2019/11/14 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にダグラスさんが現れました。
ダグラス > 「おやじ!まずはビールをくれ!人数分だ!」

夜も更け始めたころ。
港に面した酒場の入り口を勢いよく開け、数人の手下とともに訪れれば開口一番店主に声を掛け。

ウエイターが慌ただしく人数を数えて酒の用意をする中。
部下たちは各々テーブルに付いたり店に張り込んでいた娼婦に声を掛けたりとして散っていき。
己はカウンターに腰掛け、同時に置かれたジョッキをぐっと傾けて中を煽り。

ダグラス > 「女もいいがこの一杯目の上手さはまた格別だな!」

旨そうにジョッキをドンとカウンターに置き。
肘をカウンターに置いて少し前のめりになれば軽く指で店主を呼び。

「おう、実はな。長い付き合いのあんたに頼みがあってよ」

僅かに声のトーンを落とし、そっと丸められた羊皮紙を渡す。
荒くれ物が集まる場所とはいえ、王国の警備がいないとも限らないための注意を払っている様子で。

「最近は俺の海賊団も大きくなって来てよ。
 もう少し組織体制を作り直そうと思ってな。
 男の手下どもはそれなりにいるが右腕となる副官がいねぇ。

 もし優秀な人間がいれば紹介してくれると助かるぜ」

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にアンジェリカ・アーベルハイドさんが現れました。
アンジェリカ・アーベルハイド > 先日輪姦されきったアンジェリカは、現在もダグラスに付き添っていた。
逃げることも、戦うこともできただろう彼女が、付き添っているのはひとえに金銭のためである。
彼女が率いる奉仕隊。そのシスターたちを開放するためには、資金はいくらあっても足りなかった。
そのため、密貿易でもうけているダグラスの誘いに乗ってしまったのだ。一つだけ、略奪で人は攫わない、という条件だけ付けて。

最低でもダグラスは金払いは非常に良かったし、略奪もアンジェリカの前ではするようなことはなかった。
そうしてパートタイムのように、時々でしかないが、ダグラスの副官という名の愛人をやらされ続けていた。

ダグラス > 「ありがとよ。
 と、そうだ。紹介が出来てなかったな」

店主が承諾してくれれば笑みを浮かべて力強く握手を交わすとともにこっそりと掌に金が入った袋を掴ませて。
手を離したところで脇に連れ添って立っていた少女の脇に手を伸ばして近くに抱き寄せ。

「こいつがその募集活動の第一号だ。
 戦場で見つけてよ、奴隷として売ってやろうと思ったが金をくれるなら副官も兼任してやるってんで雇ったってわけよ」

店主に紹介しながらも無遠慮に胸を揉みしだき。

アンジェリカ・アーベルハイド > 「セクハラです、ダグラス」

胸をもまれ、不機嫌そうにそういうが、抵抗はしない。
嫌なものは嫌というが、ダグラスが約束を守る限り、アンジェも拒否まではしない。
現にアンジェがいる限り、ダグラスはアンジェの嫌がる、人を不幸にするようなことは控えているようだった。

「それでダグラス。商談があるのではなかったですか?」

王国の政治が混乱しているせいで、海外との正式な交易は低調になっている。密貿易は人々のためにもなっている側面が強かった。

ダグラス > 「今更だろう。お前の前身はとっくに味わい尽くしているんだしな」

そういいながら彼女の下腹部を軽くたたく。
呪いか祝福か、期せずして人離れした彼女の多産体質も考慮して特別契約も結んでおり。
海賊団に所属する間に生まれた子供は団の物とする代わりに一人頭そこそこの金額を彼女に渡すことになっていて。

「おぉ、そうだったな」

相手の副官らしい指摘を受ければジョッキを三回。
カウンターに叩きつければ店の隅で影を潜めていた男が近寄ってきて。

「今日の品はこいつだ。
 ちょっと依存性があるがよく聞く痛み止めになる薬草らしいぞ。」

そういって腰にぶら下げていた革袋を男に渡せば代わりにじゃりっと金属の音がする袋を受け取って。

アンジェリカ・アーベルハイド > 「現在それが12カートン、第13倉庫に入っています。代金はいつもの方法でお願いします」

雑なダグラスのやり取りを心配し、そう補足する。
麻薬の一種ではあるが、多くの需要は軍用である。軍も助かるのでそう悪いことではないだろうとアンジェも考えていた。

「セクハラです、ダグラス」

下腹部をたたかれるとダグラスを睨みつける。肩をすくめるダグラスに溜息をもらすだろう。
あの輪姦以来、セクハラはしょっちゅうだがまだ抱かれていない。
覚悟していたのに若干拍子抜けである。
だが適当なダグラスの秘書業務が死ぬほど忙しかった。
情報をまとめるのと、交渉に同行するだけでも非常に労が多かったのは疑いようもない。

ダグラス > 「管理能力は優秀なんだがどうも硬くてな」

相手の冷静な言葉に苦笑を零せば彼の事をよく知る店主が少し驚いたように眉を上げる。
どこかぞんざいな扱いでも許している当り、優秀なのはよほど優秀なのだろうと認識されることだろう。

「とにもかくにも、今日の仕事はこれでしまいだろう。
 お前も一杯どうだ?」

ぐっと相手の身体を抱き寄せてチェストに乗る自らの肩脚の腕に相手の尻を乗せさせながら酒を進め。

アンジェリカ・アーベルハイド > 「……それでは失礼して」

そう言って出されたのは、強い酒に、媚薬が混じったカクテルであった。
媚薬自体が甘いため、味も非常に良く最近人気のカクテルのだが、一部で問題にもなっているカクテルだ。

そしてこの媚薬の材料は、ダグラスが密輸で運んでいるものである。最近の人気商品の一つだった。

当然アンジェがそういうカクテルだと気づくのを前提に勧めているのだろう。この商品を売りさばくのをてつだったのはアンジェなのだから気づかないわけがない。
体を求めているのか、と思うと少し気が重くなるが、約束は約束だし、別に傷つけようとしているわけではない。
ダグラスに体を預けながらグイ、ッと一気に飲み干す。
胃が一気に熱くなった。

ダグラス > 「いい飲みっぷりじゃないか」

自分がここに女を連れてきた時は何も言わずに出される媚薬入りカクテル。
媚薬成分としては市販?の物より強い程度だが、中毒成分を含み。
何度も飲んでいるとやがて色に溺れてしまうような代物だった。
おまけにこっそりアンジェの体液で排卵成分も付与している念の入れようだったりする。

「どうだい巷で人気のカクテルは、俺の息がかかる店でしか売ってねぇ品だぜ」

そういいながら腕を下ろして相手の太ももをさすり。
ゆっくり付け根の方へ掌を動かしていき。

アンジェリカ・アーベルハイド > 「セクハラです、ダグラス」

太ももをさすられてやはり嫌そうにそういう。
発情はしてきているが,性を求める気持ちにはなれなかった。

「でも、本当においしいですね。これ。普通によく売れるのも納得です」

商品の目利きはさすがですねぇ、と酔っていて自制が効かないのだろう、普段と異なりダグラスを褒めるだろう。

「で、どうしますダグラス? このまま解散しますか?」

普段ならここで解散、というのも珍しくない。ダグラスが何を望んでいるかを理解しながらも、そんな挑発をしてしまう。

ダグラス > 「は!優秀なお前なら、何を求められているかわかるだろう」

相手が性に対して忌避感を持っているのは知っていた。
副官としてでも女を横に置きながら、手を出さないような男では自分はなく。

「明日はバフートへ移動だ、その前に商品をちょっと手見上げに用意しておこうじゃなぇか。
 今からやりゃ何体か作れるだろう」

口元に下種な笑みを浮かべながら相手を一度床に下ろし。
手下に後は好きに飲むよう伝えて酒場二階にある連れ込み宿まで相手を連れていく。
そこで二人でバフートでの商品開発にいそしむことになるのだろう

アンジェリカ・アーベルハイド > 「え、バフートで売るなんて嫌ですけど」

二階に連れ込まれたアンジェは冷静にそう答える。
子を売られるのが嫌だ、という意味じゃない。そんなに安くない、という意味だ。
王族の血をひく自分の娘は、貴族に嫁として求められる血筋である。貴族たちの養子に出したほうがよほど高くつくのは知っていた。
それゆえの抗議である

なんにしろ子作りをしたいのだろう。
二階に上がると、乱暴に服を脱ぎ去ったダグラスは、同じく乱暴にアンジェリカをはぐ。
ベッドわきに全裸で立たされ、恥ずかしそうに胸と秘所を手で隠す。

ダグラス > 「そういうな、たまにはサービスしてやらんといかん。
 それもまた商売だからな」

確かに相手の血筋は良い。
それを加味すれば裏ルートで貴族に売るのが一番だろう。
戦の多い昨今貴族たちは子供を多めに抱えたがるのだから需要は多いのだ。
とはいえ、一般の奴隷商を無下にするわけにもいかない。
彼らに質の良い血筋の子を売ってやれば今後の商売も贔屓に出来ることだろう。

そういったことを語りながら、恥ずかしそうにする相手をベッドに押し倒し相手を夜を過ごすことになる

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からダグラスさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からアンジェリカ・アーベルハイドさんが去りました。