2017/01/23 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にオーリさんが現れました。
■オーリ > 長い船旅を終えて陸地に立っても未だに地面が揺れているかのような感触が残る
それでも、久々の陸地、降り注ぐ陽光にぐ、と伸びをすれば肩に短槍を担ぎ歩きだす
見たところ、船の往来は多く、この国は豊かであるらしかったが、街に入り路地や小路を見れば、
浮浪者や浮浪児が多く見受けられるように思える…その反面、街角にたつ女や娼婦は
美人が多く見受けられる気がし、なんとも言えぬアンバランスさを覚えるのだった
「…さて、何か仕事を探すか」
船賃にこれまでの稼ぎをほぼ使い果たし、財布の中には異国の銀貨が少ししか残っていない
仕事をしていた船員に教えてもらった日雇いの力仕事や何かが張り出される口入れ屋の前の
看板の前までくると人並みをかき分けて看板の文字が読める位置まで歩いて行く
……しかし、大した仕事はもう残されておらず、さてどうしたものかと首を傾げた
いっその事、ここでは仕事はせずに王都まで足を伸ばしたほうが良いのではないだろうか?
などと考える
■オーリ > 掲示板に貼られた仕事は荷揚げや荷入れ
労力ほどに代価を得られない、と思えば掲示板を離れて船着き場の方へ戻っていく
あてがあるわけではないが、あの場所でぼんやりしていても仕方ない
歩いていたほうが考えが纏まる性分というのもあった
忙しく働く船員やこれから国内外へ旅立つ人の波を縫うようにして歩く
ひょっとしたら商人や貴族が道中の護衛に雇い入れてくれるかもしれない
ついた早々、他国へ渡る…というのも、なにかもったいない話だが
ともかく、一所でぼんやりしているよりは動いている方が建設的な気がする
考えなしに歩いてもただ体力を使うだけ、なのだがともかくどういう国なのか知りたくもあり、
そのあたりをふらふらとただ、ただ歩いた