2020/10/10 のログ
ご案内:「セレネルの海」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 強すぎぬ潮風と波音のリズムが心地よい浜辺。
その砂浜には屋外用のテントが設置されていて、浜辺とテントをせわしなく行ったり来たりする裸の子供の姿がちらほらと見える。
小さな薬師は普段愛用している大きめサイズの桃色シャツを砂浜に脱ぎ捨て、海へと潜っていた。
街中や野原では採取できない、薬の素材になり得るものを採取しにきた、海辺キャンプの日。
「ふふーっ…大漁、たいりょう! ええと、これはお薬にできるし、
これは、干して砕けば毒にもつかえるし…」
砂浜へと上がってくれば、両手には奇妙な色合いの貝殻やナマコやヒトデや海藻の類がどっさり。
それらを選別し、両手で持ちきれなくなるまで収集し、
テントの中の保存用の瓶に収納しては、また海へと繰り出す。
そこそこに希少な品々が手に入ったが、もっとレアな…
あるいは未知の素材はないものかと目を光らせて。
ざぶざぶと波に太ももまで浸らせながら、じぃー…と海中の揺れる波のや砂の動きにまぎれて、面白いものがないかを探している。
傍目には、海に馴染んだ裸の子供が、
貝拾いや游泳でもして遊んでいるようにしか見えないだろう。
ご案内:「セレネルの海」からタン・フィールさんが去りました。