2023/03/29 のログ
ご案内:「セレネルの海」にベルさんが現れました。
■ベル > 海に面した崖には洞窟の入り口があり、浜辺を経由して侵入出来る。
洞窟の奥は海と直に繋がっていて、
海に住まう魔物がそこから上陸してくる、という事態は珍しくなかった。
海辺に住まう者たちにとっての脅威となる低級魔物を排除するのも、
ポーターの副業として、冒険者ギルドで受注した仕事だ。
水ではなく空中に浮遊するクラゲ、としか形容出来ない魔物を駆除しながら、奥を目指す。
ようやく出くわす機会が減ってきたが、まだ残存している可能性は十分にあった。
そこまで広い洞窟でもないし、狩り残しがあれば自身の評判を落とす事になりかねない。
ご案内:「セレネルの海」にサハギンの群さんが現れました。
■サハギンの群 > 彼女がその気配に気付いた時には既に手遅れだった。
一本道の暗がりの先に待つのは袋小路。
そうなる様に洞窟を埋め立て、海洋洞窟の海水溜まりを配していたのだから、この結果は必然と言えよう。
ひたひたと濡れた足音で近付くのは暗がりに魚鱗を滑り光らせた猫背の群体。手に手にコーラル質の三又槍を持ち、陸上においても呼吸を可能とする鰓を戦慄かせて得物に近付く魚人達。
その数が2や3であれば狐娘にも抗する余地はあったろうが、20に迫る個体数は淫欲にギラつく双眸の数だけでも獲物に絶望を与えるに十分な物。
「――――ギャッ、ゲッギャッギャッ」
その先頭を行く一体が嘲り笑いともとれる不気味な声音を上げたのは、包囲が完了し、後は獲物を追い詰めるだけという漁の準備が整った事を示す合図でもあった。
■ベル > [部屋移動]
ご案内:「セレネルの海」からベルさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海」からサハギンの群さんが去りました。