2018/05/29 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > 船着き場に中規模の高速船が錨を下ろしたのは夜もそろそろ更けようかという頃だった。その船から遊牧民と、冒険者らしい武装をした者が港湾都市らしく整備された港へと次々と降りてくる。

「海賊も魔物も出てこなくてよかったー!
じゃあみんな、おつかれさまー!」

遊牧民は振り返って、同僚たちに挨拶をした。
王都からダイラスまで、とある商船の護衛の依頼を受けていたのだった。途中予想された襲撃はなく、平穏無事な船旅。依頼主から約束の報酬を支払う旨の書簡を受け取ると、冒険者パーティはその場で解散。港湾都市にきたついでと歓楽街へ消える者もいる。

「んーっ……。夜景がきれい……。潮風も……。
ふふっ、夏の近づく匂いがする……。」

それぞれ散ったあと、ダイラスの夜景が眺められる海沿いの道にひとり佇み。ひとり伸びをするとそっと微笑む。宿を探しに行く前に、夜の港のひとときを過ごしている。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」に黒須さんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にヴィクトールさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からヴィクトールさんが去りました。
黒須 > 「ん…。今日も仕事が終わった…。意外に普通だったな…。」

(町の酒屋から出て来る人狼の黒須。手には半分にまで飲んだ酒瓶を持ち、酒場から出て来る。今回の客は意外にも素直に返したため、少々気分が良い)

「…ん。こりゃ良いな…。景色が綺麗だ…。」

(外に出た後、酒を飲みながら美しい景色を眺める)

タピオカ > 「夏になったら……。何しようかな。
もっと色んな場所に旅がしたいな。海も、陸も……。
色んな人にも会いたいな。会って、話がしたい。
今まで会った人とも、また会いたいな。
……前に、僕の身体に飾りをつけてくれた人とも。また会えたらいいな……」

潮騒がどこか感傷的な気分を呼ぶのか、とりとめもなく思い浮かべつつ。ぼんやりと欄干に背を預けて。不夜城じみた明かりの街を見上げている。

黒須 > 「…さてと…さっさと家に帰って一人酒でも…ん…?あれは…。」

(景色から目を離し、そのまま自分の住みかへと歩もうとしたとき、同じく眺めていた人間を見る、よく目を凝らしてそちらへ近づく)

「…あ?タピオカ…?」

(はっきりと姿が見える所まで近づくと、そこに居た人の存在を見ては名前を呼ぶ)

タピオカ > 「……?
……ロウ!……偶然だね!」

(不意に呼ばれた自分の名前に不思議そうにすると、見知った顔と大きな身体を見つけて。ぱあっと顔色を明るくする)

「王都からこっちに来てたんだ……?」

黒須 > 「ああ…今日は気分が良いからな…。たまにはたけぇ酒でも飲んで気分を良くしようとでも思ったわけだ…。まぁ、一杯割られたがな…。」

(知り合いにまた出会い、そのまま再度景色を見る様に外の方に目を向けては残りの酒を飲み干す)

「…そう言うお前は?どうしてここに…?」

タピオカ > 「あは。そうなんだ。……どう?気分はよくなった?」

(飲み干すお酒がぐびりと彼の大きな喉を通り過ぎていく音をきけば少し笑む。自分は良いお酒と悪いお酒の美味しさや値段の差がわからないため、その感想を聞いてみようと)

「ギルドのお仕事でね。あの船の護衛をしてたんだ。雇い主は襲撃があるはずだってピリピリしてたけど、
海賊も何も出なかったから、楽なお仕事だったよ」

黒須 > 「…まぁな。仕事も無事に終わったから、さらに良くなったな…。」

(空になった酒瓶を見ては、いつも通りの無表情に近い強面だが、少し気持ちがよさそうに口角が軽く上がる。)

「ああ、ギルドのか…。お疲れさん…。仕事終わりに一杯飲むか?」

(相手が仕事終わりだと聞くと、どうせなら酒の一杯や二杯杯を交わそうかと思った)

タピオカ > 「そっか、良かった!……今日はどんなお仕事だったの?
……あ。もしかして、あんまり聞いたらいけないってやつかな」

(彼の強面から予想されるのは、とても自分のような一介の冒険者には出来ないような裏稼業。尋ねた後にそう思いあたるから、どこか悪戯っぽい調子で少し笑ってみせ)

「ありがと。……ううん。遠慮するよ。」

(首を振って)

黒須 > 「…いや、平気だ。ただの金貸しだ。生活難、事情で貧乏になった客に金を貸し、期限内に金を返すって仕事だ…別に、特別悪い仕事ってわけでもない…。」

(普通に話す。彼のやっている仕事はただの金貸し。言葉の通りのことをやっているため、特に異常なく話す)

「…そっか。悪いな、変に誘っちまって…」

(断られたことを不機嫌でも悲しそうでもなく答え返す。)

タピオカ > 「お金に困った人を助けるお仕事だね!
聞いたことがあるよ。」

(その稼業の後ろ暗いところは知らないまま、自分なりの解釈を言って声音を明るくする)

「ううん。気にしないで」

黒須 > 「…ま、それで良いだろうな…。」

(あまり詳しく説明するのは少々めんどうだと思い、とりあえずの形でそう伝える)

「ああ…。…んで、この後は宿に泊まって休憩か?」

タピオカ > 「そうだね。少しここで潮風浴びてから……。
懐も少しあったまったし。小さくても品のいい宿がないかなって探してみる。」

(懐から今日の依頼の成果だとばかり、丸められた書簡を彼へ示して。にっ、と笑み浮かべた。)

黒須 > 「なるほどな…。
…いい宿が見つかると良いな」

(軽く依頼の書簡を眺めると、ある程度理解して返す)

「…んじゃ、俺は家に帰って一人飲みでもするか…。
じゃ、しっかりと疲れはとれよ…?」

(空になった酒瓶を持ち替えては、そのまま自分の住みかへと帰ろうと歩み始め様とする)

タピオカ > 「うん。じゃあ、おやすみなさい!」

(笑って彼へ手を振り。足音軽くその場を立ち去り――)

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」から黒須さんが去りました。