2018/10/28 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (今夜はことさらに、風が冷たく感じられる。
己の身体が不自然な熱を孕んでいるせいかもしれないし、
あるいは単純に今夜、ぐっと冷えこんでいるだけなのかもしれない。
――――いずれにしても、ワンピース一枚では心もとないのは確かだった。

けれど、ともすればヨロシクナイ方向へ傾きかける思考を、
まっとうな位置へ留めておくには、このぐらいがちょうど良い、と思う。
だからあえて、ストールを防寒具としてすすめる声を振り切り、
ふらふらとそぞろ歩きの足を船着き場近くまで運んだ。
桟橋の突端には今夜も、異国へ向かうのだろう船の姿が見える。
ぼんやりとそちらを眺めながら、ほう、と熱っぽい呼気を虚空へ散らし)

………仕事の邪魔、しちゃ悪いからねぇ。

(だからできるだけ遅くまで、外に居なければならない。
夜はどうしたって稼ぎ時であり、己は働き手とは呼べないわけで――――
せめて客足が落ち着く頃合いまでは、身を寄せているあの場所へは戻らないつもりで。)

リュシー > (ざわ、と背筋に悪寒が走り、思わず己が身を両腕で抱き締めた。
気がつけばずいぶん長い時間、吹き曝しの場所にたたずんでいたらしい。
身体の奥に宿る不穏な熱は消えていないけれど、このままでは風邪をひきそうな気がした。)

いや、――――…バカは風邪、ひかないって聞くけども。
昔、父上に良く言われたけども…。

(確かに風邪など引きこんだ記憶もないが、昔よりはほんの少し、
馬鹿でなくなった、ような気もするし―――――用心に越したことはなかろう。
ぶる、と身震いすると同時に軽く首を振って、笑い交じりのため息を吐き)

……ていうか、これで風邪ひかなかったら、やっぱりバカってことになるよねぇ。
や、わかってたけど、……ソコ、否定できないのがツラいけど。

リュシー > (ぶつぶつとくだらないことを呟いているうち、本気で寒さが足許から忍び寄ってきた。
そろそろ深夜と呼ぶのが相応しい頃合い、もう戻っても差し支えないのではないか、と。

それでも、最近試している能力ではなく、己自身の足を使って戻ることを選んだのは、
出来る限り時間を潰したかったからであり。
帰り着く頃にはそろそろ、日付が変わるあたりであった、とか―――――。)

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からリュシーさんが去りました。