2021/10/14 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にグレイスさんが現れました。
グレイス > ダイラスの港の船着き場。停泊する王国海軍フリゲート艦の傍ら。
その艦長たるグレイスは仏頂面で腕組みをしながら、懐中時計の針を見ていた。

「遅い!」

彼女には現在、国の要人の輸送任務が課せられており、
この港で乗船させ王都に向かう手はずになっていた。
しかし、何を遅れているのか、約束の時間になっても来ない。
お陰で部下の水兵達も、出港準備を終えて手持ち無沙汰になっている。

「はぁ…陸の人間は時間を守らないのかしら?」

到着したら何と言ってやろうか?グレイスは思う。
はたして、来るのは貴族か役人か、はたまた騎士団か軍人か…。

グレイス > ……いくら何でも遅すぎやしないだろうか?

「全く、何かあったのかしら…?」

グレイスは水兵数人を呼びつけ、確認の為に走らせる。
この艦に乗るまでに襲われても彼女の責任ではないが、
一応は確認しておくべきか。

「はぁ…散々ね」

指示を出した後、グレイスは艦に戻る。
今日はもう出港も出来ないだろう…。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からグレイスさんが去りました。