2022/08/07 のログ
■ジークフリーダ > 暫く歩を進め、第六感のようなものが働き、脇道に入る。
その奥は広間になっており……
そこに、十匹以上もの浮遊するクラゲの姿があった。
冒険者は喉の奥でうっと唸る。
巣か何かだろうか?
ここで繁殖でもしているのだろうか?
名前も知らないマイナーな魔物である。生態はよく分からない。
とりあえず、駆除しない理由はなかった。
一匹一匹は大して手ごわくもないが、この数ともなるとそれなりに手間だ。
歩合給の仕事ではないこと残念がりながら、冒険者は剣を引き抜く。
そうして、駆除作業はなんだかんだで夜明けまで続くのだった。
ご案内:「セレネルの海」からジークフリーダさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海」にビョルンさんが現れました。
■ビョルン > 休暇を終えよとの報せはなく今日も時間を持て余している。
二束三文で買った釣り竿に疑似餌をつけて海に糸を垂らしている。
一向に糸が引かれる気配はないが、気に留めず。
釣りを始めた頃には拾った襤褸の蝙蝠傘で真上からの日差しを防いでいたが今は太陽も水平線に近く、海からの照り返しがきつい。
■ビョルン > こんな街の外れで遊ぶ暇人もそう居るまいか。
人っ子一人いない廃港を見渡す。
水面の浮はピクリともしない。
そろそろ夕日が雲を真っ赤に照らす頃合いだ。
■ビョルン > 「止めだ」
流石に飽きた。
釣り糸を引き上げて釣竿を地面に置いて立ち上がる。
今日はよく汗をかいた。
良い風呂のある宿にでも行こう。
歩き出してその場を去る。
ご案内:「セレネルの海」からビョルンさんが去りました。