2018/11/01 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にリュシーさんが現れました。
■リュシー > (夜になってずいぶんと肌寒いはずなのに、どこかに埋火のような熱がある。
何度味わっても慣れない制御不能な衝動を散らす場所としては、
やはりひと目を避けられるところがベストだと思った。
もう少し早い時間ならば荷下ろしやらなにやらで立ち働く人の姿もあろうけれど、
そろそろ海の男たちはそれぞれ、酒やギャンブルや女を堪能できる場所へ散っている。
倉庫街を背にした船着き場の片隅に、少なくとも己が感じ取れる範囲でひと気はなく、
潮の香りを孕んだ夜風が、赤みの差した頬を、柔らかな髪をさわさわと撫でてゆくばかり。
ほう、と息を吐けば、くちびるが感じる己の吐息も、常よりも熱っぽく)
……暑いんだか寒いんだか、よくわかんないのが困りものだなぁ。
(肩に羽織ったストールを両手で掻き合わせて、ふかふかの柔らかなそれで、
そっと口許を覆う。
くちびるに触れる滑らかな感触が、心地良いような、むず痒いような―――。)
■リュシー > (―――――ふと、闇の中に何かの気配。
瞬いて、目を凝らして―――気づいて、足を踏み出す。
闇の中に飲まれるように、姿を消したその先は―――――。)
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からリュシーさんが去りました。