2015/12/01 のログ
■リーシャ > 「か、ふ……いい、の?――いまなら、カレリアの、勝ちなのに……?」
剣を振るわなかったのは自分の勝手。だからこのような幕切れでなくても構わない。
そうは言うものの、彼女の様子は変わらなかった。其れならばと落ち着いた頃に立ち上がって。
「……ん、それじゃ、引き分けってことで。今度は、お茶でも出来るといいな、なんて」
そっと手を差し出した。ブーイングなど気にしない。彼女との楽しみ、其れが綺麗な形で終わるほうが重要だ。
こうして少女たちの戦いの一幕は終わる。少女は素敵な出会いに感謝しながら、一夜の宿に戻っていく――。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からカレリアさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からリーシャさんが去りました。