2019/08/04 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にクウ・イリサさんが現れました。
クウ・イリサ > 荷運びの仕事で王都から離れたダイラスへ。
無事に荷物を届けたまではよかったが帰りの船は既に出発した後とのこと。
陸路で帰るには少々遠すぎるのでどうするかと考えていれば、一軒の酒場で酒場を用意してくれという口頭依頼を受けて港へ。
そこで早速と夜の海に釣り糸を垂らしているのだが…。

「…釣れない……」

現状当たりはなし、まだ時間はあるが少しだけ困った顔で釣りを続ける。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にランバルディアさんが現れました。
ランバルディア > 交易品を探りに足を伸ばしてきた日の、夜。
それなりに好みの酒を手に入れる事が出来て上々な気分。
騒がしい酒場での、所謂一軒目を終えて二軒目を探そうか。早々に宿にでも入って買った酒を試そうか。
ほろ酔い気分で夜風を求め港まで出てきた。

「……誰かと待ち合わせかね?」

暗がりの中、紛れてしまいそうな色使いをした女に気付いて……暫く、眺めていた。
一向にアタリが来る様子が無いのを見て、歩み寄る。
糸の先を覗いても真っ暗で、啄む気配すら感じられない。

クウ・イリサ > よく考えると海釣りは初めて、釣れるかどうかという問題があり。
そのうち釣れるかなとという気持ちで竿を垂らしたまま。
そんな時に声を掛けられ視線だけ向け。

「……違う……釣り……そこの酒場で買い取ってくれる」

誰だろうと思いながら隠すこともないだろうと答え。
未だに当たりの欠片もない釣り糸に視線を戻していく。

ランバルディア > そっぽ向かれるでも返事がない訳でもなく。
視線も返事も貰えれば、それで十分好感触と言えるだろう。
海を見ながらでも悪くは無いかと、酒瓶の封を開ける小気味良い音が港に響いた。

「それでこんな時間までって……そんなに急ぎの金でも必要か?」

瓶を大きく傾け、月ももう高く登った空に酒気帯びた息を吐く。
飲むか、と酒瓶を暇そうな少女の前に差し出して。

クウ・イリサ > 特に敵意を感じない相手であれば自分なりの愛想というものは見せ。
一人で辺りが来ない釣りは退屈そのもの。
だからこうして誰かが来て話をすれば気も紛れてありがたく。

「……違う。釣りだしたのはさっき。お金……あるけど……節約。
明日……船に乗るから……」

釣りを始めたのは本当に気まぐれ、少しでも小銭を稼ごうと思った節約だと告げて。
差し出された酒瓶を一目見て首を左右に振り、弱いからと小さく答える。

ランバルディア > 予想とは少し違ったようだが、なるほど、と納得して頷く。
酒瓶を拒まれればひとまず無理強いはせず大人しく引っ込める。
少女の隣に腰掛けながらもう一口。
それから、もう一度差し出して。

「一杯付き合ってくれるんなら、うまいメシと宿代くらい奢るぜ。
 それなりに金の掛かった上物だ……一人で飲みきるのもちょいと勿体ない」

弱いというだけで、嫌いではないのならと好条件をくっつけて勧める。
それでは足りないか、と首を傾げもする。
少なくとも、その時点でお使いクエストで稼ぐ小銭よりも得られる報酬は多い筈で。

クウ・イリサ > 隣に座る男にもう一度視線をむけ、そしてもう一度差し出される酒瓶。
告げられた言葉に考え込むしぐさをして…。

「それなら……一杯だけ……。宿代だけで……いい。
そんなに……いいお酒…?」

嫌いではないが本当に弱いからという理由で断りはした。
しかし告げられた内容だけで魚を釣るよりもよほどにいい条件。
もう一度少しだけ考えると竿を上げて釣り糸を巻きそばに置き。
酒瓶を受け取って一口口に運べばすぐに顔は赤くなっていく。

ランバルディア > 考え込む少女を前に、今度は引っ込めることなく差し出したままで待つ。
取引を受け入れる答えにそうこなくてはと小さく頷いて酒瓶を渡した。

「そりゃあもう。
 ……普通の宿なら、一月泊まれるね」

口をつけ、少女が嚥下したのを見てからその大まかな値段を言って聞かせる。
火をつけたように直ぐ、月明かりだけでも解る顔の赤みを見て肩を揺らして笑いながら。
真っ赤に染まりゆく頬へおもむろに手を伸ばし、悪戯に指の背で擽るように触れる。

「へぇ、どれほどと思ったが……よっぽどだな。でも、美味いだろ?

クウ・イリサ > 「……高すぎ……いいの?」

おいしい、確かにおいしいお酒。
その分度数も高いのか直ぐに酔いが回っていくのを感じてしまい。
それでも値段を聞けば驚きのあまりに目を見開いて酒瓶を見てしまい。

「これ……凄く強い……でも…美味しい」

酔いに火照った頬にはくすぐったいが触れる指は気持ちよく感じてしまい。
無意識にその手に摺りつくように頬を寄せていく。