2016/11/18 のログ
ソル・グラディウス > 「そうかい…」

唸り声をあげてグルグルと悩む彼女。
その様子を見てクスッと笑えばそう短く返す。

離れた彼女が俯き、笑顔が消えて俯いた。
それを見て特に慰めの言葉を掛ける訳でもなく、口を開いた。

「いいじゃねぇか。モヤモヤと悩んで、考えて…人間っぽくなってきたな」

俯く彼女へそういう。
悩み、考え、苦悩する。
内容はどんなものかは知らないがその姿を見れば人間のそれで精霊とはまた違った雰囲気を纏っていた。

ネネ > 「でも、なんだか嬉しくない…ソルに嫌われちゃうかもしれない」

彼には笑顔を向けるように努めていたけど
浮かべない心配と不安ばかり

笑ってお出迎え、笑ってたら相手も笑顔になると教えてくれた
ご主人の言葉もまもれなくて

大腿から降りてベッドに近づいて入る
彼の顔を見ていえないから

「街にいるとね、羨ましいなって思っちゃったんだもん」

お店先にくる人、通りを歩く人で最近目に付いたのは
老夫婦や家族やらだったから
はじめて、羨ましく感じたのと同時に寂しさも感じて

「ソルぎゅーって、して?」

離れたソファにいる彼に面と向かっていえないのは
自分はワガママを言ってる気になったから

ソル・グラディウス > 「おいおい…」

相変わらず、『それ』を不安に思ってる彼女。
その様子を呆れた顔をして見る。

そんなわけないと何度も否定しているのに、嫌われると思っている彼女。
怖いのは分かるが流石に物分かりが悪いのは納得できない。

ベッドへ行った彼女を見送り、自分もベッドへと向かう。
そこに座れば、部屋を眺めつつ彼女の言葉に反応する。

「……家族や夫婦か。…ネネ…」

寂しさを感じている様子の彼女に何か言おうとするも、ぎゅーっとしてという要望が来る。
必死に怖さや寂しさから逃げようとしている彼女。
それを見て、少し哀れに感じたのか、彼女に近づき後ろから抱き着く。

ネネ > 自分の素性への疑問はそのまま、唯一は孤独と同じで
家族とか兄弟とか、つながりがないことも
羨ましいは、寂しいという感情につながるようで

後ろから抱きしめてくれることに
前に回されてる腕をギュッと返しながら

「人も寂しいとか感じるの?ソルも感じるの?」

人間らしいと先ほど彼は口にしてた、自分のような風の人は他に出会うことがなくて

ソル・グラディウス > 後ろから彼女を抱きしめる。
前に回された手をぎゅっと返されれば彼女の言葉に口を開いた。

「…ネネと会うずっと前、俺は一人になった。…その時は寂しかったが今は剣が居るからな。
 うるせぇけど、そいつのお陰で寂しくはなくなった。数少ないアイツの長所だな」

ソファーに立てかけた剣を見てそう告げる。
何処となく、剣が混ぜて欲しそうな視線を向けているのは気のせいだろうか。

「寂しいと感じるのは普通のことだ。…それを吹き飛ばすために友達はなるべく多い方が良い。
 お前に足りないのは女性の友達だ。今度紹介してやるよ。」

彼女の耳元でそういえば、腕を解除してベッドに寝転がる。
疲れが出て来たのか、ぐったりとしており、しばらくすればウトウトしてしまう。

「すまん、ネネ。そろそろ寝るわ…抱き着いてもいいぞ?」

そう言って、瞳を閉じればいち早く寝息を立て、夢の世界へ旅立つ。

ネネ > 黙って話を聞いてる

力が緩む感じに、もぞもぞ体の向きをかえて向き合うようにして
既に眠る彼の寝顔をじーっと見つめたまま

少し起きてる
眠りの中の彼の頬に触れたり、撫でたり触れながら
言葉どおりに胸元にきゅっと抱きついて眠気がくるまでは、まだ時間がかかりながら

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からネネさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からソル・グラディウスさんが去りました。