2017/02/19 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にシャーロットさんが現れました。
シャーロット >  
「何あれ?全然ダメじゃないうちの奴隷」

観客席、その特等席とも言えるVIP席に座る綺羅びやかな少女
よく見える舞台上では自分の送り出した奴隷が負け、相手に無様に犯されている

「つまんなぁい、もっと血が見れると思ったのに」

ぱたぱたと足を揺らす
まぁ貴族達の楽しみの場なんて何処もこんなものか

シャーロット >  
「しかもなにあれ?
 犯されて楽しんでない?ほんっと卑しいわね、ミレー族って」

相手の男闘士も勝利の権限と言わんばかりに愉しげに少女を犯している
それを見て観客達も喜んでいるようだが、シャーロットは一人不機嫌であった

闘技というものの余りのぬるさに

「(下層階級の交尾眺めるなら別に此処じゃなくてもいいじゃん)」

妙にフラストレーションが溜まっているのか、苛立ちを顕にする
やがて、すっと席を立ちあがると懐からフリントロックを取り出すと周囲は俄に沸き立つ
VIP席だけあって舞台には近い、そのまま自分の奴隷への頭へと狙いを定め

"バンッッ"

躊躇なく引き金を引いた

シャーロット >  
闘士の男は目の前で犯していた少女の頭が吹き飛び大きく慌てた様子を見せる
同時に観客席からは悲鳴と、どよめきがあがり
それをやった人間の姿を特等席に確認すると──一部の観客はその目を反らす

「次の奴隷だして、もうちょっと戦えるやついないの?」

こともなげに席に座りなおして、小さな溜息
わたわたと従者が次の奴隷を出すべき手続きに向かう

「あっは♡いきなり死んじゃったから驚いてる~」

俄に騒ぎ出した舞台上はまぁ見てるだけで退屈はしない

シャーロット >  
が、楽しいことはまったく続かない
シャーロットの持つ奴隷はどれもこれも善戦することもなく敗北し、犯されてゆく
見目麗しい女奴隷がそんな様になるのは観客は大満足のようだったが、
当のシャーロットは何一つ面白くない

「……不愉快、帰るわ」

そうつぶやいて席を立つ
慌てて従者達がその後を追う

負けた奴隷達を回収することすらせず、その場を去っていった
向かう先は───

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からシャーロットさんが去りました。