2021/05/07 のログ
ご案内:「セレネルの海」にエズラさんが現れました。
■エズラ > セレネルの海を望む海岸に、小さなテントが張られている。
焚き火の明かりに照らされているのは、流木の上に腰かける男。
火のそばには串に刺さった魚が、香ばしい薫りを漂わせている。
「……~♪」
鼻歌は、戦場で明日なき傭兵稼業の者達の間に歌い継がれたもの。
時折薪の爆ぜる音と、ゆきてはかえる波の音の中、どこを見るでもなく、歌い続ける――
■エズラ > やがて歌もやみ、火も消えて――周囲には星明かりのみが残った。
男の視線は黒々とした波間の向こうをしばらくの間眺めていたが――程なくしてテントの中へ消えた。
ご案内:「セレネルの海」からエズラさんが去りました。