2022/04/28 のログ
ご案内:「セレネルの海」にエズラさんが現れました。
エズラ > 「ずいぶん良い風が吹く季節になったな――」

海辺の砂浜、テントが一つポツンと張られている。
そばには火がおこされ、薪の爆ぜる音が波の音に合間に響く。
空には蒼白い月が昇り、黒々とした海面を僅かばかり照らしている。

暫く戦場から離れていたこともあって、山に川にと野で過ごす日々。
今日は少し趣向を変えて、海のそばへ――とはいえ、舟を繰り出すというのでもなしに、磯釣りを楽しんだり、釣れた魚を焼いたり――
そういう、野外の活動で己の心と肉体を自然の内で研ぎ澄ます、そういう一日を今日も送っていた。

エズラ > やがて夜は更け、波音ばかりが響くように――
ご案内:「セレネルの海」からエズラさんが去りました。