2016/05/22 のログ
イニフィ > 「最近多いわねぇ、この手の襲撃事件…。
もしかして、治安がどんどん悪くなって言ってるのかしら、マグメール…。」

もしそうなら、早めにこっちに拠点を移したほうがいいかもしれない。
羊皮紙を畳み、カバンへと戻すと少しばかりのため息を落した。

とはいえ、イニフィは元々根無し草。
拠点らしい拠点はほとんどないので、あまり意味のない思考なのかもしれない。

「……おまけにあの子もまた逸れるし…。」

イニフィ > まあ、別に逸れたからどういうという事はない。
そのうちまた合流するだろうし、あの子は基本的に『放し飼い』状態だ。
好きに行動させておけばいい。あの子が自分から離れる事はないだろうから。

「まあ、当分はダイラスにいましょうかね。
さすがに、なにかの事件に巻き込まれるのだけはごめんだわ。」

今はまだ、商人が襲われているだけですんでいる。
けれども、もしこのまま一般人にまで被害が及び始めたら。
そう思うと、『一般人』であるイニフィは、できるだけ危険から離れたかった。

イニフィ > 「さて、と……。どうしましょうかねぇ?」

このままどこかに出かけるのもいいし、もしくは宿に素直に帰るのもいい。
そんなことを考えながら、波止場から立ち上がりその場を後にするのだった。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からイニフィさんが去りました。