2016/05/28 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にアルさんが現れました。
アル > (人気のない路地裏を、気配を消して進む一人の年若い男。薄暗い周囲を大きな黒い瞳で何かを探すように見つつ進む、その歩に合わせ頭の上のアホ毛がピコピコと揺らしていた)エロいお姉さんがいるという噂は真実なのか?個人的には巨乳か爆乳でッ!(歩きながら幸せな夢を見ているようで、小さく妄想を呟くと足音も立てずに薄暗い路地を迷うことなく歩く。少し前に酒場で聞いたエロい女性が現れるという噂。その噂を調べまくり、それっぽい場所に目星をつけ、好奇心から深夜、人気のないこんな場所まで来ていた。若い情熱からの行動力と言えるかもしれないが、要するにスケベなだけ。時折、海からの潮風に乗って聞こえる遠く離れた荒くれ者の声。もちろん野郎の声など耳元に届く前にシャットダウン。女性の甘い言葉ならどんなに小さくても聞き逃さない自信はあったが、現状、野郎の話に用はなかった)
アル > (そんなに女性に興味があるのなら、風俗に行けば?と疑問に思われそうだが、生憎と経済的な理由から行きたくとも行けなかった。細々と日銭を稼ぐ冒険者家業。宵越しの銭は持たない。偶に大金を手に入れても不必要に浪費してしまう。今回の情報を集めるのに使った金額は……ノーコメントとしておく。月明りが作る濃い影の中、人が何とかすれ違えそうな狭い路地を、時折、とても踏みたくないものを避けながら欲望のまま進む)……あれ?ここら辺と思ったけど……こんな場所に?(適当な情報を掴まされた可能性も高いと、一度足を止めて腕組しながら考えてみる。可能性が高すぎて涙目になってしまった。それでも気を取り直すと歩みを再開する。暫し無言無音で進むと、路地裏を抜けた先、不自然に開けた場所に到着してしまった。倉庫などの建物同士を計画性なく作り続け、偶発的に出来たのであろう空き地。地面には背の低い新緑の若葉が生い茂り、月明りに浮かぶ一つのベンチ。少し幻想的だが、職業柄、高い壁に背を預け、空き地の様子を窺うことにした。基本的に覗きが趣味だった)