2019/01/10 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」に海柘榴さんが現れました。
海柘榴 > (昼の港湾都市―――"ダイラス"――― 
船着き場では海賊らしく戦利品を下ろす者もいれば、値は張れど敢えて海賊船に輸送を頼む商人もいる。
目には目を 海賊には海賊を 海を諦めない限り 海賊は嵐と敵に殺されない限り困ることはない。

とっとと捌いてラムと女が欲しいぜ。 後は新鮮な肉と野菜。

野太い声で積み荷を担いでそうやって声をかけたのは日焼けした逞しい体躯の海人さながらな船員。
隣でデカイ荷物を肩で担いで頷くと、ギチギチと豊満な体と筋肉質な腕を白革ツナギが悲鳴をあげるように鳴った。)

「あたしはモヤシだけの生活は嫌だー 
皮がパリンと弾けるトマトと瑞々しい葉っぱを寄越せぇ……あとラムと女。」

(海の上で航海をするくせに草食とは半分自殺行為だというやつもいる。
別に硬い小麦煎餅やラムだけでもいいが、たまには野菜が欲しくなる。
腹も新鮮な食い物を求め、喉も綺麗な水とラムがほしい。
あとは溜まった性欲を発散できそうな相手である。
又は―――この鬱憤を晴らせる相手でもいい。)

「おらよっと!」

(詰みあがる荷物と軽くなっていく船。 一通り終われば船の掃除や船の番を除けばあとは自由時間だ。

数人がいい店があるんだと騒ぐ中で、あたしもそろそろ行くかぁ
と細巻きを咥えて火をパイプを吸っていたおっさんから借りて紫煙を一吹き。

ついでに一人になったところを狙ってか金銭をカツアゲしようとしたアホを海へ蹴り落す。
腰が砕けた感触がしたがまぁいいだろう。 男が腰をやられてたら色々と終わりそうだが。 うん。)

海柘榴 > (細巻きを吹かしながら両手をポケットに突っ込んで歩いては、尻では左右に毛筆型の先端を抱えたテールがゆれる。

潮風を浴びつつ一服する煙は美味い。
これからどこへ行こうか、奴隷市場で一発ヤるのも悪くない。
市場は味見用やテント内で商売をする奴らだっているだろう。

そう思っていると、まだ少女風貌な団体を縄で引っ張る奴隷商を見かけた。
褐色の肌に雑な髪。着ている服は白い布一枚。
よくある大量買いだなと見てから、顔なじみな商人と拳をあわせる。)

「よう奴隷商。まーた安物買いか? 偶には美品扱えよ。」


うるせぇよ海牛、なのあったら俺のもんだ。だろ?

「ちげぇねぇな。」

(二人で笑い、下では怯える少女らの群れ。
この世界では商品であり消耗品。
生きているなら家畜のように見てりゃいい。
カラカラ笑った後は細巻きを海へ弾き捨てつつ)

「全員奴隷市場か?」

(ふと行こうとしていた場所を思い出し聞いてみる)

うんや、全員お一人様さ。
すぐぶっこわれるけど小さいほうがいいんだと。

「そらまた上客捕まえたなぁ。
安物ばかりなのもそのせいか。」

(顎を撫で成程なぁとその客とやらを想像してみる。
でかい図体にオークのような外見だろうか。)


「その客っての見てみたくなるな。」

やめとけ、あんたが前に顔面蹴りいれた奴よりひでぇぞ。

(そのままひとしきり笑いながら腹がグゥゥゥと鳴り響き。)

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」から海柘榴さんが去りました。