2019/07/16 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > 港湾都市の夕暮れ。岬に突き出る灯台の脇を1隻の帆船が港へ向かって来る。やがて桟橋に近づき、錨を降ろし。船員の威勢のいい掛け声と共に係留ロープが手際よく結ばれる。
船底から次々と木箱や商品が陸へ運ばれ、待ち受けていた荷馬車に積み込まれる中。冒険者らしき装いをしたグループが桟橋へ降りてくる。

「久しぶりの陸地だー!あはっ!
海賊が出るって話だったけど、特に何もなくて良かったよ。
船旅してるだけで護衛の依頼料が貰えるなんて嬉しいなー……!」

その集団の中から小さな人影が歩いてくる。
商船の護衛として依頼を受けていた遊牧民は、何事もなく終わったお仕事に満足げ。

「ダイラスに来るのもしばらくぶりだし、報酬貰ったら美味しいものでも食べにいこう。
その前に……、海に沈む夕日が綺麗だね。
少し港のお散歩、していこうかなー」

仕事が終われば足早にギルドへ向かう冒険者たちと別れると、ひとり桟橋の端に残って。
茜色から深い青へ移ろう空や、涼しげな海風に賑わう港の風景を楽しもうと腰かけ。足先、ぶらぶら。

タピオカ > 太陽が海に近づけば、水平線が燃え上がる。後を追うように空に暗幕がかかり、姿を消していく太陽が引きずるドレスの裾みたいに青が広がっていく。青は色を濃くして、やがて漆黒の夜になる。その間にちらほら灯っていた街の明かりが増えて、ついには空より陸のほうが明るくなる。潮の香りを心地よさそうに吸いながら、手を身体の横にして座る桟橋の日暮れ。

昼と夜の境目を楽しんだ後はすっと立ち上り。
不夜城の港湾都市への道のりを行く。まずはギルドで報酬を受け取って――

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からタピオカさんが去りました。