2023/01/24 のログ
ご案内:「セレネルの海」にマーシュさんが現れました。
マーシュ > 夜の海。
耳をよぎるのは穏やかさとは真逆の荒々しい冬の風。寄せて返す波音もけして柔らかとはいいがたい音をしている。

身を切る様な寒風が通り抜けてゆく。
風に修道服の裳裾が煽られるのを手で押さえながら歩を進め、海岸線に点々と足跡を残していた。

けして散歩に向くような天候や気候ではないが────、ただ、女は歩いていた。
このような夜中、それも水際に佇むとなると魔物か何かと間違われそうではあるが……さしあたって人陰らしいものは己以外には見えなかった。