2016/05/02 のログ
リーゼロッテ > まだ友人のことで不安はあるものの、あの夜で思い詰めるのは解消されたらしい。
辛いには辛いが、今はまだ耐えられる。
抱きつくと、柔らかに微笑みながら頬を摺り寄せて、猫のようにじゃれついていた。

「…ぁ、えっとね。あんまり大きい声で言っちゃ駄目って…言われてるんだけど」

質問の言葉に再び周りを見渡してから、ゆっくりと耳元へ唇を寄せて囁きかけた。
あそこの建物の中は造船場となっており、組合で使う船を作っている。
海上でリトルストーム達を一斉に飛び出させたり、風を操る力を利用した機構をあれこれと組み込んでいるので、今は内緒にして作業をしているのだと。
そんなナイショ話を終えると、ゆっくりと唇を遠ざけていく。

「だからザムくんにお手伝いしてもらってたの、狭いところはヤダって文句言われちゃった」

クスッと微笑みながら説明を終えると、今更ながらに彼女がここにいる事を不思議に思ったのか、きょとんとしながら首を傾ける。

「ユエちゃんは…お買い物、じゃないよね。何かあったの?」

特に何か必要そうなものが売っているようには思えず、今度は彼女の用事を問いかける。

リーユエ > 抱き付いてくる彼女を抱き留めれば、微笑を返し乍、彼女のしたい様にさせ摺り寄せる頬を大人しく受けていた。
そっと手を頭に触れさせて、髪を梳く様に優しく撫でて。

「あ、その…私が聞いて良い内容なのか、確認は…」

言い出しの言葉から、内緒事なのでは?という心配が起こる。
それでも、彼女が耳元へと唇を寄せると、それ以上聞くのも野暮かと紡ごうとする言葉を止めた。
聞き終わり、矢張り、あんまり自分が聞いて良い様な内容では無い気がしてしまう。
だから、ちょっとだけ困った表情を浮かべてしまうのだろう。

「えっと、そうなのですか…ザムさんも、御疲れ様です」

そうは言っても、聞いてしまったものは仕方が無い。
触れ合っている彼女、この状態は確か空を舞う隼にも声が届くのだろうと思えば、彼にも労いの言葉を掛けた。

「それは…その、今日はシェンヤンの使者の方に御会いしていたのです。
潜入に成功し、調べ物の環境は整うも調査は進んではいないのだと…そう報告致しました。
後は、必要になったので取り寄せた書物の受け取りです」

ちゃんとした報告をしない事が、こうも不安になるとは思ってもみませんでした。
伝えた内容を、そうする事でどう思ったかを、彼女に素直に話す。
そして、こう言えばきっと質問をされるだろうと分かっていても、同じく本来の目的であった事も話した。

リーゼロッテ > 髪の間をすり抜けていく指の感触に、心地良さそうにしながら体を寄せる。
さらりと指の間を抜けながら、何時もの甘い香りがふわりと広がっていく。

「ん? えっとね、ユエちゃんと私がいる所属は一緒だからいいよって聞いてるよ?」

組織の中央に当たる標識灯の名を関する部署だから大丈夫と、補足を添えていく。
彼女へ話してもいいと許可したのも、その船が入用となった時、彼女にも力を借りるだろうと組合長としては先を見てのことなのだろう。
そんな内情やら、彼女の心境など分からぬまま語ってしまうと、困惑した様子にさらにきょとんとしていた。
労いの言葉を聞いた隼も、お礼と共に面倒な想い人だろう?と冗談じみた言葉を紡ぐと、リーゼは少々不機嫌そうにムスッと頬をふくらませる。

「ザムくんって、何時も私の事なんだと思ってるのっ? もぅ~!」

後は邪魔しないようにすると、二人の仲を察してか、隼は一旦思念の通話を切り離していく。
シェンヤンの人と会っていた聞けば少し驚くものの、そっかと微笑んで頷いていた。

「書類…って、もしかして…」

友達を壊した薬、それを探るためのものだろうか。
見つけた時の夜を思い出すと少々顔色が悪くなる。
背中に回した掌も、不安そうにきゅっとしがみつくように少々指先に力が篭ってしまう。

リーユエ > 撫でる手の指に流れる様に滑っていく髪、心地良さそうにしているならば、其の侭撫でていく。
撫でる事で漂う香りは、彼女が自分にも与えてくれた香りと同じものだろう。

「そうでしたか、まだ慣れていないからか、如何も無駄に勘繰ってしまいます。
…早く慣れませんとね?」

今や自分は彼女と同じ所属、同じ事を知るのに不安なんてものは必要ないというのに、如何しても感じてしまう。
彼女の言葉に、改めてそう感じさせられ乍も、不思議そうにする彼女に大丈夫です、と言葉を掛けた。
空からの彼の言葉には、如何答えたら良いのか迷ってしまっている表情を見せてしまうか。
それでも、彼女の様子を見れば、つい小さく笑ってしまう。

「はい…その、多分、御想像の通りの物だと思います。
何としてでも必ず見付け出して、御友人の方を治す切っ掛けを作りたいのだと。
リゼさんに、あんな表情は…似合いませんから」

あの日、彼女が見せた表情、それを思い出せば俯いてしまう。
今だって、こうして話にあがっただけで、不安そうにしてしまっている。
もう、そうはならない様に…ずっと笑顔で居れるようにさせたいから。
空いていた左手を背に沿え、しっかりと抱き締めた。
彼女の不安を少しでも紛らわせるかのように。

リーゼロッテ > 撫でられるがまま、くたりと身を寄せて掌の感触に瞳を閉じる。
お揃いの甘い香りが広がると、同室で身支度するときの日常がふと浮かんでは、そんな緩やかな時間に嬉しそうに笑う。

「ユエちゃんは難しいこと考えすぎなのかもね? 私は…逆にちゃんと考えなさいって言われちゃうけど」

思うがままに、感情のままに突き進む自分とは大違いで、少し羨む思いが浮かびながら微笑む。
そして、想像は予想通りといった答え。
心配する言葉が染み入るように嬉しいけれど、同時に怖くもあった。
どうしても彼女を失ってしまうかもしれないと、マイナスなイメージが浮かんでしまう。
心が暗く染まりそうな瞬間、しっかりと抱きしめられると、その苦しみが解けていき、はっとした様子で大切な人へと視線を向け…もう大丈夫と心の中で呟きながら微笑んで、指先の力を抜いた。

「ありがとう…リーゼも、引きずらないように気持ち切り替えなきゃだね。それに…また不安になったら、あの日みたいな事、沢山して安心させてくれるよね?」

自分に言い聞かせるように紡ぎ、続けたのは冗談めかした言葉。
思い違いからとはいえ、あの夜に一気に近づいた事。
お互いの歪んだ部分を知ったこと、少しばかり恥ずかしいけれど嬉しくて、頬に赤みを帯びながらも嬉しそうに笑っていた。

リーユエ > 彼女と関わる迄は、こうして落ち着ける様な時間が与えられるなんて、想像もしてなかった。
だから、彼女とのこうした時間は大切にしたいと、そう願う。
彼女との日常、そして、笑顔を向け合えるのを。

「そうだとするならば、私とリゼさんを合わせて分けると丁度良いのかもしれませんね?」

慎重過ぎる自分と、こう考えては悪いけれども、直情的な彼女。
自分で言い乍も、言ってみれば確かにそういったものはあるかもしれない。
ちょっと可笑しく思い、笑みを返した。
きっと、彼女は又悪い方向に物事を考えてしまっている。
あんな事を知ってしまったのだ、如何しても悪く物事を考えてしまうのは、分からないでもない。
こればかりは彼女自身の問題、自分が出来る事は、少しでもこうして彼女を落ち着かせるだけだ。

「前にも御伝えした通り、何で在るかが分かったら、組合長の方に後は任せます。
私が動く時は、リゼさんと共に動く時だけ、約束は破りませんよ?
…あ、えっと…その…そう、ですね」

不安を解消させる為と、改めて言い聞かせる様に彼女へと伝える。
笑顔と共に伝えたのだが、その表情が、彼女の後の言葉でみるみる赤くなってしまう。
あの日の夜の事を思いだしてしまっているのは、彼女には手に取る様に分かるだろう。
それは、返答に言い淀む言葉からも分かる事だと思う。

リーゼロッテ > 「…ぁ、そうだねっ! 二人で一緒にいれば丁度だねっ!」

お互いに真逆のタイプというのも、こうして短所を補い合える仲。
それに気づけばクスクスと微笑みながら頷いていた。
だからこそ一緒にいたいと、改めて思いつつ、不安という闇が晴れていく。

「…うん、約束だもんね。リーゼも…ちゃんと出来ること頑張るよ」

こくこくと頷き、言葉を確かめていく。
今でもライフルは手放さず、魔法銃のお仕事は続けていた。
握りつぶされてしまった拳銃も機関部がひび割れていたものの、一番面倒な部分が壊されなかったのは幸いで、もう腰のホルスターに戻っている。

「…ふふっ、ユエちゃんのほうが色々知ってるのかな~って思ってたけど…リーゼより恥ずかしがり屋さんみたいで、意外だなって今でも思っちゃう」

あっという間に真っ赤になり、言葉がしどろもどろになると、覚えたての嗜虐心が少し擽られてしまう。
虐め倒したいというよりは、好きだから色んな顔を見たいと思う甘ったるいものだけれど。
背中に回した掌をするりと臀部へとすべらせると、ゆっくりと撫でながら首筋へ唇を押し付ける。

「……お風呂にいった時とか、すごかったよね?」

その場の勢いとはいえ、負けたほうが裸で短い距離を歩く。
羞恥で濡れるお互いの性癖を煽る戯れをした時の事を思い出させようと、そんな事を囁くとじっとその瞳を覗きこむ。
まばらに人影が見えるところで、連ねた言葉は、こんな場所みたいに人がいなくて良かったね と他愛もない言葉。
けれど、想像に繋げてしまえば、怖くなるかもっと煽られてしまうか。
それは彼女次第だろう。

リーユエ > 「はい、その通りです」

彼女の言葉に答え、自分でもそうなのだと、言い聞かせる。
撫でる手から伝わるのは、彼女の不安やらが消えていく、そんな感覚だ。
安心した様に、返す様に微笑を返す。

「そう、約束です。…その答えを聞けて、安心出来ます」

本当に、心の底からそう思う。
頷き、言葉を返す彼女に、自分も頷くのだろう。

「そ、それは…その…だって、こういった経験は、実際に私にはあんまり、ありませんので…」

色々と、何を知っているのか。彼女よりも恥ずかしい事に不慣れだと、次々と伝えてくる彼女の言葉に、しどろもどろに答える。
そうして答える中で、彼女の手が背中から臀部へと移ってきた。
感じたくない程に、敏感にそれは感じてしまえば、フルッと体を小さく震わせてしまう。

「っ…!」

続けて紡がれる、彼女からの思い出させる言葉。
返す言葉が驚きと、恥ずかしさに耳まで真っ赤になる変化として彼女に伝えてしまう。
あの時と違い、今、この場所には人は居るのだ。
強く意識させられてしまえば、まるで体に火が点ったかのように熱くなる。
知られたくない、そう思っているのに、小さく震えてしまう体。
触れ合っている彼女に、それを誤魔化す事なんて出来てはいなかった。

リーゼロッテ > だから、こんなにも違うのに噛み合うのかもしれない。
あっという間だった距離の縮まり具合に理由がつくと、とても納得がいく。
約束の言葉にも小さく頷いて肯定するが、それよりも今はしどろもどろに言葉を返す彼女の姿に、淡い興奮を煽られてしまう。

「ユエちゃんだったら、凄くモテそうなのに…ぁ、でも今はモテられちゃったら困っちゃうの」

臀部を撫でながら、悪戯に耳元に吐息を吐きかけながら言葉を連ねる。
だって、リーゼだけ見てて欲しいもん と、甘く優しい嫉妬を囁くが、浮かべる微笑みはゆっくりと目を細めて、艶っぽく変わり、小悪魔のように笑う。

「…ユエちゃんのえっち」

真っ赤になりながらも否定はせず、まるで待ちわびるように体を震わせる彼女へ紡ぐ意地悪。
クスクスと微笑みながらも、辺りを見渡して、建物の影へと手を引いていく。
覗きこまなければ誰の目にも当たりそうにない場所、そんなところへ連れ込むと改めて抱き寄せて、ゆっくりと唇を重ねる。
淡く重ねるだけの、やさしいキスを数秒ほど、それから唇が離れれば、つぅっと背筋をなぞりあげた。

「ねぇ……――期待しちゃってる?」

呼びかけてから、たっぷりと間を置いて焦らすような響きから見透かすような囁き。
クスクスと微笑みながら、耳元に重ねるのは淡いおねだり。
ユエちゃんが興奮しちゃったか、みたいな? と語りかけつつ、掌が僅かに股座をスカートの上から撫でる。
何処とも言わず、ただ察するように促す意地悪な言葉で見つめていた。

リーユエ > 落ち着いた彼女に安心をするのも束の間、その彼女からの言葉に、行為に、向ける視線が僅かに潤む。
まだ、自分には彼女がしようとする先の行為の想像が、はっきりとしたものとしない。
だけど、それはきっとあの夜の様に、又知らない自分を呼び覚ますものなのだろうと、期待をしてしまっている。

「そんな事は…私にあったのは、只、自身を強く在る為の…?
その、そうあったとして、リゼさんが何故…困るのですか?」

自分が誰かを惹き付けるなんて、想像もした事はなかった。
修行を続け、腕を磨き、道士としての力を高める。それだけを考えてきていたから。
彼女が何故、自分が他人を惹き付ける事で困るのかも、だから思い付かなかったから、浮かぶのは疑問だけだった。

彼女の手が臀部を撫で続ける、囁きと共に、耳元に吐息が掛かる。
そして、自分だけを見てて欲しいという彼女の言葉。
彼女の微笑が、悪戯っぽいものに変わっていれば、ゾクンッと無意識に体を期待に震わせ続けてしまう。
その手が取られ、周りも気にする余裕も無い侭に、建物の影へと連れ込まれた。
抵抗なんて出来はしない、抱き寄せられ、唇を重ねられる。
言葉にして答えられないのは、声を出して、彼女以外の方に意識を向けられるのが…恥ずかしかったからだ。

「ん…ぁ…っ…そ、それは…っ…」

期待してる?そんな彼女の言葉に、はっきりと答える事が出来ない。
只、羞恥にとても瞳を見ていられなくなって、つい逸らしてしまう。
耳元に聞こえる彼女の笑う声と、己のこの状態を突く言葉。
その掌が、スカートの上からとはいえ、股座に触れたのは敏感に感じてしまった。
ピクンッと肩が揺れ、撫でていく動きに、小さく合わせる様に腰が動いてしまう。
恥ずかしい…頭の中に強くその言葉が浮かび上がり、向けられる視線に、その言葉はより鮮明になっていくのだ。

リーゼロッテ > 何故困るのか、その理由を囁いた瞬間、震えが止まらなくなっていく。
自分も好きな人にそう言われたい、嫉妬という牙で噛みつかれて心身を貪られる様に愛されたい。
望む欲望と同じものを持つ彼女だからこそ、言葉で責め立てても綺麗に咬み合ってしまう。

「困っちゃうよ…? だって、リーゼのこと、一番大好きっていうのに、他の人にも同じようにエッチな声聞かせちゃったら…胸がじくじくして壊れちゃうそうだもん。ユエちゃんはリーゼのものって、いっぱい爪痕つけて、横取りされないようにしちゃうよ?」

甘く意地悪な嫉妬から、まるで狂っているかのように深い欲望を囁く。
誰にも渡さないと強い意志を甘い声色に乗せて囁やけば、そのまま手を引いて奥へと連れ込んでいく。
重なる唇は、最初のキスの時と変わらない愛情を確かめるような優しいもの。
唇が離れれば、いつもの様に微笑み、先程の艶っぽい笑みがウソのように子供っぽく笑う。

「嫌じゃないなら…色々しちゃうよ? ほら…」

抵抗はない、視線を逸らすならそれをいい事に掌が彼女のスカートの裾をつまむ。
ゆっくりとそれをたくしあげる様に、上へ上へとやっていけば、瞳はじっと彼女を見つめていた。
少しでもこちらを見れば、先程のような意地悪な微笑みで楽しそうに笑っているのが見えるはず。
スカートの下、自分と同じような趣味のショーツがどうなってしまっているか確かめようとするが…スカートが上がれば外気がひんやりと股座を撫でていくだろう。

リーユエ > 目の前の彼女が、困る理由を聞いただけなのに、その体を震わせている。
何を思い、何を考えて、何故そんな仕草を取るのか。
それをはっきりと分かる事は出来ないのに、向けられる気持ちに、嫌悪感は不思議と感じられなかった。
寧ろ、それを欲しているかの様に…感じてしまう。

次いで彼女から更に聞かされる言葉は、自分を強く欲するような言葉だった。
そして、彼女からの爪痕を残し、彼女だけのものにしてしまうのだという問い掛け。
きっと自分は、そうされる事を望んでしまっている。
そう思ってしまったからこそ、何の抵抗もしないのだろう。
唇が離れ、そこに浮かぶのは何時もの優しい笑顔。
トクン…その笑顔に、胸が高鳴る。

「あ…ぁ…」

言葉がまともに出せない、彼女から向けられる欲求に、体が言葉を紡ぐ事をまるで拒否しているかのようだ。
スカートの裾を触れる指先、その時点ではまだ気付かない。
だけど、裾がゆっくりと上がってきてしまえば、嫌でもそれは分かってしまうだろう。
チラッと逸らしていた視線を僅かに戻せば、見詰めていた彼女の瞳とかち合った。
その笑顔は、再び意地悪そうなものへと戻っている。
それが尚更により行為が先に進んでいくのだろうと、意識させられた。
抑える事もされないスカートは、彼女がたくし上げ様と思う高さ迄も上げられてしまうだろう。
外気の冷たさを感じる股座、そこを覗き込むなりして確認するならば、しっとりとその場所を濡らしてしまっているショーツが見えてしまう。

リーゼロッテ > 嫉妬と強い欲望を囁く。
その合間に言葉はなく、密着した体から伝わる鼓動の速さが彼女の望んだ答えを示しているかのようだ。
自分と同じで、厭らしく、被虐的で、壊れてしまいそうなほど愛されたい。
改めて感じ取れば、こちらの鼓動も早まっていく。
スカートをたくし上げても抵抗はない、視線を重ねたまま一度抱擁を解いて片手が晒された股座へと伸びていく。
ショーツの更に上、タイツ越しにも湿った感触が指に当たれば、気づいていると言わんばかりに濡れているところを優しく撫でた。

「……ぐちゃぐちゃだね」

眼前へと指を移動させると、中指と親指の間で糸を引かせる。
指の腹を合わせて、離すだけでにちゃりと透明な糸が僅かに伸びて消えていく。
きっと意地悪なだけの人なら、このまま虐め倒して彼女が満足するまで貪るのだろう。
けれど、自分も同じ性癖だから疼いてしまう。
だから同じようにスカートの裾をつまみ、ゆっくりとめくり上げていくと、頬を真っ赤にしながらも、白色のショーツを晒し、同じように触っていく。
互いの蜜が交じり合った指の間から糸を引くのを見せれば、恥じらいの微笑みを浮かべる。

「リーゼも…恥ずかしいこと好きだから…一緒に楽しみたいな」

羞恥の快楽を覚えてから、たまに卑猥な妄想をすることがあった。
それを実行するのはどう考えても無理と思うものの、二人でなら…と思い起こし、深呼吸を一つするとスカートの裾をおろしてから抱きしめて、耳元に囁く。

「二人で…一緒に裸になって…お散歩したいな」

戦争が起きる前、森で数日過ごす訓練を学校でさせられた時のことを思い出す。
汗だらけになった体を洗い流すために、裸になって川で行水したことがあるが、あの時の心地良さが今となっては羞恥の快楽が混じったものだと気づいた。
一人では怖いからと、彼女を巻き込み、その楽しみを再度感じようと提案していく。

リーユエ > 引かない熱に侵され、鼓動も高まり、見詰める瞳を潤ませる。
触れているならば、彼女も同じ様に感じているのだと、伝わってくるものだろう。
スカートをたくし上げられた侭、触れる彼女の体が僅かに離れる。
視線の片隅に、その彼女の手が股座へと伸びるのが見えた。
ギュッと反射的に目を閉じる、彼女の指先が、ショーツとタイツの上から、クチュクチュと音を立て触れられる。

「ふぁっ…ん、んぁ…ぁ、ふっ…♡」

抑えられない甘い声が唇から零れる、触れた場所の状況を伝える言葉と、自分の蜜で濡れた指を見せ付けられた。
濡れた指が、音を立ててそれを見せる。
もうそれだけで、頭の中が蕩ける様な錯覚を受けてしまう。
だけどそれだけでは終わらない。
同じ様に興奮した彼女は、自分と同じだと伝えるが如く、自らのスカートを捲り上げ、自らもその場所を弄る様を見せていく。
二人の蜜が絡み合い、彼女の指を濡らす…その指から視線を離せれずに向ける瞳は、トロンとしたものになっていた。

「私は…っ…わ…私も…一緒に、リゼさんと一緒に…なりたい、です」

止められない。
今度は一人ではなく、愛しい彼女と共にそんな行為に耽る事が出来る。
そんな想像が掻き立てられてしまえば、彼女の望む答えが唇から紡がれるだろう。
彼女が如何したいのか、何処でしたいのか、きっと叶う。
だって、私は彼女の事が一番大好きだから、自分が出来る事ならなんでもしてあげたい。

リーゼロッテ > 水音が静まり返った闇の中でしっかりと聞こえるほどに響く。
少し触っただけで蕩けた甘い声が響き、厭らしい響きにぞくりと欲望の熱で体を震わせる。
熱に浮かされた瞳は彼女だけでなく、自分も一緒。
卑猥な事に沈みたいと欲望を高めていくと、強請る言葉にそれは止めようが無くなった。

「じゃあ…脱いじゃおっか…」

人目がないとはいえ、野外で服を脱ぐというのは普通のことではない。
それをさも当たり前のように囁くと、抱擁を解いてケープの紐を解く。
ぱさりと落ちていくケープ、続いてベストのジッパーを降ろし、ボタンを外す。
ハイウェストスカートもジッパーを降ろして、ホックを外すと広がるように地面に落ちた。
ねとねとに濡れたショーツとブラウスだけの格好。
そしてブラウスも脱げば、白に桜色のレースが飾られた下着姿となり、ブラを外していく。
小ぶりの小さな房が晒され、ツンと尖った先端が外気の冷たさに震える。
真っ赤になりながらも、はにかむような微笑みを浮かべてショーツに指を掛けると、するりと下ろしていく。
白いクロッチとクレパスの合間に白濁とした蜜の糸が幾重も伸びていき、だらだらと糸の名残がぶら下がる。
帽子もいつの間にか地面に落ち、靴下と靴以外は何一つまとっていない。
真っ白な恥丘には薄茶の茂みがハート型に整えられている恥ずかしい姿も隠すものがない。
すべて脱ぎ終えれば、その手を引いて歩き出す。
立ち並ぶ倉庫の合間、裏口のドアが開いたら何も隠せない状態で危険な散歩を始める。

リーユエ > 蕩けた瞳を向ける彼女、その唇が言葉を紡ぐ。
その言葉は、この場で服を脱ぐという普通に考えては在り得ない行為の筈だ。

「はい…分かりました」

なのに、彼女へと唇より紡がれる言葉はそれに従うものだった。
抱擁を解かれれば、胸元のリボンを解き、ボタンを外していくと、胸元から広がってパサッと地面に落ちる。
ブラを外し、ショーツとタイツは指を掛ける様にして一緒に下ろしてしまった。
晒す肢体は目の前の彼女と比べ、大きな違いという程のものはないだろう。
勿論、その体に起こっている反応も同じである。
白い肌は朱に染まり、小さな乳房に尖った頂、産毛だけでぱっと見は無毛の様に見えるその場所は、足元に迄伝ってしまっている程の愛液を零していた。
二人共、服は全て脱ぎ去り靴下と靴だけの姿。
そんな姿となれば、彼女に手を引かれて歩き始めた。
している事は只の散歩、なのに、何時こんな姿が見られてしまうかという危険な行為が、心をも真っ白に染め上げていく。
歩けば歩く程に、段々と吐息は乱れ、体を打ち震わせ、うっとりとした表情を浮かべ始めてしまうだろう。

リーゼロッテ > お互いに趣向の凝らされた服装というのもあって、脱ぐと着直すのに手間がかかる。
だから外で脱げば、恥を晒した格好からすぐに戻れない。
危険と隣り合わせな戯れに、糸引く蜜が更に増えていき、したしたと地面へしずくが落ちていく。
手を引いて歩き始めると、鼓動が早鐘の様に鳴り響き、興奮に手に汗がにじむ。
呼応するように溢れる蜜も内股を伝う中、振り返れば同様に興奮しきった彼女の姿があり、ほんの少しだけ安堵して笑みが零れた。

「ふたりとも見つかっちゃったら…犯されちゃうかもね?」

実際のところ、お互い腕がたつので、戦う男以外ならどうとでもなるが、興奮しきって歪んだ思考は、それこそ二人で手を繋いだまま一緒に犯されるのも…なんて、危ないことを考える。
厭らしく微笑みながら更に進んだ先には開けた資材置き場があり、敢えてそこへと踏み出すと、積み重なった角材の舞台へと彼女を導いた。
少し高い程度のところだが、ここに立つと隠れようがない。
ぶるりと体を震わせると同時に、内股を濁った蜜が伝うほどに興奮してしまう。

「ユエちゃん…」

名前を呼びかけながら、体を寄せると、彼女の掌を自身の股座へと導く。
ドロドロになった陰裂、それに触れさせつつもこちらも彼女の膣口へと指を伸ばした。
ずるりと中指を押し込み、中をかき混ぜるようにうねらせながら親指で淫芯を押しつぶしながら見つめる。
隠れる気もなく互いの体を弄り合う、言い訳のしようもない狂った好意へと興じていく。

リーユエ > 手を引かれての二人での裸の散歩の途中、彼女からの言葉が掛かる。
二人で居る事に安堵を感じる表情を浮かべている彼女だが、自分にはそれを見て判断出来る余裕なんてなかった。
見付かったら、二人共犯されてしまう。
男性が苦手な自分にとって、それは僅かとは言え恐怖を湧き上がらせた。

「あ…い、嫌…そんな…そんなの…っ…リゼさん、以外…嫌です…」

犯される恐怖、然し、彼女が一緒に居る。
鬩ぎ合う思い、そんな言葉を紡いではいるが、それとは裏腹に体は否応無しに熱を増してしまう。
彼女の手により、彼女と共に居る事によって恐れていた行為でさえも求めてしまうかもしれない。
こうして、次に彼女に案内されていくのは資材置き場だった。
そこに上がれば、逃げ場も無い舞台の上。
然し、そんな場所にさえも彼女の導きがあれば、上がってしまった。
より高まる興奮に、ポタポタと溢れる蜜が地面へと落ちていく。

「あ、んっ…リゼ、さんっ…♡」

寄せられる体、手が取られ、掌が彼女の股座に触れる。
すっかりと濡れたその場所に触れさせられた侭、彼女の手が同じ様に自分の場所へと触れられる。
ブルッとその刺激に体が震え、求める様に腰が動いてしまう。
すると、彼女の指が中へと入り込み、膣内を擦り上げ始めた。
同時にそこにある敏感な尖りも、押し潰される。

「ん、ふあっ♡ はぁ、あ、あっ…り、ぜっ…さ、ぁんっ…♡」

ビリッと来る刺激に腰が跳ねる。
彼女から与えられる快楽に震え乍も、それを返す様に、自分からも指を動かし始める。
自分が受けているのを真似する感じに、中指を使い膣口から入り込ませて中を擦る様に動かし、親指で何とか探り当てる尖りを、クンッと押し、捻るかの様に押し潰す。

リーゼロッテ > 犯されるかもしれないと、危険を煽る言葉に怖がり、嫌がる声が響くも、熱が冷めていく様子はなかった。
自分と同じなら、お互いに望むなら破滅も望んでしまうはず。
そこまで危険なところまで踏み込みはしないが、それだけ近しい考えに嬉しくなって、熱っぽいと行きが溢れてしまう。

「ユエちゃんとなら…いいかなって思っちゃうの、だけど…二人共壊れちゃったら大変だから…ね?」

そうでなければしてしまうのだと、狂った欲望を囁きかけながら舞台へ上がり、互いの弱点を弄り合う。
指が蠢く度にお互いのクレパスからぐちゅっ、ぐちゅっと粘り気の強い蜜の響きが溢れ、淫芯がこね回されるとビクビクっと背筋をのけぞらせてしまうほど感じ入る。

「ユエちゃ…ぁ、んぁっ! ふ、ぁっ…ぁ、ぅんっ…くっ、ふぁっ」

我慢することなく喘ぎ続けると、何処からともなく男の声が聞こえ始める。
酒に酔ったのだろうか、意味不明な話し声がするも、独り言らしく、聞こえる低い音は一つだけ。
見つかったら犯されてしまうかもしれない、それが現実味を帯び始めた今、彼女はどうするだろうか?
嫌がることはシたくないからと、快楽に蕩けながらも彼女の様子をうかがい、次の行動を考えていた。

リーユエ > きっと彼女の考えている事に間違いは無いだろう。
今の自分には、彼女と一緒ならば何処迄も落ちていく事を厭わない。
彼女の声が耳に届いてはいるのだけれども、まるでそれでも良いといわんばかりに腰は彼女の指を求め、その指は彼女を弄る。

「あ、はぁ…♡ りぜ、さん、っ…はぁ…♡ りぜさん、となら…いい、のぉ…♡」

見晴らしが良い、とは言い難いも、隠れる事も出来ない舞台の上。
お互いに水音を立てて指を動かし、敏感な場所による刺激を求め、与える様に捏ね回す。
よっぽど感じてしまっているのだろう、それは、既に足元で小さな水溜りとなっている蜜で分かるか。

「はぁ、あっ…いい、の…気持ち、いい…あ、あふ、ぅんっ♡」

止まらない、止めれない、快楽に酔い痴れる。
彼女は気付く男性の気配、だけど、普段は彼女以上に敏感な筈の自分は気付けない。
本当に犯されるかもしれない、そんな状況の中、快楽を求め続ける腰は動き続けた。
男性は苦手、でも、そんな苦手意識さえも覆い尽くしてしまう。
今の自分にとって、彼女はそんな存在になっていた。

リーゼロッテ > 「はっ…ぁ、ぁっ…ふ、ぁっ…! ゆえ…ちゃん…っく、ぁ…!」

まるで加減のない指の動きに腰がガクガクと振るえてしまう。
肉壷の入口付近の左右と、子宮口近くの腹部側の粘膜はザラリとした突起が多く着いており、そこを擦られるとドクドクと粘り気の強い蜜が溢れ、時折肉芽を捏ねられると同時にサラサラの潮が溢れてしまうほど。
腰砕けになって快楽に沈んでいくと、逃げようにも逃げれない。
そしてとうとう…その瞬間がやってきた。
酒に酔った男がふらふらとやってくると、魅せつけるように互いを弄り合う二人を見つけてしまう。
じっとどんよりとした目がこちらを見つめると、ニヤニヤしながら二人へと近づいてくる。
そんなに盛ってるなら相手してやろうかと、資材の舞台へと上がろうとしてくるのが見えるだろう。
何もなければ…男が先に手を伸ばすのは、彼女の方。
背後から抱き寄せるように手を伸ばし、乳房を掴まえて先端をグリグリと擦り合わせようとするはず。

リーユエ > 「は、ぁんっ…あ、あ、っ…♡ も、っと…ぉ…♡」

お互いに与えては受ける快楽に、同じ様に腰を震わせているのだろう。
只、あくまでも同じ様にやっているだけで、矢張り経験は物を言うのか此方の方が少しばかり拙いものだ。
それでも感じてくれている、此方も、感じている。
声を掛けられ、そこで初めて今の状況を認識した。
ビクッと肩が吃驚した様に跳ね、その瞬間、彼女の指をキュッとより強く締め付けてしまうだろう。
それでも彼女の手が止まらないならば、快楽に流され、大した抵抗も振るう事が出来ずに男性のいい様に弄られてしまう。
勿論、此方から弄る余裕なんて消えてしまい、一方的に快楽を受ける形になってしまうだろう。

リーゼロッテ > もっとと強請りながら弄り合っている様は、相手が酔っていなくとも盛っているとしか見えない。
声がかけられてから現状に気づき、びくっと驚きが見えれば、気づいていなかったのかと今になって知り、思わず苦笑いが零れた。
指が締め付けられる中、こちらの手を男に掴まれて引きぬかれてしまうと、代わりに節の大きな男の指が内部へと入り込み、執拗に子宮口の窪みをノックする。
先端を押しつぶしながら房を掌で捏ね回しつつ、男は彼女をギュッと抱き寄せて、薄汚れたズボンから膨れきった肉棒を尻肉へ押し当てていく。

「んぁっ…ゆえ、ちゃん…」

蕩けた思考の中、体が離れないようにとこちらから身を寄せると、開いている唇へと唇を押し当てる。
何度も唇を啄み、舌を滑り込ませ、絡ませ合わせながら、ここにいると主張するように彼女との密着を求めていく。
無視してレズってるのかよと悪態つきながらも、男の愛撫は止まることはなく、ぐちゅぐちゅと胎内を掻き回すだろう。

リーユエ > 「あ、っ…♡ ふぁ…あ、や…っ…」

小さく嫌がる様に首を振るも、快楽に浸り切った体は思った通りに動いてくれない。
ゴポッと彼女の指が引き抜かれれば、溢れる愛液が零れ、その刺激にさえビクッと腰が跳ねた。
そうして抵抗も出来ぬ侭に、男性の指が彼女の代わりに膣内へと入り込む。
その指は、容赦無く小さな入り口へと届かされ、ノックされる。
その間にも、乳房の頂は指で押し潰され、乳房をも掌で弄ばれる。
快楽は止まらない、それどころか、その強さは増している。

「や、ぁ…り、ぜ、さんっ…あ、あぁっ♡ だ、めっ…だ、あ、ん、ひゃうっ♡」

小さな体は男性へと抱き寄せられ、尻肉に触れる熱い塊に身震いさせ、快楽に身悶え続ける。
嫌がろうと、体は男性を受け入れてしまい、表情は蕩けてしまっているままだ。
只、唯一の救いは、そんな中でも彼女の温もりを感じれる事だろう。

「あ、あっ…りぜ、さんっ…♡ ん、む…ちゅ…ぷぁ…♡」

彼女の唇が触れれば、より強く求める様に唇を押し付け、絡み合う舌を自らも進んで絡めていく。
止まらない男性の愛撫も同時に与えられれば、堪らないといった感じに、快楽に震え、プシュッと蜜を噴いてしまって。

リーゼロッテ > 他の誰かは嫌と言っていたのに、自分という存在があるだけで乱れてしまう。
思っていた通りの同じ性癖に微笑みながらもキスを繰り返す。
舌を追いかけ回すようにからませて、ずずっと唾液を啜り、何度も唇を重ねあわせる。
その合間に溢れた蜜がこちらの太ももにもかかると、ビクビクッと体を震わせて塊のような蜜がスリットからボトリとこぼれ落ちた。
もう我慢できねぇと呟く男は、そり立つ陰茎を外気に晒し、舞台の上から降りると二人の両手を引いて強引に引きずり下ろしてしまう。

「きゃっ…」

小さな悲鳴を上げながら地面に尻餅をつくと、引きずり起こされて壁に手をつかされる。
二人並んで同じ格好にされると、まずはお前からだと彼女の尻肉が無骨な手で捕まれ、左右に押し広げられていく。
ドロドロの陰裂へ赤黒い肉棒をあてがうと、ぐちゅんっ!!強引に押し込んでしまい、欲望赴くままに乱暴なピストンが開始されるだろう。

「ゆえ、ちゃ…んんっ…!」

隣にいる彼女へ抱きつこうとするも、男の片手が束ねた指を膣内へと押し込んでいく。
お前はこっちで喘いでろとザラザラの部分を撫で回されると、身動きが取れなくなってしまう。

「んぁっ、ぁ、ぁぁっ! うぁっ…は、ふっ…ぁ、ぁぁっ!」

並べられたままされるがままに喘ぎ、トロトロになった表情で隣で犯される彼女を見つめていた。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からリーゼロッテさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からリーユエさんが去りました。