2018/05/14 のログ
■リーマ > 『む?可愛い子の気配?』
(第一声が割と不躾な酔っ払いだった。ちなみに可愛い年下の男の子が好きなのだ。今の所、ほっかむりでよくわからないけど。体系的には少年?と思っている、声も低めだし、珍しい格好だけど服装もどことなく男性的だ。)
『ところでさ……その腰に差してるの……』
(指さす先は腰の長い武器のようなもの。頭のアホ毛かクエスチョンマークを形作り)
『なんて言ったっけ、東の方のソード……あれすっごい包丁に良さそうだなーって思ったのは覚えてるんだけど……名前が出てこない……』
(会話の途中でずんずん近づいてきて。質問を浴びせる。料理人として色んな国を回っているときに刀を観る機会があって、その時の感想を言っている。刃物に興味があるというより、行きずりの人に絡んでいるともいえる。)
■レキ・キドー > まず自分が手配されていると知らない人であればいい。
次に、昨日私が闘技場で晒した痴態を知らない人ならもっといい。
「――ああいやっ、これはっ…!」
刀を指されて、自分を特徴付ける所持品に、オロオロと「違うよ」と首を振った。
何が違うのか自分でも分からないが、リーマが近付くと背後の張り紙を隠すように立つ。
「か、カタナって言うよ。
長さとかで細々呼び名が変わるみたいだけど…
包丁は、どうなんだろうね、肉切り包丁って言うくらいだし良いのかもだけど。」
普段よりやや言葉数多く、早口に。
相手の意図するところがただの興味なら何の問題も無いのだが、本当にそれだけかと伺う姿勢。
「そ、そんな事より酔って大荷物は危ないよ。
早く、帰った方が、良いんじゃないかな。」
■リーマ > 『私もほらー、大きい魔物とか捌くときに使う大きい包丁持ってるんだけど。
その細さでその長さってそれどんな金属使えば切れ味維持できるのかとか気になっちゃうんだよね。みたいなー?見ちゃダメ?ていうか少しだけ見せて?』
(ずいずいずいずいと喋りながら近寄ってくればすごく顔が近い。油断していると両肩を捕まれるはずだ)
『肉切包丁っていうの?肉料理専用ってこと?私も大きい包丁は鯨切りって銘の包丁なんだけど、私はクジラちゃんって呼ぶけどね?』
『やー、と言っても今日はあと船に乗ってマグメールまで帰るだけだから。
船に戻ってお酒呑んで寝るくらいしかやることないから平気。』
(何気に大荷物をひょいひょい持っている女は、サムズアップして見せて)
■レキ・キドー > 「硬いのに当たるとすぐ欠けるよ?
刃こぼれするのは何でもそうかもしれないけど…
それより魔物―― 捌く?
戦士… じゃなくて、料理人か何かかな?」
表現が気になって、そこは何を誤魔化すためでもなく単純な興味で、御職業はと聞いてみた。
近い。イヤなニオイではないけれど酒臭い。
駆け足で逃げてしまえば酔っぱらいなど楽にまけるだろうと思うけど、
変に思われても嫌だし、見て満足するなら見せてやろうと、長大な刀を抜きにかかった。
気をつけてね、と声をかけながら鞘の突起を草履で踏んづけて、体格的に両手では抜けない刀を抜き放つ。
「人切り専用って事だよ。
あなたのそのクジラ?も刀なんじゃないか。
あんまり料理に使う印象無いけど…」
普段使いには向かない。
言いながら横に倒した刀の刃を見せて――
そういえばここで事件を起こした時、私は抜刀していた。
やはりこの女は私を見咎めているのではあるまいかと、募る警戒心。
「…マグメールから来てるんだ。
やっぱり船の方が便利だよね。
陸路が『山賊街道』じゃあ。」
私も船で向かおうかなあとチラリと思う。
船酔いのトラウマはまだ拭えないが、路銀はできたし。
■リーマ > 『そうだよ、料理人。マグメールで店やってるんだぁ、機会があれば食べに来てね?』
(そこで店の名前とかをちゃんと言わないから宣伝広告が不足するんだと従業員の声は此処までは届くわけない。)
『ぁあ、そうだそうだカタナだカターナ!!』
(両手をパンと叩いて時間差で納得する辺りは非常に頭のアレさがにじみ出ているが刀を抜かれると少ししゃがんで刀身をジィっと見て)
『シンプルできれーな刀身……んにゃ?食材を切るんだから包丁だよ?……』
(魔物を戦闘はするが、食べる目的以外の殺生はしない主義なのでそういう理屈らしい。概ね、刀なんじゃないかという意見は正論だ。)
『あれ?君もマグメール行くの?じゃあ一緒しようよ。このカターナ見ながら船でお酒呑むのたのしーよ?』
(ナチュラルに船旅のお誘いをする)
『それに今日は近海の良い貝類がわんさかだったからこれを焼いたらきっとエールが美味しいと……』
(嬉しそうな笑いと涎をじゅるり。店の商品に手を付ける気満々だ)
■レキ・キドー > 「魔物を食べさせるの…?
…ま、まあ、うん、機会が、あったら。
……?」
ゲテモノ食いの怪しいお店を想像して、うへえという顔をするけれど、食べに来てと言われればとりあえず頷いてしまう。
今のところたぶん行かなそうなので、お店の名前を追及はしなかったが、あれ教えてくれないの?と目を白黒させた。
いつもの事なのかもしれないが、今はこの酔っぱらいめと思っておこう。
「…魔物食べるくらいだからヒトくらい軽いか。
――ああでも、殺したら食べるって大事というか、殺しは生きるためにしたいよね。」
やや飛んでる発言に思えて立ち去りたそうにするけれど、この刀で斬る者を私も概ね食べている。
聞き流さずに考えればその言は腑に落ちるもので、そうか包丁だったのかと頷いた。
「ああ、うん、行こうと思ってる。
路銀節約したいし、歩こうと思ってたけど…」
闘技場での敗北や手配やらで、とにかく今はダイラスを離れてしまいたい。
陸路では少しずつしか離れられないと思うと、このまま船に乗ってしまうのも悪くない気がした。
これも何かの縁だし、誰かと一緒なら疑いの目で見られる事も減るかもしれないし。
「――そうだね、船にしようかな。
あんまり抜き身で置いておくもんじゃないと思うけど、乗り方教えてもらえると助かります。」
切符どこで買うのとか、慣れてる人に付いて行けばスムーズそうで、
ご一緒しましょうと、遠慮がちに礼をした。
「…ほどほどにしなよ、あなたが店主ならいいんだろうけど、せっかく買い出しに来たんでしょ?」
■リーマ > 『美味しい魔物もいるからね……サンドアリゲーターとか尻尾が旨いよ?』
(なんか砂漠にすんでいる最大で10mくらいになるワニを例えに出した。)
『いやぁ、共食いは流石にしないかな?
え?君はするの共食い?こわっ』
(相手がこっちに引いているのみ被せて引くからズルいのも酔っ払い。
うぇっという顔で舌を出した。)
『よーっし♪お姉さんにまっかせなさーい!!?
程々にするけど、可愛い男の子と行きずり船旅なんだから美味しい料理ぐらいなくっちゃねー?』
(そのまま勢いでがっしーと肩を組もうとするけれど、どうも性別を勘違いしているようだ。そのあたりでやっと手配書の辺りに視線が行く)
■レキ・キドー > 「――そ、そうなんだ。
あの、それで、お店の… てゆか、あなたの名前…
あ、私は軌道… れき・きどー。」
ガイジンはサンドアリゲーターが分からなくて、
とりあえずふーんそうなのかーと頷いておく。
美味しいのなら、一度は食べてみてもいいかもしれない。
…あまり楽しい事をするというのは、後ろめたい身の上だけど。
「――ってしないの!?
ヒトを斬るものって言った後に食材扱いしてなかった!?
…い、いや私だって、人肉は食べないよ、例えだよっ!」
このやりとりでもう同道は無くなったかなと思ったが、
私が人肉嗜好だとしてもそこには影響無いようで、コワイ!と言いつつ一緒してくれるらしい事に、ほっと――
「――ん?
ちょ、ちょっと待って。オトコノコって…」
違うぞ、と言おうとして…
船旅の間だけなら、それで気に入ってくれるなら勘違いさせておこうかなと思い直した。
例えば船で寝て起きたら『あなた誰?』なんて事になりやしないだろうなと不安になってくるけれど。
――手配書の内容は、どの程度の事が書かれていただろう。
少なくとも夜に煌めいた『長い刀』の情報はありそうだ。
それ以上の事は目撃した者がどれくらいいたか、どのような目を持っていたかにかかっている。
だからきっとリーマがそれに勘付く運命なら、このオトコノコが手配されている本人だと知る事が出来る。
そうでないなら、手配書を見てもピンとこないままでいることも。
■リーマ > 『れき?きどー?……
レッキー?……
あぁ、ゴメンね?私はリーマ。
リーマ=ザンデルリング。』
(わっしーと肩を組んで色々と押し付けつつ手配書に視線。
長い刀?異国の?的な情報が入ってきて)
『あれ?女の子だった?まぁいいか……』
(女は非常におおらかというか適当な性格をしているので、性別の方が気に入って。別に女の子でも何がどうという事はないらしい)
『ん~、まぁ東の人ってスマートな人多いしなぁ……』
(肩を組んで顔を覗き込んで。ソローっとほっかむりを持ち上げようと。懸賞金的な意味とは別でご尊顔が気になるようで。)
■レキ・キドー > 「――ッ!
うん… り、リーマさんか、よろしくお願いします。」
呼び名に一瞬身を硬くしたのは、旧友にそんな呼び方をされた事があったとかそんな。
すぐに気を取り直して、浅くお辞儀を… しようとしたが、色々密着中で果たせなかった。
「オトコノコだったら何かときめく状況なのかもしれないけどな、生憎ね。」
酔っぱらいを当てにはしていなかったけど、性別に疑念を持ってくれれば、男のフリをする事も無い。
…スマートというマイルドな言い方をしてくれるが、当たってる感触にため息をついた。
「……。
な、何?これは、別に、昨日闘技場で―― ああいや、とにかく、旅装だよ。」
ほっかむりに手がかかると、そわりと自分の背後にある手配書を気にするように目が動く。
昨日闘技場で負けてちょめちょめされたからだよと言い訳しそうになって止め。
別に顔を隠しているわけじゃないんだよ?ともごもご。
どうせ船の中で向き合うなら取られる事に抵抗は無く、自分から脱いでしまう。
■リーマ > 『?……うん、よろしくー?』
(なんか呼び名が気に入らなかったかなと首を傾げつつだが。
人の顔色には割と気づくのは客商売だからか。)
『あれ?女の子の方が都合良い場合も……』
(と、耳元で冗談で息を吹きかけようとした辺りで、闘技場という聞きなれない単語。あまり進んで見に行くことはないが、何をやっている場所かわからない程のアホじゃない)
『闘技場で?――――』
(という単語で耳に息がかかることになるか)
『ぁ、やっぱ可愛い顔してる♪』
(とかも追撃で呟いて)
■レキ・キドー > 一瞬緊張を示したけれど、その後の雰囲気は少し和やかで、嫌な呼ばれ方ではなかったようだ。
顔が近いので、はいよろしくとぎこちなくもう一度頷いて。
「――何の都合さ。
い、良いんだ、気にしないで。闘技場で買ったん――っんン!
くっ、くすぐったいな…!」
このほっかむりを闘技場で買ったんですと適当に言い繕い。
耳に息がかかると、ふわわと身を震わせる。
顔を赤らめながら、とりあえず離れろ酔っぱらいとやんわり身体を押した。
やんわりなので剥がせないかもしれないが。
「い、いいよ慰めようとかそんなのは。
気にしてないよ、男の子みたいだって。
そ、それより船に行くんでしょ? 行こう、荷物手伝うよ。」
ここにはあまり長居したくなくて、リーマを促しながら、私は疑われていないだろうなと、再度探るような視線。
■リーマ > 『いやぁ、でも……闘技場で何か買ったくらいで手配書に書かれる?』
(一応、流石に気にはなったらしい。違う可能性もあるけれど、カマはかけてみて。離されるようするとよりくっ付こうとするからタチが悪い。もぞもぞと腰の辺りを探って)
『いやいや、男の子みたいで可愛いな……って♡』
(慰めとかじゃなくて好みの問題であり)
『よし、行きましょう。』
(荷物onでおぶさるように。ついでに耳元とか肩のあたりをもそもそするから完全にセクハラだ。同性とわかってスキンシップに遠慮がなくなってきた)
■レキ・キドー > 「――か、かかっ、書かれてないしっ!
わわわ私も何か似ててイヤだなって思っただけ!
怖いならいいよ別に一人で行くから。
…な、なんかっ―― なにっ、なに、して、るんだっ…!」
手配書と言われると身を硬くしてぶんがぶんが首を振った。
とりあえず否定するけれど、かなり怪しまれても無理は無い。
突き出されてもおかしくないが、とりあえずリーマが怖いならと言い換えて別れようとする。
しかしリーマの態度は… これは何だろう。
捕獲しようという感じはしないのに何かボディタッチが多い。
もぞもぞされるとくすぐったそうに身をよじらせた。
「――私と一緒にいると捕まるかもよー?
…あと荷物手伝うとは言ったけどあなたまでさ…!」
手配を認めたわけではなく、疑ったんじゃないの?いいの?とぶっきらぼうに聞きながら。
まとめておんぶ出来なくはないが、おぶさるようにされて引きずるように歩き出した。
時々『んん』と声を我慢する声を喉で鳴らしながら。
■リーマ > 『別に怖くは無いよ?可愛いよ?』
(怖がっている訳ではないので軽く口説き文句でも入れつつ、どうも手配書に関してはビンゴみたいなので弱みを見つけたと悪戯心がざわつくのだった)
『んふふ~♪……
船代と夕飯代はおねーさんが奢ってやるから荷物運びってーことで?
ほらあと……突き出されたくないでしょ?頑張って運びなさーい♡』
(「おお?結構力あるね?」とかいいつつおぶさって。耳元で脅迫じみているけど耳をハムハムしようとしながら和服の胸元をおんぶされている片手でもぞもぞと中をまさぐろうとするから単に完全なセクハラだ)
■レキ・キドー > 「……。」
誉め言葉には答えない。
酔っぱらいめ、とやり難そうにずるずる引きずり。
しかし奢ると言われれば、じゃあちゃんと運ぼうかなとリーマの膝を抱えようとする姿勢。
「――っあ、こ、これはお代出してくれるって言うからやるんだからね?
突き出されたくないからじゃ、ないから。
…で、でもあの手配されてるやつ、似てるからな。
他にも難癖付けて来る人がいたら、リーマが違うって言ってくれると助かるかな。」
こいつマグメールに逃げたみたいですよ、なんてタレ込まれても面倒だけれど、
なんとなくリーマはその辺どうでも良いように思っていそうで、何なら逃亡ほう助してもらって共犯にできないかなみたいな。
「――っひんッ!
…っお、おい酔っぱらい!
落とされたくなかったらッン…!
じっとしててって!」
荷物付きの大人一人をものともせずズンズン歩くが、耳を食まれるとさすがに鳴いた。
いい加減にしろと言ってみるものの、両腕はリーマの膝を抱えていて無防備な胸元に、手が滑り込む。
もう落とすぞと脅かしながら船へ。
船旅の最中も始終こんな感じで、マグ・メールに到着すれば一時の別れとなるか――
■リーマ > 『そーだねー、ニテルカラネー』
(はっはっはと笑いながら。自分より小柄な女の子に荷物つきでおんぶしてもらえて楽しそう。)
『似てるけど違うのね、りょーかいりょーかいまかせてー』
(そんな塩梅で船まで一緒して、お酒や食事で談笑しながら店の場所を教えたりして、何かあったら頼ってくれとか、そういう具合でマグメールに着くと別れたんだろう。)
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からレキ・キドーさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からリーマさんが去りました。