2021/09/15 のログ
ご案内:「セレネルの海 巨大な船」に八蛟さんが現れました。
八蛟 > 波打つ海上 風の張る船
帆の角度を幾度もずらし、風を受け止め前進 それを続ける巨大な帆船
何人もの海が近い戦者を乗せたそれは、海賊上り 海街の冒険者 学者に目利きの鑑定士
乗せる者も様々で 大量の食糧 水替わりのエール そして娯楽の赤いレッドラムと共にある

そんな中、図体も大きく姿もどこか、シェンヤンや東の国に依った姿
金髪蛇瞳の八蛟は、船の縁で海を眺めながら自由に過ごしていた
腰には素焼きの横に超えた酒壺を下げ、手には白色金の手綱煙管

三口 四口も吸えば、火口に詰めた刻みの葉は灰となるだろうそれ
図体に合わせた太い手綱を手であやし、口の中で転がした煙を吹かすのではなく
開いた唇から勝手に出ていく、もわりと揺蕩うそれを楽しんで 舌に感じる辛口を味わっている

「―――海の底っていうのに興味を惹かれたけどさ
 物見感覚もいけないね、海の上は船仕事ばかりじゃないか。」

珍百景 海の怪物 そんなものを目当てに金棒一つ引っ提げて乗り込んだ八蛟
しかし頼まれることといえば、重くなった舵を廻す 所定で錨を下ろす際の巻き上げ作業など
力仕事ばかりがやってくる クラーケンや海の魔物が入り込んでくるというものも
鬼の身としては楽しみにしていた一つながら、それはまだない

どうせなら、この船の大きさに惹かれた海賊の一つや二つでも、面白い

色も闘争も好む鬼とはいえ、何事もなければ手元の煙管と、時折振舞われる船上酒
赤い赤いラムの満ちた杯を傾けるのが彩るところだろうか。