2016/06/22 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にイニフィさんが現れました。
■イニフィ > 「ん~……ちょーっといまいちね。」
夜の繁華街。
街頭の明かりがまぶしく、今は本当に夜なのかと思うほどに明るかった。
イニフィは、そんな外套の下で紙袋をかかえ、眉をひそめて何かを口にしていた。
少し黒ずんだ色をしているそれには齧った後があり、それを咀嚼した事が伺える。
「鮮度が落ちてるのかしらね…。食べられないほどじゃないけど…40点ね。」
地元で取れた魚のフライ。
露天で売っていたそれを食べてみようと買ったのだけれど、外れだったらしい。
イニフィは一人ごちながらも、一つ目をまず口に放り込んだ。
■イニフィ > やはりこの地方の魚は生に限る。
以前食べたあの生身の魚は、本当においしかったしまた是非食べたいものだ。
「…そういえば、お魚には一番おいしい時期っているのがあるらしいわね…。」
いまだと何が一番おいしいんだろうか、とイニフィは考える。
食べるものならばなんでも好きだけど、やっぱりおいしいものを食べたかった。
■イニフィ > ダイラスは港町というだけあって、魚は一級品だった。
おまけに、最近新しく出来た集落で取れる野菜に、肉類も貿易で豊富に手に入る。
「う~ん、こういうの確か…島国でなんていうんだっけ?
えーっと………あ、そうだ!食はダイラスにありってヤツね。」
間違って移送で間違っていない言葉で、イニフィは納得したように手を打つ。
紙袋の中に手を入れ、二つ目を口に運びながら軽く頷いた。
「よっし、今日の宿のご飯は肉類にしてもらいましょっか。
お魚もいいけど……肉も棄てがたいしね、うんうん♪」
■イニフィ > 「さって、お腹も余裕があるし、次は何を食べようかな♪」
魚のフライを片付けたいニフィは、夜の繁華街へと消えていった。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からイニフィさんが去りました。