2018/06/19 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 海外の輸送船が停泊する船着き場。
少年はそこで荷降ろしをしていた。
これもまぁ、依頼だ。人足募集というあれ。
冒険者の間ではわりと評判は悪い依頼だが、給料はそれなりなためにやっているわけだ。
荷物は重いし、宿と食事は自分持ち。
おまけに雇い主はやたらと偉そうで奴隷のようにこき使ってくるのだ。

「あー、くっそ…」

荷が満載された船があと三隻はある。
これらの荷物を全部おろして、また新たな別の荷を積むのが今回の仕事。
今日はすでに二日目であるがわりとみんな死んだ目をしている。

ブレイド > 荷物の中には…人もいる。
奴隷というやつだ。
正直逃してやりたいところだが…それはできない。
人足全員の責任になるからだ。
渋い顔をしつつ、それらも倉庫へと誘導するしかない。
普通の冒険者ならどうということはないだろうが
自分にとってはこの仕事がきつい一因になっている。
せめて彼らがまともなものに買われるのを祈るばかりだ。
日も傾き、そろそろ今日の仕事も終わる時刻が近づく。
ため息ばかりの仕事だが、自分で選んだのだから仕方なし。

「さって…」

宿を探さなければ。数人はそのままハイブラゼールにくりだすようだが…