2021/01/14 のログ
ご案内:「セレネルの海「砂浜」 」にケンさんが現れました。
ケン > 洞窟内の調査依頼と、魔物の間引きを終え、そのまま街にかえるよりかはと、砂浜をぶらつく男。

ザザァ─ザザァ─と鳴る波の音に、風にはためく自身のマントが立てるぱたぱたという音いずれも男の心を落ち着かせるとともに僅かな寂寞感も感じるのは広い砂浜に一人立っているからか…。

男の瞳に映るのは穏やかな海ながらも、月明かりによって寄せては返り、うねる海面。水平線から上にかけては宝石箱をちりばめたように幾つもの小さな星の光が瞬いている。

「風は冷たいけど綺麗なもんだねぇ。 やっぱり空気が澄んでると星も綺麗に見える。」

ぽつりと溢す呟きは白い雲を生むも、海から吹く風に呟きと共に背後へと散らされていく。

ケン > 「どうせならここで少し休んでいくか。」

マントから手を出し自身の顎を摩ってから、ふむ、と小さく呟き、発したひとり言。
男は腰ベルトにぶら下げたポーチから平たく中央部が僅かに凹ませた石を取り出し置いてから、風よけの衝立を立て乾いた薪を並べ、その下に着火剤になるおが屑を設置していく。

指先で魔法の炎を生みおが屑に火を移す。
程なくして火は炎となり朧げな青い月の光の中に穏やかなオレンジ色の明かりを作る。
不思議とその揺らめく炎を見るだけでほんの少し暖かくなる気がする。

男はその即席の焚き火の傍に腰を下ろし、水の入った薬缶を取り出し炎の上に。

ケン > 火にくべた薬缶はほどなくしてポコポコと音を立て白い蒸気がカタカタと揺れる蓋の隙間から噴き出すのを男は静かに見つめ。
沸騰した湯をガラス製のティーポットに注ぎ、暖めてから其れを一度棄て、茶葉を入れてから再度熱湯をポットに注いでいく。
ガラスのポットの中で茶葉はゆらゆらと踊る様を静かに眺める男。

ケン > 温めたカップに紅茶を注ぎ香りを楽しんでから、スキットルの蓋を開けブランデーをたっぷり。
其れを口元に運び、ふと紅茶の表面を吹き、軽く冷ましてからカップに口をつけ一口。
少し甘味が欲しくなったので、串とマシュマロを取り出し、薪が作る炎から少し離してあぶり始める。