2016/06/26 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にアリアさんが現れました。
アリア > 「うっはー、やっと到着したん?
あんま長い事揺られてると、ほんまきっついって…」

ふらふらーっと千鳥足っぽく船から下りていく。
その様子から、船酔いをしたのだと誰しも分かるだろう。
たまに心配そうに声を掛けてくる相手に、大丈夫だと手を振って応える。
それでもやっぱり辛い、人が居ない訳ではないが、そう目立たない場所に置いてある箱の側にリュックを置き、箱を背凭れにしてぐたーっと座り込む。
両足を投げ出した格好、だらしないと言われようが辛いんだから今は勘弁して欲しい。

アリア > 箱に凭れ掛ったまま、顔だけ上に向けた。
まだ真昼間、太陽がとても眩しい。

「お天道さんも、こういう時くらい顔隠してくれへんかなー?
堪らんで、ほんまに」

角度的にいい感じに日光が差してくる、座る場所を間違えた。
かといって座ったばかりで動くのも癪だ。
少し移動すれば日陰があるのは分かっているが、愚痴を零すだけだった。
指先でくいっと服を引っ張り、ぱたぱたと手で煽ぐ。
なんともだらしないと言われそうだが、気を付けたところで暑いのは変わらない。

アリア > 船酔いも、時間が経てば治まってくるもの。
動いても大丈夫なくらいに回復すれば、立ち上がってリュックを背負い直す。
ぽんぽんっとお尻を叩き汚れを払うと、ぐっぐっと体を解すように右に左に体を曲げる。

「よし、これくらいでええやろ。
こっからがうちの新たな伝説の幕開けや、気張っていかんとな!」

ぱんっと両手で頬を叩いて気合十分…ちょっと強過ぎた、頬が痛い。
頬を擦りながら、さて、まずはどこに向かおうか?と視線を巡らした。
初めての土地、ちまっと観光がてらに歩き回りたいが、まずは宿の確保を優先だ。
そんな考えが浮かべば、さっそく誰かに道を尋ねる為に動き始めるだろう。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からアリアさんが去りました。