2021/06/20 のログ
ジギィ > 「!つめたっ」

ぼたり、大きな水滴が頭に滴って思わず声を上げる。恨めしげに枝を見上げても、ばちばちと雨を受けている葉の健気な姿が見えるだけ。
決断は早い方が良い。
街へ続く出口の方を見て、駆けていってもヒトにはぶち当たるまい、と目算を付けると再び包みを用心深く抱き込む。

女エルフは次の一呼吸のあと軽く石畳を蹴って、白くけぶって来る船着き場を切り裂くように駆けていく

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からジギィさんが去りました。