2018/04/03 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にシシィさんが現れました。
シシィ > 聞こえてくるのは潮騒と、喧騒と。今日は少し風が強い、結った髪が風に煽られて揺れるのを感じつつ、港湾区画にある定期便の事務所を後にしていた。
港に停泊している船はいつもよりは少ない。まだ漁に出ている船も多いのだろう。
朝の鮮魚の競りは終わっているようだが、今から盛んなのは運び込まれた交易品の市場か。
訪れる時間によって、その賑やかさの種類も変わるが──大体において騒々しい。
その騒々しさが好きだから、王都に向かう定期便の手配をした後そぞろ歩いているのだ。
お世辞にも治安がいいとはいいがたいのだが、その程度のリスクは承知の上でのことではあったが。

「ぁあ、いい風…、あとでお風呂に入らなきゃならないのが少し難点ではあるけれども──」

シシィ > 幸い湯を使う場所には困らない。不夜城の名を恣にしているハイブラゼールが一番有名だが、そういった設備は割合整っている、というのがこの都市の印象だった。

暫く歩を進めているが何時ものように問屋や倉庫の立ち並ぶ通りに向かうのではなく、普段歩かない場所をメインに歩を進める。
それでもなるべく人の姿が見える場所にいるのは最低限の警戒のうちだ。
不用意に停泊している船にも近寄らない。
遠巻きにそれぞれに凝った意匠の船舶を眺めて満足することにしていた

シシィ > 満足すると踵を返し、街の雑踏に向かってゆく
さしあたっては何処か湯を使える場所を目指して、だろう──

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からシシィさんが去りました。