2020/02/16 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にシュティレさんが現れました。
シュティレ > 私は今、ダイラスの船着き場に居ます、この港湾都市と言う場所の一番名所と言って良いでしょう、その場所です。
沢山の船が行き来して、様々な荷物を置いていきます、人足が船から荷物を下ろし、荷物を積み込んでいるのが見えるのです、それが一つ二つという数では足りないぐらいの大港。
船も様々な大きさが並びそれぞれの目的地に出かけたり、目的地から戻って来て、休息したりしているのでしょう、こんな夜でもにぎやかな事この上ありません。
私は、港の端にある、使われていない桟橋に立って、その様子を見るのです、人の営みのうち一つと言う物でしょう、私の国は内陸にあり、このような場所が無いので新鮮に思っています。
とても、素敵な場所です、此処から見ると、船の明かりも、家の明かりも、両方ともとても綺麗な―――明かりなのですから。
とは言え、今の時間は普通の人は寝る時間、疲れて帰っている人が居ます、酒を飲んで酔っ払っている人が居ます、思い思い明日の準備に精を出して居るのが見えます。
私は、潮風に髪の毛を撫でられながら、視るだけなのです。彼らの生活の中に、居ない者ですから。

シュティレ > 風が心地よく、私の髪の毛を滑る様に撫でていきます、ドレスも又風に靡いております。この海に落ちてしまえば、私はそのまま消滅してしまうかもしれません。しかし、私はこの海の青さに目を引かれます。空の忌々しい青とは違い、優しく包み込むような青。
海というものは素晴らしいものかもしれませんね、私は少しの間、海を、空を、眺めて茫と、考えるのですが……泳ぐことはできないので、あまり近寄らないようにしましょう。
視線を海から船に戻してしまえば、船の大部分は穂を畳み、停泊の様子です、夜は人は目が見えませんし、休むのですね、と思うのです。
そうなると、この景色はそろそろ面白くもなくなりそうです、では、私も移動することにしましょう。
ダイラスは、海の幸が美味しい、そう聞きました、なので……どこかいいお店で、海の幸を食べてみたいと思うのですが。
何方か案内してくださるような真摯な方はいらっしゃらないでしょうか、その辺を歩いている男性のように、私の事を下世話な視線で見ないような、御方。