2015/10/18 のログ
ご案内:「アケローン闘技場」からリーシャさんが去りました。
ご案内:「アケローン闘技場」からヨゾラさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にフェリアナさんが現れました。
フェリアナ > (物々しい音と共に入場門の巨大柵が引き上げられていく。
 アケローン闘技場。今宵もその戦いの宴がきって落とされようとしていた。
 今回の大会は非公式。故に、殺戮以外は何もかもが認められている。そして、その敗者の末路も。
 そんな危険を冒してでも、彼女は自身の呪いの情報を集めたかったのだ。
 このような非公式の大会は、その制約がないだけにリスクは大きいが、リターンも大きい。
 特に金銭面では大きく動き、非公式ながらも人気の高い大会となっていた)

―――……参ります。

(観客の歓声が上がる中、彼女は闘技場の中へと脚を進めて行く)
(もしこの大会で勝ち進むことが出来たなら、その優勝者には多大な賞金と権利が与えられることになる。
 何でも願いを一つだけ叶える――とまではいかないが、それなりに融通を利かせてくれるらしい。
 呪いの解呪方法について探し続ける彼女にとっては、藁をもすがるように今回の大会に参加したのだった)

フェリアナ > (はてさて、待ち受けるのは屈強な男戦士か、凛然とした女剣士か、あるいは獰猛な魔物だろうか)
(緊張感が走る。自身も幾度となく修羅場をくぐり抜けてきた身ではある)
(だが、だからと言ってその実力が絶対というわけではない)
(不安と緊張の中、眩い照明が照らし出すステージへと進み出た)
(そして、待ち構えていた相手は―――)

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にマヤさんが現れました。
マヤ > (アケローン闘技場に存在する特等席――。さながら迎賓館の如き個室から眼下に闘技場を見渡す事ができる。財力と権力を有し、闘技場の運営に多大な貢献をしたものだけが入場を許される特別席である。来賓として招かれた女は、控室にて待つ闘士の様子を、監視水晶でじっと眺めていた。)

――…随分と良い女ですね。

(闘技場の支配人は自信たっぷりに頷き、相手の男剣士とどちらに賭けるかを問う。闘士の勝敗に多額の金銭、或いは宝石や人命等がかかるのはこの部屋では当たり前のことである。女は暫く黙した後、こう告げる。)

……この仕合、私が買いましょう。お幾らですか?

(多額の金銭が動いた、という事だけは間違いない。そうでもなければ、仕合直前に対戦相手が変わり、トーナメント戦が急遽スペシャルマッチに変動したりすることも無いハズだ。――それだけの財力と権力を有する女が、今、槍持つ闘士の前に立つ。……己の本来の姿である、羽と翼を晒し、魔力を開放した――人ならざる者の姿に。)

――ごきげんようお嬢さん。えぇと、確か……フェリアナという名前だったでしょうか?
私はマヤ。以降お見知りおきを。

(身を包む真紅の輝きは強大な魔力の証。槍の間合いから僅かに離れた場所から、小さく笑みを浮かべる。)

フェリアナ > ―――……魔族…?
(槍を構えた彼女の前に現れた人物は、この喧騒溢れる闘技場には似つかわしくない可憐な美少女だった)
(だが、悠然としたその姿はある意味、この血生臭いステージを制する者として相応しくもあった)
(彼女とて、旅を続けてあらゆる場面に出くわしたことがある。だが、ここまで超然とした相手を目の前にしたのは初めてで――改めて緊張が彼女の躰を縛り付ける)

―――はい。その通りです。
私の名はフェリアナ。旅をしている者です。
マヤ、さん―――……

(魔族を象徴するような羽翼を展開させる彼女の魔力は、その道の才もあるフェリアナだからこそその圧倒的な力を実感していた。戦い慣れている――もしくは、それを制するだけの才がある。直感的に悟った彼女は、薄らと汗を浮かばせながら、槍を構えた)

………貴女が何者かは分かりません。
ですが、私は私の目的があって、ここへ訪れています。
いざ、尋常に―――…参りますッ!

(優に身の丈はある槍を構え直すと、試合開始の合図と共に地面を蹴り、直線的な突進<<チャージ>>を行う)
(シンプルな動きは読まれやすい。だが、それ故に、無駄が一切ない動きで――そこへ、身体能力上昇の魔術を発動させる)

加速<<ブースト>>!!

(弾丸のようにはじき出された体躯は更にスピードを上げて、空気を裂くように槍がマヤの体躯を狙って衝き出される)

マヤ > ――…この闘いは私が買わせて頂きました。一仕合限りの特別ルール…。

(すぅ、と右手を突き出し人差し指を立てて見せる。黒のグローブに包まれた指先がゆらぁ、と僅かに揺れ、
それはただの意味ありげな所作のようでもあり、魔術師の――特に、催眠術に優れた術士の動きにも似ていた。)

貴女が勝てば、貴女の願いは私が叶えてさしあげます。
こう見えて私、マグ・メールでも有数の名士として通っていますから…。

(それは即ち、魔の眷属が王都の政財界の中枢に喰い込んでいるという証。政治の腐敗、否、国家存亡の危機とも言える憂慮すべき事態をサラリと告げたと同時に闘いは始まった。女は特に構える風でもなく、泰然自若――)
(そして繰り出された槍は――いともあっけなく女の肉体を貫通した。刃の先端が肉を突き破るあの感触。血が顔に飛び、その鮮血には確かに体温が感じられる筈だ。女は口から血を溢れさせ、然し次の瞬間――)

――良い槍捌きです。魔術の才も、十分に……。

(――…真正面にいた筈の女の姿は、瞬きの合間に消え去っていた。槍突き立てる彼女の背後から、耳元に顔を近付けて囁く声は、甘く優しい。蛇のように絡みつく右手は、彼女の滑らかな黒髪を撫で、左手は腰元に添えられる。)

さあ、もっと死にもの狂いで闘いなさい。この闘いに敗れたら、貴女は――。
(『……私のモノになるのですよ?』言葉ではなく、脳内に直接語りかける声。余裕たっぷりに微笑む女に傷の痕は無く、出血の様子も皆無。)

フェリアナ > (この試合を買ったというのは嘘なのではないのだろう。そうでなければ、急に対戦相手が変わることもない。そうさせるだけの説得力を彼女の佇まいから感じさせる)

――……!?

(隙だらけの構え。――だからこそ、彼女に不気味さを感じ取る。どんな所作も見逃すわけにはいかない。)

……ええ。その時は宜しくお願い致します。

(喉を鳴らす。問いただしたいことはたくさんあるが、実際それだけの力と金を持っているのだろう。そうでもなければ、この試合を買い取るなんてことはできないはずだ。だが、分からないのはわざわざなぜ彼女が急に出場したかだ。記憶を辿る限りは、彼女とは初対面であるはずだ)
(―――そこまで考えて、慌ててその考えを追い払う。今は目の前の戦いに集中しなければ。)

え―――

(驚かされたのは、槍を突き放ったフェリアナ自身だった。彼女の雰囲気は畏怖すら感じさせる。だからこそ、攻撃をかわされる前提で全力で初撃を放ち、次撃に備えようとしていたのだ。生々しい肉の感触に唇を真一文字に食いしばる。だが、彼女はまるで他人事のように平然としていて――)

―――ッッ!?

(一瞬視線を離した次の瞬間に聞こえてきたのは彼女の声。それも背後から。いつの間に、と思う間もなく、そのあまりにも優しい声色に、肌が粟立つ。戦いとは不釣り合いなほどの優しいタッチで腰に触れられ、だからこそ戦慄が走った)

クッ……ぅあああああああっッ!!

(恐慌が走る。それは圧倒的な力を目の前にするそれとはまったく異なる。得体のしれない――未知のものを相手にするという根源的な恐怖。冷静を保とうとしても、身体がそれを拒む。次から次へと槍撃を放って行くが、それは次第に洗練さを欠いていく)
(脳に直接響き渡る声。まるで、支配されてしまったかのような錯覚に陥りながらも、この状況に突破口を開こうとがむしゃらに槍を衝き出していく)

マヤ > (『何故こんなことを?――強く美しい女を侍らせる事は権力者にとって何よりのステイタスでしょう?』)
(『フェリアナ、貴女が私の従僕に相応しいか、私自ら試しているのですよ……』
(恐怖は心に隙を産む。魔の眷属にとって、恐怖に付け込み人の心に入り込んで、思考を手繰る事は実に容易い。)

――…せっかくの仕合ですから、お客様達にも"お裾分け"を。

(手を高々と天に向ける。女を包む真紅の魔力が、闘技場に降り注ぐ花吹雪のように周囲を囲み、風に乗って素早く舞い流れる。赤い奔流は薄い刃のような鋭さ、さながら意志を持ち合わせているかのように、人肌を傷つける事なく布地だけを引き裂いていった。長いスカートはまず縦の切れ込みが入り、脚を――さらには下着の一部まで露出させる程に。闘技場の観客達が下卑た歓声に湧く。)

綺麗な脚ですね?――もっとよく見せてくださいませ…♪

(少しずつ布地を刻み、彼女が必死に槍を振り回すたびに露出が増していく。挙句、股上ギリギリの丈まで両足が露出し、
少し動くだけで下着が丸出しとなる有様。娼婦がステージ上で繰り広げるショーの如き闘い、しかしそれだけではまだ足りぬ、とでも言うように指が宙をなぞれば――さらに生地が引き裂かれ、彼女の尻肉が左半分露わに。観客達のボルテージは最高潮に達し、この瞬間――槍術士を応援する者は闘技場に誰一人としていなくなった。)

皆様も喜んでくれていますね……。如何です?そんなはしたない格好で人様の前に立つのは。
周囲全てが貴女の敵と化し、敗北を願い、もっと辱めろと叫ぶ声を浴びる今の心境は?

(瞳は爛々と輝く真紅、口元は邪悪な力に陶酔しきった緩んだ笑み。右の拳に強大な魔の力を篭めて、女は――幾重にも残像を重ねながら彼女の懐に潜り込む。)

さあ、それでは最後にその――邪魔な胸当てを…!

(拳が胸当てを打つ。人ならざる者の為せる業か、心臓の位置を打ちながら人体に重大なダメージを残すことなく――然し胸当てを砕き、身に纏う布一枚までを引き裂く。全身に衝撃が奔るだろうが、果たして彼女は起き上がれるだろうか……?)

フェリアナ > (脳内に、甘く響き渡る声。言葉だけならふざけるなと一蹴できるはずが、心の深い場所へ楔を打ち込まれるようにその言葉が絡みついてくる。戦いに集中しなければと思い、焦るほど、注意力は散漫していく)

……何を……っ、きゃ、きゃああああっっ!?

(彼女の言葉に訝しげに睨み付けていたが、その言葉の意味が一瞬後に理解できる。決して肌を傷つけることのない鎌鼬。だが、それは容赦なく人の理性の象徴というべき衣装を無残にも切り裂いていく。普段は肌を曝すことから守る役割をもつロングスカートもここまで無残に切り裂かれれば、かえってその白い肌を強調するようなアクセントとなる)

ふ、ふざけないでくださいッ……!ゃ、あああああっッッッ!!

(裂帛する咆哮と共に苛烈な槍撃を繰り出していく。だが、それは容易く空を切り、逆に衣服をあっという間に切り裂かれていく。悶えれば悶える程、喰いこんでいく荒縄のように。ミニスカートと呼ぶにも烏滸がましい布きれと化してしまったスカートは、むっちり♥とした臀部も下着ごと剥かれて、槍を放つごとにたぷん♥と観衆を楽しませるように揺れてしまう)

くっ、うっ……こ、こんなの……!

(ある程度覚悟していたとはいえ、戦いの最中に此処まで辱められるとは予想していなかった。観衆の嘲笑に、羞恥が身体を支配し、ますます動きを鈍らせてしまう。中途半端に動く肉体は、そんなはしたない姿を観衆に見せつけるように揺れて)

こッッ…のぉぉぉおおおおおっっ!!

(もはや、その戦いはだだをこねる子どもをあやす大人をみているようなものである種の滑稽さを観衆に印象を抱かさせるだろう。がむしゃらに放つ乱撃は残像を切り裂くばかりで―――、そして。)

――!?
ッ……きゃ、ぁあああああッッッ!!

(強烈な一撃が胸へと叩きつけられる。数メートルはその体躯を吹き飛ばされ、地面に叩きつけられる。胸当ては残骸となって砕け散り、薄い布地も容易く敗れ去ってしまう。だぷん♥と男好きしそうな乳肉が露わになり、当然その薄紅色の乳頭も露わになる。だが、その先端は埋没しており――そんな卑猥な自分の肉体を曝すことに恥ずかしさを覚えながらも、よろめきつつ立ち上がって)

……ま、まだ、まだですっ……!

(幸い肉体的ダメージはない。それは彼女が自分を弄ぼうとしているからだ。だから、身を焼くような羞恥こそあれど、戦う闘志は萎えながらも決して消えてはいなかった。――逆に言うならば、もはや理性と言う名の牙城が崩れるのは目前だった)

マヤ > (興奮に滾る舌先が唇をそっと舐め回す。視線の先には、意識を混濁させ、露出した体を隠すこともしない彼女の姿。
下劣な視線に羞恥を覚えながらも、体を隠す事より闘うことを望んだ――それでいて、露わにしておくにはあまりにもはしたない体付き。スカートの下には、滑らかな素肌に雄を誘う為としか思えない肉付きの尻肉。女の小さな手では包み切れないだろう、自己主張の激しい乳房の先端はと言えば、恥じらいのあまり顔を隠しているのか、はたまたその豊かな膨らみに埋もれてしまっているのか。)

――…なんていやらしい、雌のカラダ…。

(思わず唾飲み込み、溜息のようにうっとりと漏れた言葉。)

…もう終わりにしましょう。これ以上は、私が待ちきれません……♪

(『今日から貴女は私のモノです』)
(『貴女に相応しい衣装を用意しましょう』)
(『もっと下品な下着を身に着けなさい――♪』)
(『私に仕えなさい。永遠の快楽と安心を与えましょう』)
(――囁きかけられる言葉と同時に、脳裏に鮮烈なイメージが送り込まれていく。陥没した乳首を浮き上がらせるかのような銀のピアスを埋め込まれ、チェーンは淫核のピアスと繋がっている。両手を頭の後ろに組まされ、透けたランジェリーを身に纏っているのは、誰あろう槍術士その人。無数の肉棒に突かれ、精液を浴びせられ、前にも後ろにも容赦なく精を注ぎ込まれてしまう。その生々しい感覚や匂い、射精音までがリアルに脳髄に刻み込まれれば……。強烈な幻は心に"真実"として受け止められよう。彼女は闘技場に立ちながら、膣肉を太い肉棒に掻き回され、子宮には打ち付ける精液の勢いを感じ――)

……これでお終い、です…。

(パチン!と指を鳴らす。例え幻覚から解放されても、体に刻み込まれた快楽の強さは膝を突かせるには十分すぎる程に――)

フェリアナ > み、見ないでくださいっ!……い、いやらしくなんか、ないっ、ですっ……!

(顔を真っ赤にさせて抗弁する。雌、と言われて屈辱とも被虐とも感じ取れる感覚を覚え、それを振り切る様に頭を横に振るう)
(羞恥によろめく躰。だが、それでも諦めたらすべてが終わってしまう。―――そう考えていたはずなのに『あの声』が脳内に響き渡る)

ち、ちが……こ、こんなの、私じゃ、ありませんっ……!!い、いや、やめてっ……!あっ……あぁっっ♥
お、ぅあっ……ひぃっ!ま、まだ出てるっ……お腹が…いっぱいに、なり、ますぅっ♥

(観客からしてみれば何を悶えているのかは分からないだろう。だが、彼女自身は卑猥な衣装に身を纏い、無数の肉棒に責め立てられ、その匂いと感覚に犯され――心深くに、そして躰全身に刻み込まれていく。今までに味わったことのない快楽――それらが一度に襲いかかってきたのだ。耐えきれるはずもなく。)

い、いやっ、い、イキたくない、のにっ……♥
だ、だめだめだめっ……ッ!イくっ、イクイクイクぅっ……イッ、ちゃいますぅうううっ♥

(羞恥を越えて、恥も外聞もなく悲鳴にも似た嬌声を挙げると、彼女が指を鳴らすと同時にその幻覚が現実のものと刻まれ、絶頂へと至る。過剰な快楽は軽く白目を向かせ、果ててしまった。だらしない乳肉も、肉付きのいい太腿も、すべて観衆やマヤに曝け出したまま気を失ってしまった)

マヤ > (途中から観客達が声をあげるのも忘れ、槍術士の様子に釘付けになっていたことなど、彼女は気付く余裕も無いだろう。
傍目には何が起こったのかわからない――それでいて、彼女はまるで、見えない誰かと性行為――それも複数の雄相手の乱交――に没頭し始めたかのように鳴き、しかもそこには演技や芝居の様子など一切見受けられない。絶頂に達すると何度も叫びながら果てた槍術士を、見下ろすかのように女は側に立ち――抱きかかえるように体を支え。)

――…見世物はここまでです。

(控室に続く鉄の柵が引き上げられると、闘技場のスタッフが何名か歩み寄ってくる。)

彼女を私の馬車へ積んで下さい。――彼女をどうするか、ですか?

(その問いを聞いて、浮かべる涼しい表情。角も羽も消え失せた、マグ・メールの名士たる姿へ戻れば。)

さあ。狩った獲物をどうしようと、私の自由でしょう?

(そうして彼女は何処かへ連れ去られ、次の仕合が始まると人々の関心は其方へと向かい。勇敢な女槍術士の行方を気にする者はいなくなった――。)

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からマヤさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からフェリアナさんが去りました。