2020/06/05 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にレーナさんが現れました。
■レーナ > 「後少しで出航だな?」
運悪く遠出の仕事を振られてしまい湾岸都市へと出向く事となる。
出来るだけ早く王都に戻りたいと港に足を運び、運よくそちら方面に出航をする船を見つける事ができ。
少々値段はしたが戻れるならば安いとチケットを買い乗り込んだのは数刻前。
今も何度目かの出航の確認をしては甲板で時間を潰して…。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 「お~い、待ってくれ!」
男の声――直後に駆け込む足音。
王都へ戻る船への便乗を狙いなんとか目当てをつけ――到着。
「ふ~……あぶねぇとこだった……――」
額の汗を拭いながら周囲を見回して――見知った顔に気付き。
「よっ、レーナ!船で会うのは久しぶりだな~」
■レーナ > 漸く出航となり渡し板が外されだしたその時に船に駆け乗船する人影。
それがなければとっくに出航していたのにと眉間にしわを寄せ、今度こそ港から船が離れていく。
港から離れればどんな奴が乗り込んできたと不機嫌極まりない顔でその人影に目を向け。
その相手が見知った顔なだけに思わずため息を吐く。
「久しぶりだ、エズラ。船に乗るのが私は久しいんだ」
この所は王都を離れる事は極々稀、知っているだろうと視線で告げながら歩み寄って。
■エズラ > 「もう間に合わないかと思ったぜ――ふふ、確かにそうだな」
彼女があまり遠出をしなくなった理由は、もちろんよく知っていた。
しかし、たまには……という思いもあり。
「……なあレーナ」
船がある程度沖へ出てから、それとなく彼女の耳元へ口を近付けていく。
■レーナ > 「お前は相変わらず運だけは良いな」
もっともそのお陰で出航が遅れた身となると呆れ目しか向けれない。
そして遠出をしなくなった理由もこの男なので視線は既にジト目。
「……仕方のない奴だな…お前は…」
沖に出てしまえば後は着くまでは暇な時間。
耳元で囁く男に溜息と共に腰を思い切り叩き、先に船内に入っていって。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からエズラさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からレーナさんが去りました。