2019/09/28 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にホアジャオさんが現れました。
ホアジャオ > 昼間は働く者、来るもの、見送るモノ、それらを相手に商いをするもので賑わう船着き場。
日暮れも近くなり、水平線に近い空が紅と紺青のグラデーションへと染まる頃にもなれば、多少人出や賑わいも収まりつつある。
海での仕事を終えたらしきものの一団が賑々しく港の出口へと向かい、それが遠ざかって行けば、港には波音と海鳥の鳴き声が満ちていく。

その港の一角、空貨物の木箱が積まれている場所。
大男でも少し見上げるくらいに高く積まれたその上に腰掛けて、脚をぶらつかせている女がひとり。その三つ編みを潮風に揺らされながら、さも退屈そうに後ろ手を付いている。

王都でのアルバイトの合間を見付けてはこうして遠出して喧嘩相手を物色しているが、中々『丁度良く』構ってくれる相手と巡り合えない。
完全に日暮れてしまえば、その可能性は更に減るんだろう。
誰に対する不満なのか、ぶすっと口を尖らせて、今日は穏やかな水平線を眺めている。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」に黒須さんが現れました。
黒須 > (多くの人で賑わっている船着き場。
建物に腰を掛けて眺めれば、いい酒の友となるそんな綺麗な風景が見える所に男はやって来た。
全身黒づくめに帽子を被り、周りの人間とは何やら格別な雰囲気を醸し出す男、黒須は片手に酒とつまみの入った紙袋を持ちふらついていた。)

「ん…やれやれ、めんどくせぇことはこんなにも怒っちまうんだな…。
たまには外で飲むか…。」

(そう思いながら丁度良い場所を探し歩く。
そこで見つけたのが木箱の積まれた場所。程よく高い上に広くて座りやすく、眺めるには最適だった。
丁度良い高さを探すべく軽い足取りで移りながら歩くと、少女の居る所へと到着した。)

「…嬢ちゃん。悪いが…少しだけ詰めてもらっても良いか?
この席、酒を飲みながら眺めるのにちょうど良さそうだしよ…。」

(ポーカーフェイスを決めた顔つきで低い声で聴く。
少しだけ端の方に座ってもらえれば眺めがよく、うまく感じれそうであったため、少し交渉をすることにした。)