2016/11/17 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にソル・グラディウスさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にネネさんが現れました。
ネネ > 護衛でどんな人がくるのかという不安でお店の前で
松葉杖のご主人と待ってた時にきたのは

一緒に暮らしてる彼、ご主人が出してた依頼を引き受けてくれたのは
偶然にも彼だった

初めて顔を合わせた店のご主人と彼、どちらにも紹介することもできたし
見ず知らずの人の護衛でなかったことに安心し、自然と笑顔になり

お店から大量のお花と植木、苗を馬車に詰め込んで
一緒に荷台に座り揺られながらダイラスへの船着場に到着したとこ…

ソル・グラディウス > ギルドの依頼でダイラスへの物資の護衛を承った。
王都からダイラスへの物資などロクなものではないと依頼主の元へ行けば、松葉杖を付いた初老の男性だった。
何か怪しいなどと勘繰りながらもついた先は花屋。

そこには自分の同居人である風の精霊が居た。
彼女の紹介により職場と上司の事を知り、こちらも自己紹介して挨拶を済ませる。
何故か笑顔になっている彼女と馬車に乗り、ダイラスの船着き場へと到着する。

「しかし…お前の働いてるんとこの主人が依頼出したとはな。驚きだ」

馬車から降りつつ、彼女が降りやすいように手を差し伸べる。
花と植木、苗はどうするのかわからないが、とりあえず自分の依頼は完了した。

ネネ > 「うん、女の子1人では危ないからって言ってた」

知らない人と一緒じゃないこと
お仕事として彼と一緒にいることが嬉しくなる
手をとりながらも少し高めの荷台から降りてきて

「これ預ける人探してくる」

周囲をキョロキョロと…
ご主人に言われた目印の男性の姿を探す
船着場に、頭は真っ白で、少し腰が曲がってて、杖をついてるという

背伸びをしたりして、船員やほかの卸業者とかが多いなか
杖を付いてる人がみえた、人の合間を抜けるように船のほうへと近づいていく

ソル・グラディウス > 「なるほど、妙な偶然もあったもんだな…」

顎に手を添え、この前少女が話していた事を思い出す。
怖い人に絡まれたと言っていたが当然、あの花屋の夫婦の耳にも入っているはず。
それで気を利かせて依頼をしてくれたのか…あの夫婦には後でお礼をしなければ。

「あぁ、ここで待ってる」

腕を組んで、馬車に寄りかかる。
彼女がトテトテと人の合間を抜けて杖をついている老人の元へを向かうのを見送った。

(しかし、花が趣味なんてな…こういうのを買う奴の気が知れん。)

腕を組んで、荷台を覗き込む。
並べられた木箱の中に花があるのだろうかとそれをじーっと凝視した。

ネネ > 人を避けながらも貿易商のような老人のもとへ着けば

ご主人からの話と荷台ことを伝えてる
少し早口だったけど、運び込む船を指をさして教えられる
荷台から一番近い大きな船を確認すると
彼のもとへ人をかきわけて戻る途中、
女の一人歩きと思われたか、誘いに声をかけてくる船員もいて

見知らぬ人との近い距離に
緊張して首を左右に振って断わる意思表示をしながら

ソル・グラディウス > 「おっ、終わったか?」

腕を組んで、話し合いを終わらせたと思われる彼女がこちらへ向かってくる。
その途中、見知らぬ男性に声を掛けられた様子で止められた彼女を見据える。
居ても立っても居られず、腕組を解いて彼女の元へと向かった。

「よっ、ネネ。仕事はもう終わったのか?」

彼女へ近づきながら、そう声を掛ける。
それと同時に声を掛けてきた船員へは鋭い目線を向け、その視線で船員を震え上がらせる。

ネネ > 周りは人の声に騒々しく
断っても引いてくれない男性
彼が声をかけてくれるまで、それは続いてて
その一声だけで船員は離れていく

「うん、あの船に乗せてもらったら終わり」

荷台を船によせてくれるように話をして馬車の後をついていく
人も多いのはわかってたけど、近づいてきてくれた彼の
上着の腰のあたりを掴もうとして

ソル・グラディウス > 声を掛けて、素直に引き下がった船員を見てホッとする。

「そいつはよかった」

船を見上げ、それに載せたら終わり終わりという言葉を聞き、安全に仕事が済んでよかったと安堵の声を漏らす。
移動する馬車の後をついていけば、ふと彼女が自分の上着の腰辺りを掴んできた。

「…怖かったか?」

彼女の背中に手を回し、少しばかり引き寄せてそう聞く。
小さな彼女を見下げる表情は穏やかで、どことなく笑みを浮かべていた。

ネネ > 声を出すと沈んだ声になりそうで
彼の言葉に頷いて返してた

馬車のあとについて船のそばまでくると、お仕事と頭に思い込ませて
手を離して、彼からも離れていく

船に積み込みをしてくれてた人に声をかけて
荷台のものを他国に出す伝票と引換えをして、数種類の種を受け取って

「あとは、してくれるって、言われてたお仕事全部おわったよ」

受け取った伝票と種をお店のカバンに片付け肩にかける

「おじーさんが、(ご主人)この近くに貿易のときに使う家があるから
 そこに泊まって、明日帰っておいでって」

ソル・グラディウス > 声を出さず、小さく頷くだけの彼女を見る。
怖かったと声に出すまでもないと察すれば、彼女の頭を撫でる。

まだ仕事中であると自分から考えて離れた彼女に密かに感心しつつ、彼女の仕事ぶりを拝見する。
船員と話をし、荷物と伝票を引き換えし、種を受け取る光景をただ見守る。

「やっとかー…」

大きく伸びをして、息を吐けばそういう。
自分の任務はあくまでここに来るまで彼女の護衛であったが彼女の仕事ぶりが心配となり、ついつい見守ってしまった。

「ふむ…そうか。じゃ、どうする?観光とかしないでそのまま行くか?」

顎に手を添え、その話を聞けばそう返す。
観光し、それから家に泊まっても良いだろうと考えている様子だ。

ネネ > 長い道のりと初対面の人とのやりとり
やっと…仕事の緊張が解けると息をついて

「んと……」

どうしょうと迷う、
いろいろ見たりしたいけど、彼とも過ごしたい
帰るのは明日でいいと言われてるから
時間は長くあるものの

「少しだけ…観光して、明日、見て回るのとかは?」

ちらっと伺うように彼を見上げて

ソル・グラディウス > 息をつく彼女に微笑みを投げかけ、労うように頭を撫でる。
疲れが吹き飛ぶ効果はないが少しばかり安心させようとする。

「…」

頭を撫でれば、腕を組んで彼女の返答を待つ。
迷っている様子の彼女に自分は特に声掛けはせず、じっと返答を待つ。

「お、それでいいなら、俺も構わん。…で、具体的には何処を見に行くのか?」

彼女からの返答を聞けば、即座に頷く。
そして、いざ何処を見に行くのかを問うてみる。

ネネ > 「『海のそばの危ないとこ』てしか知らないから…ソルしってる?行きたいとこあるなら
私ついてきたい」

頭を撫でられると触れられると嬉しくて
つい、ため息も消えてしまう
ただ都市としての知識はないから、見たいものもわからず
海を見てるだけでも満足だけど、彼には退屈させてしまいそう
彼のいきたいとこがあるなら、そこに一緒にいきたいと思っての返事で

ソル・グラディウス > 「行きたい所、かぁ…」

腕を組んで考え込む。
ダイラスと言えば歓楽街のハイブラゼールか、日々面白い戦いが見れるアケローン闘技場だろうか。
彼女をチラッと見て『いやいや』と言った具合に頭を抱える。

「…買い物でも行くか。何か欲しい物はないか?」

ダイラスの船着き場の市場。
そこでは世界の様々な物品が売られていると聞く。
それを見に行こうと彼女に手を伸ばす。

ネネ > 「…ん?」

彼がこちらを見てくるのに目があえば小首をかしげて

「買い物でいいの?」

なにか思い悩んでたから、本当は行きたいとこ違うのかなと気にしながらも
差し出された手じっと見て…カバンは肩にかけてるから
自分の手ものばす、前も街で同じことをしたときに『手だ』と言われたから
これでいいのかと

ソル・グラディウス > 「あぁ、俺は構わん。」

小首をかしげる彼女にそういう。
彼女の伸ばされた手を取り、ぎゅっと離れないように握れば歩き出す。

「で、欲しいものとかはあるか?」

彼女を横目で見ながらそう聞く。
自分からも彼女に対して労いの念を込めたプレゼントをしたいと考え、欲しいものがあるか聞いてみる。

ネネ > 手を握られると、自然に笑顔も浮かんでくる

「欲しいもの…」

無欲に近く自分のものになると、疎い
少し前にお気に入りの植物図鑑を古本屋さんで買ったくらい
市場を目指しながらも何も思い浮かばなくて

「…うーん、わからない」

ソル・グラディウス > 欲しい物と聞かれ、悩みながらわからないと答える彼女。
困ったと頭を抱えつつも、何かを思いついたかのように彼女の手を引き歩き出す。

「それじゃ、俺が選んだ店に行くぞ。いいな?」

彼女へ確認を取りながら歩いていく。
少し前から目を付けてた店があり、折角だから彼女と一緒に行ってみようというのだ。

「……ここだ。」

しばらく歩いて到着したのはアクセサリ―ショップ。
ショーウインドウに飾られたアクセサリーはどれも煌びやかだが、値段が安く純粋な宝石を使ってないことがすぐにわかる。
その店の扉を開けて、中へと入った。

ネネ > 「う、うん…」

手を引かれてついていく、彼は知ってるお店というのに楽しみで
少しの距離を歩き連れてこられたのは

キラキラした装飾品が並ぶとこ
街でつけてるのを見かけたこともあるけど
ここで彼の欲しいモノがあるのかと思って
そのまま一緒に店内にと入っていく

「わ…きれい、こういうの付けてる人、みたことある」

高級アクセサリーでなくとも
アクセサリーに囲まれてる店内はキラキラしてみえて

ソル・グラディウス > 「好きに見てっていいからな」

店内に入れば目をキラキラさせ、中を見渡す彼女へそう告げる。
ついでに欲しいものがあれば言ってくれと念を押し、自分も何かおしゃれで身に着けるものはないかと探し回る。

本物の金でも銀でもなければ宝石でもないため、商品はほとんどが安く、彼女でも買えるほどの値段であった。
しかし、彼女の金ではなく、自分の稼いだ金で労いたいと考える。

「これとかどう?」

アクセサリーを手にもって示す。
手に持ったのは花形の髪飾りで白い花びらに中央は青く、彼女を彷彿とさせる色合いであった。

ネネ > 「うん」

お店の中の価格は、お花屋さんで働くようになってから金銭感覚もわかってくるし
自分のお給料の中でも買えるくらいのものばかり

彼に言われるまま、店内のキラキラしたものを手に触れてみたりして
ふいに彼が声をかけてくるのに振り向いて
手にしてる髪飾りを見て

「わ…きれい、お花かわいい」

派手すぎる感じもなく、好きなお花の形の髪飾りについつい笑顔になる
先ほどまでの緊張も怖いのも全部消えたくらいに楽しそうに

ソル・グラディウス > 「…付けてみろ」

彼女にその髪飾りを手渡せば、付けてみろと言ってみる。
実際に髪飾りを付けた彼女を見てみたいというのがあり、機体に満ちた眼差しを向ける。

「しかし、本当に花が好きだな。俺はそういう綺麗なもんはからっきしでさっぱりだ」

頭を抱え、明るい笑顔を浮かべて髪飾りを見た彼女へそう告げる。
一応、花の魅力を知るために彼なりに頑張ったのだがわからないものはわからない。
つい最近までトライしてたチャレンジも投げ出し、素直に彼女が花を愛でるのを傍観することにした。

ネネ > 「うん」

彼からうけとるとお店にある鏡を見ながら
前髪と横髪の間、耳の上あたりで髪を留めるように差し込んで留める

「ソル、どお?」

白銀の髪に白い花びらと青い中心、控えめだけどワンポイント的に目を引くもので

「森にいるときはお花と緑ばっかりだったから、街には少なくて
 だからかな、森みたいに元気なお花に囲まれてるの楽しい」

公園とかお花屋さんとか、街で森のような自然さがある場所が居心地がよくて
好きというか、今までと同じものがあるのが落ち着くからと
彼が理解しょうとしてくれたのも嬉しくてニコニコしたまま

ソル・グラディウス > 髪を留めるようにそれを差し込み、鏡で確認した後こちらを向く彼女。
控えめながら目を引き付けるそれを見てつい「おぉ」と声を出してしまう。

「アクセサリーってすげぇな。それだけで印象がガラッと変わるな」

顎に手を添えて、彼女…もとい、頭の髪飾りをじーっと見つめる。
彼女自身も美形であるからか、やはり良く似合う。

「へぇ…じゃあ何か?花と会話でも出来んのか?」

顎に手を添え、まるで花が生きているかのようにしゃべる彼女。
その口調が引っ掛かりそう聞いてみる。
ついでにニコニコとしている彼女の頬を悪戯のつもりでぷにっと触る。

ネネ > 彼に見せると褒めてくれるような言葉
嬉しくて頬も少し赤く染まりながら照れる

「お花とお話はできないけど…でも、お花買いに来る人も
皆わらってるから、そういうの見ると嬉しくなる」

頬に触れる彼の手の感触
思わずつままれ、頬は少し伸びるけど、それさえも楽しいのか
笑ったまま

「ひょル…」

頬にいたずらされたままなので、彼の名前もふやけるように呼んで

ソル・グラディウス > 褒めるような言葉を掛ければ赤く染まり照れる彼女。
言うまでも初々しい彼女を見てこちらも笑顔になる。

「ほう。…そんなこと考えたことなかったな。
 俺の場合、依頼を出してくる連中はみんな難しい顔してるしな」

なおも彼女の頬をぷにぷにと触りながらそういう。
抵抗せず、笑ったままであるところを見れば、彼女も別段嫌がってるようには思えない。

「…かわいい」

つい、ボロッと出てしまう本音。
ふやけるように名前を呼ばれ、少しだけ照れくさくなって手を離す。

ネネ > 「でもソルがお仕事して終わると、皆笑顔だと思うよ
 ほら、おじーさん(ご主人)もソルのこと見て喜んでたもん」

ギルドから来たのが、自分のとこで娘のようによくしてもらってる
話に聞く同居者とわかり、誰よりも安心してくれたはず

柔らかい頬が指につままれたまま、痛くもないからそのままだけど
話にくい

思わずぽろっと漏れたような彼の言葉が
嬉しくて照れる
髪留めで出てた耳まで赤く染めてくる

ソル・グラディウス > 「……そういうもんかね」

頭を抱える。
ギルドの依頼では人のためにとかそういうのは考えたことはあまりなく、結局は金のために動いていた。
今回はともかく、それ以外は大抵金のために動いていたし、特に大した信念も志も持ち合わせては居なかった。

彼女の柔らかい頬の感触が手に残り、その手をポケットに入れてすぐに忘れようとする。
お互いに少しばかり赤くなり、気まずい雰囲気。
『イチャつくなら出ていけ』と言わんばかりの店員の視線が突き刺さり、口を開く。

「それ、買おうか?」

頭の髪留めを指差し、彼女にそう聞く

ネネ > 「うん、ソルがお仕事終わって帰ってくると、私もうれしいし」

依頼をこなしてるだけなら直接依頼主とのやりとりもないのだろう
誰が解決してくれたかわからなくても感謝されてるはずで

「ん、これにする…つけたままでもいい?」

顔が赤くなり手が離れると俯くようになったけど
彼の切り出した言葉に、気に入った髪留めを外したくなかったから

ソル・グラディウス > 「…そうか。俺も、待っててくれるネネが居てくれて嬉しいぞ」

彼女の頭を撫でる。
髪留めには触らないように少し慎重に撫でれば、彼女の言葉を聞く。

「あぁ、いいぞ。…会計してくる。」

彼女の言葉に頷けば、会計をしようとレジへ行く。
店員が髪留めを見れば、すぐに値段を把握したようで精算へと移る。
そのまま会計を終えれば、彼女と共に店を出た。

ネネ > 「よかった…」

彼の言葉に嬉しくて笑顔のまま
撫でられるのに穏やかな気持ちにもなり

お会計をしてくれる彼の後ろで待ちながら
見つけたものがあり、彼のお会計のあと自分も1つお会計してもらう
カバンに入れて、彼の手をつなぐように伸ばして、外へ

「ソル、お家の方、行こ?」

おひさまも傾きはじめて、オレンジに建物が染まるくらいの時間
日暮れまであと少しくらい

ソル・グラディウス > 自分の後に何かを買った様子で、それを聞き出す前に家へ行こうと提案される。
手を繋ぐように伸ばされ、それを受け入れるように手を握れば歩き出す。

「そうだな。案内してくれ」

彼女に先導するように指示を送れば家の方へと向かう。
髪飾りが煌めく彼女を後ろから見れば、美しい姿に少しばかり虜になる。

ネネ > 「うん、あっち」

手をつないで少し先を行く
彼がいるから、見知らぬ人の声かけもなく
夕焼けに染まるオレンジの明かりにも
白銀の髪も髪飾りも陽の明かりにキラキラしてる

市場まで出てきてたから来た道を戻り、船着場から少し離れたとこの小さな家に
表には植木鉢とか水桶とかがあってすぐに見つかって

「ここみたい」

カバンから紐で結ばれた鍵をだして、開ける
室内はワンフロアでご主人が先週、怪我をする前に使ったままだからホコリもかぶることなくきれいで

まだ外にわずかな明かりがあるうちに、部屋の中のロウソクを灯して

ソル・グラディウス > しばらく歩いていれば、船着き場の近くにある小さな家へと到着した。
植木鉢や水槽があるのがとても印象的で、鍵を出して開けた彼女に続き家へと入っていく。

「ほぅ…」

部屋の蝋燭が灯され、ワンフロアのその家の内装を見渡す。
疲れたのか、先ずはソファーの方へと歩き、ドカッとそこへ座った。

座った直後に気付いたことだが、好きに使っていいと言っても遠慮なく使うことは失礼だろうと思って即座に立ち上がる。
ソファーの汚れを手で払えば、今度はちょこんと控えめに座った。

ネネ > 室内の明かりをつけていけば、ぼんやりと明るくなる
身につけてたポンチョもカバンも置いてお花屋のエプロンも外す
すっきりした風になると

ソファに座る彼の目の前に立って
いつもは部屋の中で脱ぐ帽子へと手を延ばし

「ソル、これ…少し借りてもいい?」

ソル・グラディウス > 「?…いいけど?」

帽子へと手を伸ばされ、それを取られながらそういう。
一体何に使うんだろうかと考えつつ、少し邪魔な背中の剣を鞘ごと取りはずし、ソファーに立てかける。

楽な体勢になれば、ふぅ~っと息を吐きながら背もたれに寄りかかる。
自分の帽子を使って何をするのだろうかと彼女を見据える。

ネネ > 帽子を受け取りテーブルの上におけば
先ほどカバンに入れた小さい包を取り出して
帽子の横につけて…

「はい、ソルに」

帽子を返す、横のとこに金色の太陽のシンボルのバッチ
ちょうど頭には触れないとこくらいにつければ、邪魔にもならないだろうと

レジの近くにあった太陽と月のシンボルのアクセサリーをみつけたから

ソル・グラディウス > 「ん…?」

帽子を返され、それを受け取れば取り付けられたバッチを見る。
太陽のシンボルアクセサリーが取り付けられており、それを指先で軽くいじる。
さっきの会計はこれを買うためだったのか。そんな気遣い必要なかったのだが…

「ありがとうな、ネネ。俺にぴったりだ」

帽子を被り、近くにあった手鏡を手に取り確認すればそう告げる。
手鏡を置き、自分の太腿を叩けば彼女に座るようにと促した。

ネネ > 「うん、ソルにぴったりの」

帽子をかぶって鏡を見てる彼の様子に満足そうにニコニコして
男性はあまり、飾り気のないけど帽子になら
このくらいなら嫌がられないかなと思ってたから

彼のサインに、そのままソファに腰掛ける彼の太腿に乗るように座り
手を首の後ろから前に体を寄せるように抱きつこうとして

「ソルがきてくれて、よかった」

王都より離れた土地で、はじめて彼とすごすこと
王都とは違う港町の人の多さに驚いてたけど2人だけになれば
いつもどおりの時間で

ソル・グラディウス > 「はは、ありがとうな」

ニコニコ笑顔の彼女にこちらも笑顔で返す。
太腿に乗った彼女が手を首後ろに回され抱き着かれる。
こちらも彼女の背中へ手を回せば抱き寄せて体を密着させる。

「まぁ、単なる偶然だろ。次回以降こうなるとは限らないしな…」

帽子を脱ぎ、王都の宿の部屋のように二人きりとなる。
流石に他人の家なので行為には持っていけそうにないが、密着しているだけでも嬉しく感じる。

ネネ > きゅっと軽い力で首の後ろで腕を絡めて
背中に感じてる腕の感触と体をくっつけて

「ソル…なんだか寂しいこと言う」

偶然とわかってても、浮かれてたのは自分だけだったみたい
遠出に不安だった気持ちも彼のおかげで消えたことなのにと
抱きついてるのに、寂しくも感じて

ソル・グラディウス > 「現実は嬉しいことばかりじゃないってことさ」

身体をくっつけながらも寂しそうに発言する彼女へそう返す。
彼女が落ち込んでいるとはいえ、すぐに自分の発言を否定し撤回するのは責任感が無い。
嬉しいことや楽しいことばかりが現実ではない。いや、寧ろその逆だ。
寂しいこと、悲しいことが溢れかえるのがこの世界だ。

「でもまぁ、出来る限り優先して…お前が関わってそうな依頼を請けてやる。
 今回のでお前を雇ってるあの爺さんの名前は把握したしな。」

頬を掻き、少しばかりフォローを入れる形でそう返す。
それにしても、彼女はどれだけ自分の発言に左右されやすいのか…わかったものではない。

ネネ > 「うん…ねぇ、ソル」

表情は見えない、首のそばに顔を寄せてる形のまま

「私、だめなのかなぁ…」

例えるなら
走るように周囲のものを吸収して頑張ってても
息が切れるように吸い込めてないのか

彼に話したあとでも、2度目の遭遇のあった怖いと認識してる人
とか
接点のある人は限られて
その人の言葉が全ての知識のように覚えて信じるものばかり

ソル・グラディウス > 「…何だ?」

首のそばに顔を寄せられたまま、彼女の言葉を聞く。
だめなのかなぁ…。その言葉に疑問符を浮かべ、発言に隠された意図を考える。

「ダメ。というのはどういうことだ?…全く、ネガティブ思考だなお前は」

何やら悩んでいる様子の彼女。
しかし、自分は心を読める訳ではない。
しっかりと発言してくれなければ伝わらず、目を細めてそう返す。

ネネ > 「うーん…」

まとまらない頭でグルグル悩むことを言葉にして繋げるには
難しく、うまく説明ができなくて唸り声

すこしの間があいても
言葉が続いてでてこなくて腕をとき、離れようと

「自分でもうまくいえない…」

人との接点が増えると、見聞きしたことに
考えたり悩むことも増えてくる
外で浮かべてた笑顔も思い悩んでしまえば陰りもでてくる
俯いたまま