2015/11/22 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にイーリスさんが現れました。
■イーリス > (船着き場近くの酒場は、昼夜問わず喧騒が包む場所の一つ。陸へと上がった海の男たちの声が響き、時に怒声や歓声、近くの娼館から連れてこられたのか、それとも奴隷市場で買ってきたのか、きわどい服装の女たちの姿もあり、当然ながら場所を構わず盛る姿も見られる。だが、現在のところ、件の動乱の所為で、冒険者の姿は以前ほどはなく、代わりに開店休業中の海賊連中のたまり場と化しているのだが)………ふぅ。(戸口から近く、最も壁際のカウンター席に座る海賊も、その煽りを受けた1人。何杯目かの麦酒を呷り、グラスを置く。親指の腹で唇を拭うと、同じのを、とだけカウンターの向こうに声をかけ、グラスを向こう側へと押しやる)まったく…船が出せないんじゃ、こっちは商売上がったりだな。(誰に言うともなく忌々しげに呟き、なみなみと注がれたグラスが置かれると、それを引き寄せて口へと運ぶ)
■イーリス > (海賊船は出航しようと思えばできるが、そもそも襲う船がない。話によれば、商船も客船も、今は戦時徴用されて、南方で海戦に用いられたり、人やモノを運んでいるらしいから、襲ったところで収穫は少ない。それに、好んで戦禍に巻き込まれに行く必要もない。だから、こうして酒場で管を巻いている、というわけなのだが)………。(グラスの半ばほどを飲み、喧騒包む酒場を見渡せば、部下たちの何人かは、テーブル席でカードでのギャンブルに興じているモノもいるし、ほかの客と騒いでいるモノもいる。こう陸が長いと腐ってしまいそうだが、彼らは彼らで楽しんでいる様子が伺えて、少し表情を崩し。残りの麦酒を一気に呷ると、グラスを置き、自分が飲んでいた分よりはかなり多くの金貨をカウンターテーブルへと置く)彼らの分だ。騒がせてすまないな、店主殿。(そう声をかけて席を立つ。のんびりとした足取りで戸口へと向かい、1人、それに気付いた部下が供を申し出たがそれを断り、喧騒包む酒場を後にして)
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からイーリスさんが去りました。