2021/10/10 のログ
ピッチ > ふっと眼を閉じて──
ぐぐっと大きく伸びをした。
別に憚る必要はないのだが、癖で欠伸を噛み殺し。
その分目尻に滲んだものを手の甲で軽く拭ってから、
音もなく身を翻す。
そろそろ部屋に戻り、早朝の出立にそなえて、眠るべく。

ご案内:「セレネルの海」からピッチさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海 海賊アジトの島」にグレイスさんが現れました。
グレイス > 海賊のアジトとなっている名も無き島。
そこがついに王国軍に特定され、攻撃を受けたのは数刻前。
グレイスの指揮するフリゲート艦は停泊していた海賊船を壊滅させ、
同乗していた陸軍部隊の上陸を砲撃によって支援し、
そしてついぞ海賊の拠点は陥落した。火の手があちこちから上がっている。

「他愛も無かったわね、海賊なんて」

艦から降ろした短艇に乗り込み、島の砂浜に上陸するグレイスと水兵達。
まだまだ残党が潜んでいる可能性はあるが、おおよその決着はついたはずだ。
沖には彼女のフリゲートの他、王国の監獄船も停泊し、
縛られた海賊たちがそこに連れていかれていた。

「さて、片が付いたら戦勝祝いのパーティでもしましょうか?
ラム酒ぐらいはあるといいのだけど」

グレイスは部下達に命じて海賊の略奪品が収められているであろう倉庫を開けさせた。
このうち持ち主が明らかな物は返還するが、残りはまぁ、自分の船に積み込んでも問題はないだろう。