリーシャの苦しむ顔が見たくなってしまいそのまま首に手をかけて死なない程度に締めあげようとする

リーシャ > 「ま、これでも結構冒険者歴長いし、ね」

愛用している神刀の加護があれば、彼女が魔王であったとしてもある程度はまともに張り合えただろう。
無論、彼女を殺す気がない少女では勝てるはずなどないのだが、運が良ければ引き分けくらいにはできたはず。
しかし、鈍ら刀で加護による身体強化もなければ、全力を振るったとしても、それは生身の冒険者の上位程度。
彼女の力に叶うはずなく、簡単に受け止められ、そのまま流されるようにして大地に向けて受け流された。
刹那、首に巻きつくのは彼女の手。柔らかく暖かな指が絡みつくと、みちり、と気道を圧迫する。

「か、ひゅっ!?――あ、うぁ、ぁ、ぁああっ……か、はっ、ひ……へひっ……」

まるで皆に示すかのように、少女は絞首の攻めを受ける。
もがこうとしても倒れ込んだ体はうまく動かず、徐々に酸欠で表情が真っ青に変わって。
舌を突き出し、必死に呼吸を求めて、しかしそれは叶うことがない。
やがて、体がぐったり弛緩すると共に、黒革の衣装で彩られた股座から液体が零れ落ち、広がっていく。
瀕死の失禁を晒す少女――その右手から力が抜け、刀が転がり落ちる。かつん、と硬質な音が響いて。
それは酷くあっけない幕切れ。一瞬で少女は敗北し、彼女が賭けただろう多額の金は、誰かの懐に消えていく。
しかし観客は、この酷く短い戦いに不満足だった様子で、様々な罵声や野次が飛ぶ。
それらは一様に、敗北した少女を詰り、勝利した彼女を称え、そして苛烈な凌辱と凄惨な結末を望む、興味本位のものだった。