2019/07/10 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にレーナさんが現れました。
■レーナ > 「あと少しか……」
一夜を明かした翌日の夕暮れ、王都方面へと向かう船を見つけては乗り込み出発を待つ。
船上はそれなりな人であふれ荷物が積み込まれているのが見える。
そんな作業の邪魔をしないように海側の縁に身を預け出航を今かと待つ。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 港湾都市ダイラスの船着き場――客船や貨物船が一堂に会す交通の要衝である。
陽は傾いているものの、それでも人の行き来はまだ耐えない。
そんな港で、船上へ荷物を積み込む港湾労働者の中に男はいた。
戦場が仕事場であるが、戦のない時にはこうした力仕事に精を出すこともある。
今回の場合は、さらにこの船に乗り込み、行く先に着くまで海賊等から船を護衛する役目も帯びており、身入りが良い――
「ふ~……これで最後か――」
後は出航まで船室でゆっくり休もう――そう思っていたのだが。
出航を待つ客の中に、見知った顔を見つければ――
「よっ、レーナ――こんな場所で会うのは珍しいもんだな?」
笑みを浮かべ、手を高く掲げ――彼女の基へと歩み寄る。
■レーナ > ぼんやりと眺めていれば荷物の積み込みも終盤なのかせわしなく動く船員。
それにつられる様に船室に入っていく客たちを見送り、自分も船室に行くかと縁を離れると名前を呼ばれ動きを止め。
この街に知り合いはいない筈、しかし知った声と視線を向けるとやはり知った男。
「奇遇だな。それは私の言う事だと思うが…?」
船室に戻ろうと思っていたがやってくるのであればとその場で留まり待つ事にする。
■エズラ > 「ははっ、そりゃー確かにその通り」
両者とも、拠点ではない場所で遭遇しているのだから、かなりの「奇遇」といえる。
どうあれ、彼女が居るなら帰り道、更に心強い――
どうやってこの船に潜り込んだんだ?などと問いながら、共に船室へ向かう――
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からエズラさんが去りました。
■レーナ > 「私もお前も拠点は王都だ。会う方がおかしい」
全く拠点と違う場所、しかも離れた場所で会えば奇遇としか言えない。
ただ知らない者ばかりよりは腐れ縁に近くとも知ったものが一人でもいれば多少は安心もできる。
男の問いかけには客だとシンプルに告げ、折角だから酒を集ろうと船室へ押しかけていくのであった。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からレーナさんが去りました。