2017/08/28 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にジェイルさんが現れました。
ジェイル > 「ふう………いい風だな、今日は。」

波の音を聞きながら、木の柵に凭れて月を見上げる。
毎日のように上からの命令を聞くだけの毎日では味わえなかった気分を満喫しているこの女が実は魔族で、さらに追われている身だなどと思う者がいるのだろうか?
本人すら逃げることには自信があるのかあまり追われていることに対する焦りはない様子で、のんびりと旅を楽しんでいる。

ジェイル > 「さて…今夜はどうしたものか。野宿というのも些か面倒を呼びそうだしな」

奴隷市場が併設されていることは、一通り歩き回って把握している。
大概そういうものがある場所というのは治安があまり良くないものだ。
別に絡まれたところで、倒しても逃げてもいいのだがとにかく今はゆっくりしたい。
そのためには宿をとるのが最善なのだろうが、今から入って開いているのかも怪しい。
考える前に動けばいいのに、ぼんやりと物思いにふけっている。

ジェイル > 「…仕方ないな。少し探してみるとしようか…」

気怠げに体を起こすと、ゆっくりと歩き始めた。
人通りの多い場所に入れば、酔っぱらいが絡んできたりもするが完全に相手にしない。
それを繰り返しながら一軒、また一軒と宿の扉をくぐっては満室を告げられる。

「やはりなかなかないな…」

ジェイル > 最終的に、港から大分離れた質素な宿に行き着いた。
それでもベッドで眠れるだけ、野宿よりは遥かにマシだ。
ここに来るまでに数組返り討ちにした賊から奪った金を払うと、2階へと消えていった。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からジェイルさんが去りました。